プリミティブナイト | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

雨上がりの 夕暮れ時から
 
ざわついた 太陽の気持ちを 考えて
 
忘れていた 甘ったるい チョコレートの 
 
言葉を 思い出して 目覚めた
 
描きかけていた トラの夢に
 
俺は 興奮して タバコの 煙で 目を焦がした
 
それから 真夏の キャンバスは 黄ばんでいた
 
それから 真冬の キャンバスは 黄ばんでいた
 
プラチナの 十字路に 恐怖を 感じて
 
俺は いつも 泣いている
 
何重にも 重ねられた チリ紙の中で
 
俺は 震えている
 
自由に 飛んでいくことのできる 夜
 
自由に 笑っていられる時間
 
俺は 知らない人たちに 両手を 広げられて
 
俺は 見えない人たちに 両手を 掲げられて
 
それから 真夏の キャンバスは 死んでいった
 
それから 真冬の キャンバスは 死んでいった
 
俺は 踊り続けている 原始的な 夜を 巻き添えにして
 
俺は はしゃぎ続けている 原始的な 朝を 蹴とばして きっと
 
 

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