腫瘍治療も犬や猫でもどんどん進化してきました。
目に見えない大きさのカプセルの中に抗がん剤や免疫賦活か剤を注入して、静脈から投与して、
その後レーザーにより、そのカプセルを壊すことで、腫瘍に対して大きなダメージを与える治療とか、、、
たとえばこんな感じ。
目の奥にできた腫瘍で、もう取れませんって症例。
右目の奥に2cmほどの腫瘍で、眼球を押し出そうとしています。
これが、2週間の、こういった治療で・・・・。
超音波検査で腫瘍を確認したら、縮小。
こういった治療もできるようになりました。
半導体レーザーの装置の出力とかをコントロールすることで、こんな治療もできます。
この分野では、色々と講師をしてますし、多方面でも論文はいくつか出してますが、ついに、人の医学の方の論文についても審査する側に回ることになりました。まだまだ自分は、、、と思っていましたが、こうやって論文を審査する側に回ると、本当にもっとさらに勉強しなくては!と思ってしまいますね。獣医学の分野から、人医学への応用というのは珍しくありません。しかし、きちんと審査しないと、その論文が世界に出ていきます。
そしてそれがいい論文であればどんどん情報が出ていき、そして医学の進歩につながります。
一方、、、そう、記憶に新しいのでは、STAP細胞の話ですね。
あぁ言うことになります。査読者というのは実はボランティアで、報酬はありません。
しかし、重要な仕事です。
最初の論文。見ました。厳しい意見を書いてしまいましたが、将来を考えれば、必要なことだと思っています。
さぁ、獣医学領域でもレーザーを使った腫瘍縮小・・・。
注射して、ちょっとレーザーで治療できる。。。って思って、レザフィリンとか言う薬の仕入れ値を調べました。
びっくりですね。40万弱。
えーっと、20kgほどの犬であれば、30万ほどで投与できます。
ごめん、それなら、切れるなら切るわ・・・。って感じになりますね。
でも、やれと言われたらやります。
きっと、そんな依頼は来ないのでしょうね。
確実に獣医学にも進歩の足音は来ています。
それについて行けるように、しっかりとがんばります。
ご相談は、当院まで。。。。