
Tip Tap の公演にしては、(失礼な言い方ですけど)、すごい配役で、結構大きな劇場での初演。
この劇場の椅子は、最近のシネコンの椅子で、すごく座りやすいですね。
ドリンクホルダーが付いているけど、舞台公演では、まさかコーラを置くわけにもいかないですから、ちょっと場違いなお飾りです。
物語は、余命宣告を受けた映画監督の葛藤の物語。
それを支える奥様と、ご両親。
命の終末を迎えるこの監督の最後の映画にすべく、ドキュメンタリータッチの映画を秘密裏に創っていくというもの。
直前の撮影原義に奥様がカメラを持ち込んで撮影するときの言い訳。
ご両親特にお父様がお前(監督)の映画は観たことがないと言いながら、すべて観ていて、
「関係はしているけどこれはお前の映画じゃなく、本当のお前の映画を見せろ」と。叱咤激励をする場面は泣けましたね。
この最後の映画では、インタビュー形式で物語を構成すということになっていて、
ラストシーンの奥様の「カット」と、撮影完了の合図がすべてを物語っていました。
舞台袖にその時に出番のない俳優さんたちが座っており、影コーラスの際には、歌っているところが見られて、楽しく観られました。
フィナーレの歌唱では、一部のフレーズを各演者が、目立つように歌っていたのが良かったです。
リコちゃん(北川理恵さん)の歌声がよく聞こえました。映画撮影時のメイクさん、産婦人科の女医さんこのシーンを間近で観られてよかったです。
いつものことながら、よく泣けました。(これが健康にもいいそうですよ)
劇場に飾ってあった出演者のサイン入りのポスターです。
