スルー | 今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

今永ぴっとの詩集「俺、猿とメルヘンの旅支度」

詩唄いが、伝説の「猿の種」を探す,旅の途中に綴る詩
~ノーフューチャーな森へ好んで、歩み出す~

雲の上から スルー

神の言葉を スルー


汗をかいていた サボテンが

風邪をこじらせ 汚れていく


痩せ細っていく 小鹿が

誰が 家族を殺したのかを聞く


矢印の奥には

枯れ葉の中では

分かり合えない 合意


雲の側から スルー

神の側から スルー


壊れかけていた 現実を

取り戻したくて 潮干狩り


遠くで輝く 星達が

誰が 宇宙を創ったのかを問う


真実の奥には

情熱の中では

調べられない 殺意