またコンクールの季節がやってきました。

今年も、コンクールに出る生徒さんには、細かい注意事項を渡しています。

この注意事項は、他人や書物から教えてもらったものではなく、
小学校~高校時代のコンクールで、私自身が、実際にしでかした失敗から作ったもの。

時間も費用も、たっぷりかけて経験した物なので、コンクールに挑戦する人にだけ、教えることにしています。


今年も、ご家庭の多大なるご協力、ありがとうございます。

コンクールは、発表会とは違い、点数が出ます。

コンクールに出る前は
「うちは、多くをのぞみませんから」と言っていても、

実際にその場に身をおくと、結果ばかりに、囚われてしまうご家庭も、あります。


コンクールは「結果」も、重要ではあります。

結果により、周りの評価が変わるのも、私自身、経験してきたことです。

ただ、それは、その日1日だけのものです。

賞をいただいて、ますますうまくなった人。
いただいたことにより、自惚れて練習しなくなり、周りにどんどん追い抜かれていった人。

賞をいただけなくて、ふてくされた人。
いただけなくて「私も(ぼくも)うまくなりたい!」と、レッスンを受ける態度が変わり、次の年には、リベンジを果たした人。


「結果」も大切、「過程」も大切。

そして「経験をどう生かすか」の「それから」が、一番大切と思います。