場所は、済州島。
家族で会いに行ったこともある。
メイセイオペラが霧の向こうから歩いてきた瞬間から涙が止まらなかった。
もう一度会いに行こうと考えていた矢先の出来事だった。
メイセイオペラに出会ったのは大学時代。
青森にある北里大学に通っていた。田舎の大学でね。娯楽なかったんです。
岩手競馬まで片道2時間かけて通った。
メイセイオペラの前には、トウケイニセイっていう、ものすごい名馬がいた。
とにかく、よく岩手競馬には行ってた。
1999年のフェブラリーステークス。
正直震えた。
獣医師国家試験前の2000年のフェブラリーステークスは、負けたのを見て泣いた。
大学卒業後は、東京大学で研究生をしていた。引退式に、夜行列車で駆け付けた。
その写真が出てきた。昔懐かしのネガ・・・。スクリーンに出た文字を撮影している。
思い出したら泣ける。
次の日の診療があるので、最終のバスに乗って帰った。
いくつかの写真を紹介しようと思う。
北上川大賞典のパドックでの一枚。
そして、引退式の一枚。
思い出しても泣ける。
写真を携帯で撮ったものだから、ちょっと違和感あるけど、ごめんなさい。
本当に、自分の青春時代に、田舎から東京へ行って戦った。
そんな姿と被った。
最後に、済州島に行った時の一枚。
牧場長さんと奥さんと私での一枚。
このゼッケンは、実は、私の私物。
家族で、チェジュに行った。
こんなところまで、、、、と思われたかもしれないが、その牧場で運命の出会いもあった。
地方競馬の全競馬場で実況実績のある「蘇武直人」さんと出会った。
蘇武さんは、メイセイオペラ産駒の「ジュリア」の共同馬主だった。
以降毎年一度は必ず一緒に酒を飲む。そんな縁をつないでくれたのもメイセイオペラだった。
今年も、メイセイオペラは3頭に種付けをしたようだ。
これが最後になる。
そろそろ私も、過去に縛られないで、強く生きる時なのかもしれない。
私の人生に大きな影響を与えたメイセイオペラは、これからも私の中で生き続ける。