スポーツ | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

一つ目は ボクサー


大地を 照らし続ける月


クルーに 構えてみても


陰気な夜に 包まれていく


リンゴの落ちる音に 殺されかけて


二つ目は レスラー


作られた 雪の中を 走り続ける雨


ナイロビ南部で 今日も爆音


教わり続ける バスに乗って


流れ行く 空気と荒地に放たれて


三つ目は バッター


忘れていた 食べ方を 思い出す風


パスタの芯に 喉を絞められ


陽気な朝に 消えていく


公園の 静けさに 我を失い発狂