黒猫 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

午前3時の トイレはいつも0度


冷めきった唇は いつも個人


広がらない世界に ガソリンを撒く


毎回 俺の役目だろう


ウスターソースが 湿度の中で笑う


善悪の中を 通り過ぎるサル


空気で膨らませた ボールは跳ねる


ピンクの鬼を 追いかける


さかのぼる エスカレーターは幼少期へ


アサガオの咲いている へその緒に水分を


黒っぽい猫に 見つからないように


テレビの台の下で 隠れていよう


マントヒヒの毛で造った カーテンの裏で


使い古した いくつもの影の死骸を見た


悲しい音色は ラッパと共に 空へ投げた


歯ブラシの 呼ぶ声が聞こえてきて


俺は すぐさま 寝たフリをした


キャラメルと踊り出す夢 飛び出す


痛みを堪えて キャラバンと旅をする


ロバのにおいが 風を飛び越える時


ペテン師の 首がつながる


黒猫の 朝がはじまる




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