ピクニック | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

まだ 星が夜空に輝くことを 知らなかった頃


朝早くから 空ばかり見上げていた


風にからまった あくびと


輪廻の鼓膜に 脊髄が殺られてしまった


ボクは ぷかぷか浮かぶ


まるで クラゲみたいだろ


ボクは ぷかぷか揺れる


まるで タバコの煙みたいだろ


しゃがれた声が 遠くの広場で 鳴っている


悲しみのメモリー 嬉しさのメロディー


だれからも 横目で見られているけど


キミは 自分を信じて ピンクの服を着る


歌になびく ブロンドの毛


モンブランの迷路に 迷い込んでしまった


大変だけれども 心配はいらない


キミと手をつないで 進んでみよう


命がけの ピクニック気分


キミが 遠くへ行ってしまうと聞いた時


ボクは 涙がこぼれた


初めて 涙がこぼれた


ポケットから はみ出した温もりを


少しだけ見せてあげようか?


アイスクリームの頂上は 冷たく寒い時代


キミとの 言葉も忘れ 


キミとの 思い出も固まって


やがて キミの存在も 薄れていくんだね


草食系動物のような 姿に


肉食系動物のような 影だけ映して


これからは いつも命がけのピクニック気分


遠くで 何かが呼んでいる気がする


命がけのピクニック気分を



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