同化 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

メタリックな未来に 恋をした女神を知っている


永遠に塞がらない 傷口の錆びついた才能


キャンディーを舐めながら 空を見上げる


少年の眼は 白色のままで 変わらないでいる


過ぎていく時間を 砂漠の真ん中に 置き去りにして


俺は 誰も望んでいない 街に足を踏み入れる


ピストルは 花束のように鮮やかで


銃口は アナタのように 俺を見つめている


コンクリートの味を覚える 地獄のような光景を描いてしまう


線で引いただけの 薄っぺらなQ&Aが 酸素と同化して見える


雨の中で オレンジ色した 幼い頃遊んでいた 人形が死んでいる気がした


夢の中で 本当の人々の 真っ黒な声が 脳裏に突き刺さる 弾丸


犬のように 気配を消しながら生きる夜に



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