敗北者 | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

ヴァージニアみたいな洞窟


月の明かりだけを頼りに


無駄な狙撃手を 片手に


オレは プラモデルみたいなサイズ


散歩道の途中に 邪魔をするサイレン


オマエは すぐ近くにいるというのに


消耗できない エネルギー


残るものは 歯科の痛みと


血まみれの富士山


カバンの中からは 裸のオマエ


空からは 空想の毛糸


無機質な 温もりは 今日も透明


マイクロフォンの図書館


太陽は ファイヤー


誘惑の歓喜 失望の寒気


戦えないもの オレは敗北者


見えない敵に オレは敗北者


リズミカルに沈み行く


進めないもの オマエは敗北者


眠れない朝に オマエは敗北者







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