造園 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

羊飼いの悲しみを 


造られたストロボが包み込む


永く生き延びている ブロンドの魂


錆びついたリンゴからは


齧りかけのハーモニカ


神の存在を知らない 異邦人達は


伝説を喰い散らかしている


萎れたジャスミン茶は


ひっそりとゴミ箱の中で眠る


机には いつも 排気ガスが積もる


弾かれた波の中で 沈む金魚


ルールの無い 痛み


定められた自由


凍りついた路面電車は


街のスープに濁って 溶け始める


眼には映らない 造園でかくれんぼ


土砂降りの日 俺達は 心の谷底で会おう




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