ある生徒さんが、お母さまと一緒に、ご挨拶にきてくれました。

お手紙と、色彩豊かな絵!

ドレス姿の生徒さんに、グランドピアノ。

グランドピアノは、演奏者から見た形で描かれています。(本番は、黒鍵が、迫ってくるように見えるのです)

ステージ上で「彼女自身が経験したこと」が、描かれていました。

「堂々としていたなぁ」と感じていたのですが、こんなにハッキリと、周りをとらえていたのですね。


お子さんは、大人が思うよりずっと、

沢山のことを見て、聴いて、感じて「自分の栄養」に、しているのでしょうね。



また
「心がこもった発表会でしたね」と、お言葉をかけていただき「やってよかった」と思えました。

「伝えよう」としても、受け止めてくれる方がいないと、表現は、成り立たないです。

「受け止めてくれた方がいる」のが、幸せです。


そして、いただいた絵の中で、
わたしにも、ドレスを着せてくれていたことに、ほろりとしました。


本当は、ドレスも、舞台用のキラキラのアクセサリーも、準備していました。

でも予想以上にバタバタしていて、着替えることが出来ませんでした。


発表会は、生徒さんが主役。

優先順位は「講師演奏」より「生徒さんの演奏」が上です。


そうとは言え

「『お客様に失礼にならないように。そして、自分の演奏を演出するためにも衣装は、大切だ』と何度も言ってきたのに、裏方の時と、同じ衣装で出てしまった…」

という、どんよりした気持ちが、ありました。


生徒さんが、私に着せてくれたドレスは、ちょうど、用意していた物と、同じ色でした。

○ちゃん、絵の中で、きれいにしてくれて、ありがとう。