今年も、狂犬病の予防の集合注射を無事終了しています。
コロナウイルス感染症の影響で、中止になった自治体もありますが、奈良県は比較的接種頭数も少なく、
密になることなく、注射が可能となっています。
それにしても、狂犬病って日本で発症ないのに、、、、なぜ、注射するの?って話。
よくありますよね。
そりゃぁ、法律だから・・・。
でしょうね。これ(予防接種で、国内に入ってきた場合の、、、)で、防げるかどうか?
うん。やったことないので、わかりませんけど、まぁ、やっておく方がいいのでしょう。
かつては、狂犬病からの生存者って数人だったのが、今は、10%程度は生き残れるのかもしれないっていわれてますけど、
そんなの怖すぎますよね。
でね、フィリピンに狂犬病の現状とか見るのに、行ってみたことがあるんです。
マニラとか、地方の都市とか、、、ね。
あ~、なんとなく、狂犬病がなくならないのわかるなぁ。。。って思うんです。
これ、話せば長くなるので、、、、また今度。1度ラジオでしゃべってみたけど、30分くらい盛り上がれます。
やっぱり、日本が狂犬病をなくせたのって、いい意味でも悪い意味でも徹底した感染動物の排除とワクチン接種があったからない?
そう思うんです。だから、狂犬病の集合注射には行くの?っていわれたら、それはちょっと違うんですけどね。
あのね、田舎の狂犬病の集合注射は、数も少なくて、地元のイベントみたいな感じ。
動物病院がない自治体では、年に数回の獣医さん。そりゃぁ、珍しいです。
30分の担当時間で5頭の接種とかならすぐに終わる。
んで、そこの人たちと話をしていたり、動物相談をしていたりします。
そういう意味で、山間部の犬にとっては、年に一度獣医師の目に触れる機会。
だから、相談も乗ります。まぁ、あんまり医療相談乗るのは良くないそうなんですけどね。でも、楽しいし、互いに話をしたいし、まぁいいじゃないですか・・・。
そういえば、狂犬病の集合注射で、市町村に登録する理由知ってます?
狂犬病のウイルスへの感染症が出たら、そのデータを元に対策も考えられるんですよね。
ほら、人間でもホテルに宿泊したら宿泊者台帳みたいなのフロントで書きますよね?あれも、そういう意味なんですって。感染症が出たら後で追えるようにって。
そんな犬の狂犬病の注射登録とか飼い犬登録、もう50年もそのデータを活かしてないじゃん!
え?そう?
これ、この数字を元に、自治体の災害時の避難計画作成にも役に立ってます。
ある数字は役に立てなきゃね。
あ、だいぶ感染症の話からずれてますね。
まぁ、今日は、この辺で。
さて、診療してきますね。
獣医師って、スゴく自分には適した職種だなぁって思ってます。
無償で犬触れるし、飼い主さんと談笑できるし。では、また。