ヴィンテージ | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

くたばるだけの ヴィンテージ


傷つくだけの ヴィンテージ


忘れていくだけの ヴィンテージ


床にこぼれ落ちる ヴィンテージ


遠回りするために ヴィンテージ


ジャングルの奥深くで


花の香りを 楽しむ側で


未来を見据えた 言葉の裏で


車のエンジンの 麓で


銃口を向けられた 明日に


今 オレは 荒野


新しく作られていく 文明に


攻撃的な合図


生きているだけの ヴィンテージ


砂に埋もれた ヴィンテージ


ヒマワリ畑では ヴィンテージ


昨日の浜辺でも ヴィンテージ


また いつもの様に ヴィンテージ


ジンクスの 息の近くで


蜜の味を 慎む隅で


空席を 潰していく 人々の破片で


アニメーションの人生に


苛立ちを 教えられた 少年は


今 オレと 荒野


消えていってしまいそうな 情熱に


攻撃的な メルヘン


寂しがるだけの ヴィンテージ


夕暮れを見上げて ヴィンテージ


瞳を閉じていくだけの ヴィンテージ


瞬間の終わりは ヴィンテージ


運命を決めていくのは ヴィンテージ




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