月曜日 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

ナポレオンの 死骸を妄想


がんじがらめの 悪寒の中で


べートーベンの ボリュームはいつも最大


サングラスから覗く 調べのリズムはぶれている


タマゴの中で まだ眠る森へ行ってみる


キノコの側には ニワトリが数羽


未来の話を繰り返している


プディングに成り代わる 運命にスプーンを刺す


沸き溢れる生命 新しい言葉のゾンビ


補足道路の行く先を 旅人に尋ねる


旅人は 何も答えず 首を二度 横に振った


俺は 何も言わず にっこり微笑んだ


だから 俺は 押入れの中に住んでいる


汚れぬ空気 未完成の湿気 未開発のボリューム


ここは 誰も知らない部屋 


窓ガラスの向こうの 争いも気にならない


初めて泣いた 月曜日の朝に





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