オルガンとバイオリンのような悲しさ | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

白く塗られた壁 


宇宙のように 熟れた果物


尖った石ころが 空に浮いている


オルガンとバイオリンのような 悲しさ


仮面を被った 花畑


狂った ミルクの言い訳と


足を探し続ける 動物の親子


オルガンとバイオリンのような 悲しさ


ひどく痛んだ 桟橋に


鱗を無くした マーメード


行く当ての無い 旅人と 


重たい荷車の 音色は


オルガンとバイオリンのような 悲しさ


春を待てない 鳥達と


春をワスレタ 人達の


膨らませた 風船が 


今日も どこかで 飛んでいる


誰も 思い出せない


オルガンとバイオリンのような 悲しさ




にほんブログ村