発表会と違い、ほとんどのコンクールは、リハーサルが、ありません。


そんなわけで、緊張させるため、コンクールごっこをしました。(もう一人の生徒さんは、レッスン時間帯が全く違い、一緒にできません。そのため、前のコマの、コンクール経験者のお姉さんに緊張レッスンを付き合ってもらっています)

今日は、ついてきてくださったご家族に外で待っていただきました。

せっかくついてきてくださったのに心苦しかったのですが、子どもたちだけでなければならない理由があったのです。

それは、以前、理恵コーチから教えていただいた緊張対策の方法を試すため。

全くお会いしたことのない大人がいると、子どもたちは「おりこうさん」なことしか言わないか、口をつぐんでしまいます。


本番直前に
「大人を意識したおりこうさん」の言葉を求めてはいませんので、
私と生徒さんだけに、させていただきました。

ご協力ありがとうございました。


「さて、問題です。コンクールでは、何回ひけますか?1回?2回?3回?」

全員が、声をそろえて答えます。「1回!」

「そうだね、2回目はないから、1回目に自分のすてきなところが全部出るように。待ってるあいだは、作戦を立てるんだよ。

あとね、これは、課題曲のコンクールだから、コースが同じだと、みんな同じ曲なの。

だから、課題曲のコンクールの時は、同じコースの、他の人の演奏は聞かないで。つられないように。
他の人の真似をするのではなく、練習したことを出せればいいの」

「『聞かない』って、耳をふさいでたらいい?」

「まあ、それでもいいけど、それより、心の中で曲を歌ってたり、作戦立ててたりするといいよ」


さて、本番。(…のつもり)

「はい、今のは自分では何点だと思う?」

みんなで、自己採点。

「うん、じゃあ、点数を上げるためには、今の演奏のどこを直せばいいんだろう?」

それぞれ、演奏のポイントを言語化しました。

「じゃあね、本番は二回目はないけど、今日は二回弾きます。今作った、自分の作戦を思い出して弾こう」

二回目の本番(…のつもり)。


作戦を立てて弾いた方が、ずっと良さが出ました。

「今のは、自分で何点だと思う?」

みんな、一回目より点数が上がりました。

「本番に向けての作戦」の出来上がりです。


「3ヶ月弱、頑張ってきました。でも一番頑張るのはいつ?」

「本番!」


というわけで、緊張レッスンが、終わりました。












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