そーいや、時間がややできてきた。
ムスメが良い子でよく寝てくれるからだ。ありがたいことです。
この後、第二子出産で時間という時間は吹っ飛ぶだろう。この機会になんかやっておきたいなー、と思ったら、「古典文学を読む」ということに思い至った。
私、活字を読むのは好きだったのに、10年くらい全然読んでないもんな〜

縛りはKindle、できれば無料。そして、選択が面倒なので作家読みする。
更に、気持ちが落ちたい訳ではないのでしんどいものは読まない方向。太宰治を連続で読んで子育てとかできないじゃない?
で、読んだ内容を簡単でいいから雑なアウトプット。忘れるんだよ、読むの早い分。


というわけで、早速読んだのが「羅生門」。昔読んだ覚えあるな。芥川龍之介の短編である。ストーリーはググってもらった方が詳しく出るだろう。



久々の活字を読んでみたら、


読みやすいじゃないか!


人間のエゴイズムを表したという本作、噂に違わない身勝手な展開に焦りを禁じ得ない。あまりに自己中な理論が彼の頭の中で脳内会議されているのを眺めていると、こいつみたいなヤツがなんか犯罪起こした後にテレビで「あー、あの人ぉ・・・普段は穏やかだったけど、確かにたまにいきなり変なところで切れることがあったかも」なーんて言われているのだろうな。
ニキビがあるって言ってるから若いんだろう。キレる若者だ。昔からいたんだなー

陰惨な羅生門の風景と、下人の脳内会議の実況が明瞭な文章でわかりやすい(一瞬、羅生門のハシゴを登るシーンで混乱する部分もあったけれど)。自分本位な彼に、いつか幸あれ。てかあーいう考え方やめないと多分疲れるぞー


古典がこんな感じであるなら、もっとスラスラ楽しく読めるなあ。うん、色々読んでみよっと。