Kちゃん、近畿地区本選で、フリューゲル賞をいただき、全国大会への切符を手にしました。

おめでとうございます!

先日の横浜で受けた生徒さん方もそうですが、
大阪という、完全アウェイな土地で、よく頑張ったと思います。


ピアノ演奏は、身体全体を使いますが、最終的に音を出すのは「指」という、繊細な場所。

ですから体調管理、メンタルの管理も、大切。
遠い場所でのコンクールは、そこの調整が難しいです。

演奏だけでなく、そういう面も含め、細心の注意をはらい、本番に挑んむことが出来たのでしょう。


過去、ソロのコンクールでも、メダルをいただいたことがある生徒さんです。

今回、その「良い状態の時」に感じた「彼女の音楽面での良さ」が出ている仕上がりでした。

「レッスン通りに弾けば、入るんじゃないかな?」と予想はしていましたが、結果を聞き、ほっとしました。


弾いたのは、彼女ですから、彼女の力です。

ですが、ご家族のサポートがあってこそです。

その生徒さんは、移動中の車の中で食事をすませてレッスンに来ています。

また、寒い時はカイロを持ち、レッスン開始と同時に、すぐに手が動くように準備してきます。


先日のレッスンで、彼女と会話していて気づいたのですが、

コンクール前、ご両親が、かなりメンタル面のフォローをしていてくださったようです。

お父様が「緊張しちゃうかな」と、共感し、寄り添っていてくれたよう。

そして「一人より、アンサンブルの方が緊張しない」「どんなことも『経験』だよ」と
言ってくださったのが、お母様だそうです。

「共感」だけでなく「目線を上に上げさせる」…さすが、見事なコンビプレイ。


そして、技術指導・表現指導に関しては、私にお任せくださいました。
そこが重要で、ありがたかったです。(何故重要なのかは、また後日)


彼女の「今回の結果」は、嬉しかったですし、良かったと思います。

でも「結果」だけでなく「過程」と「レッスンに対する姿勢」に、拍手を送りたいと思います。