ここに・・・
ズボンを中途半端に下ろし、パンツを半分出して、さらにズボンの右脚がずり上がって力なく倒れ込んでいる後期妊婦の姿がある。
妊婦は他に着衣の乱れもなく、血痕等も無い。なぜなら死んでないからだ。
ただし、死んだようにピクリとも動かない・・・
ある日の私である。
それはやたら水を飲んでしまった日に起こった。「お茶を入れたけど余っちゃった、飲んじゃおう」から始まり、「眠くてたまらない!今日だけブラックコーヒー一気飲み!」や「季節外れに暑いじゃないか。。お水飲もう」など、本当にいろんなことが重なり、ついつい水分を摂りすぎてしまった。
そうなると怖いのは足のつりである。水飲みすぎてむくめばつる、このサイクルを妊娠中何度繰り返してきたことであろうか。
しかし、最近の私はその予防として、メディキュット(昼用)を24時間つけているという対策を打っている。それ以降足がつることはないので、今回もきっとなんとかなるだろうと思っていた。
ならなかった。
夜半、ムスメも夫も寝静まった頃それは始まった。
話はちょっと逸れるが、私は足がつるということを妊娠して初めて経験した。アレ痛いもんですね。そんで、予兆があるの。これ説明するの難しいんだけど、夜熟睡している最中、つる足に「ビシビシ走って」くる。なんなんだろう、筋肉が蛇が歩くよーに蠕動運動してくるというか。筋肉がふくらはぎ上部から下部にかけて波打つ感じだ(こうとしか表現できない!)。
その不吉な感触に目が覚めれば、もう足がビッキーン!とつっている。
いったたたたたたた!!!
そこからのたうち回りタイムだ。もー痛くて痛くて小さく声も出れば足を伸ばしたいのにお腹が邪魔で伸ばせなくて、はたから見れば何がしたいのか分からない動きを延々していると思う。
で、先日に関しては、足がつった上に体力も尽きていた。深夜だからねえ・・・まずやりたかったのは、ちょっとキツめの五本指ソックスを脱ぎたかったこと。そして寝ている間に少し上にズレてしまった着圧ソックスを直し、その上で足の親指を引っ張って筋を伸ばす、ということだったのだが、
できなかった。。
足のつりはしばし(体感としては10分くらいなのかなあ)で収まった。しかし私は、強力すぎる着圧ソックスをズラす事も、ピッチリフィットの五本指ソックスを脱ぐ事もできず、冒頭の死体となったのである。
実際、妊婦生活もあと1ヶ月半位となった。もうこの胎動を感じないかと思うとさみしい反面、ものすごく楽しみでもある。
着圧ソックス・・・ぜーんぶ捨ててやるっ!!!