くたばるだけの ヴィンテージ
傷つくだけの ヴィンテージ
忘れていくだけの ヴィンテージ
床にこぼれ落ちる ヴィンテージ
遠回りするために ヴィンテージ
ジャングルの奥深くで
花の香りを 楽しむ側で
未来を見据えた 言葉の裏で
車のエンジンの 麓で
銃口を向けられた 明日に
今 オレは 荒野
新しく作られていく 文明に
攻撃的な合図
生きているだけの ヴィンテージ
砂に埋もれた ヴィンテージ
ヒマワリ畑では ヴィンテージ
昨日の浜辺でも ヴィンテージ
また いつもの様に ヴィンテージ
ジンクスの 息の近くで
蜜の味を 慎む隅で
空席を 潰していく 人々の破片で
アニメーションの人生に
苛立ちを 教えられた 少年は
今 オレと 荒野
消えていってしまいそうな 情熱に
攻撃的な メルヘン
寂しがるだけの ヴィンテージ
夕暮れを見上げて ヴィンテージ
瞳を閉じていくだけの ヴィンテージ
瞬間の終わりは ヴィンテージ
運命を決めていくのは ヴィンテージ