前回は「姿勢」について書きました。
今回は続き。
良くない習慣は「癖」になり、ひどい時は体調不良に繋がる…そんな経験談です。
私は中学生の時から、胃薬を飲んでいました。
それはずーっと続き、指導者になってから、より一層ひどくなりました。
そんなものですから、私は自分を長らく「繊細だ」と思い込んでいました。
胃痛が特にひどくなるのは発表会前や大きな本番の前。
発表会時は全員が譜読みが終わるまで、胃のキリキリが続くので、お粥を食べる毎日です。
「病院に行け」
と言われ続けましたが
「胃潰瘍と言われるのでは?」
などと、勝手に想像しては
「発表会前(又は本番前)に入院は出来ない。終わったら胃カメラを飲みに行こう」
と考えていました。
毎回、共通するのは
「生徒さんの譜読みが終わると、不調は消える」
「本番が終わると消える」
ということ。
そのため「精神的なものだろう」と、自己判断していました。
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(指導者としての)発表会が10回をこえた頃、疑問が出てきました。
「若い頃と違い、精神的に強くなっている。
ストレスなわけではないと思う。何故、胃が痛いのだろう」
思い切って胃カメラでみていただくことにしました。
お医者さんに伝えます。
「自分の本番前と生徒さんの発表会の時に胃が痛くなります」
胃の映像を見ながら、お医者さんが首を傾げておっしゃいます。
「綺麗な胃だなあ」と。
しばらくして
「ああ、分かった」
ここまで読んで、もう分かったと思います。
発表会前の譜読み指導時→低学年の生徒さんの視線に合わせて、小さくなって(背中を丸めて)レッスンするため、胃の付近に力が入っている。
弾き方のレッスンに移行すると、丸まって教えないので復調する。
大きい本番前→背中を少し丸めて弾く箇所が絶対にある。
部分練習が数時間続くため、胃の入り口付近に力が入り続けている。
そのため「逆流性胃炎のような症状になっている」ということでした。
「胃は綺麗なので、薬は出しません」
お医者さんからの処方は
「練習後に、伸びましょう」でした。
それ以来、大丈夫になりました。
丸くなって弾く箇所は
胃のあたりに力をいれるのではなく
背中の意識で弾くことに変えました。
長く続いてきた不調が、姿勢によるものだとは思いもしませんでした。
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他に、よくあること。
肩こりがひどくなる時は下半身を使わないで、上半身に頼っている時です。
だからレッスンで「足!」も指導します。
そもそも、足を組んでいたり、ブラブラしていたら、あんな大きい楽器であるピアノの音なんて、出せるわけがないのは理解できますよね。
基本の姿勢は本当に大切です。
基本の指の形も然り。


