困っている人がいたら

 

何とかしてあげたいと思う。

 

助けたいと思う。

 

 

でも

 

 

何がその人にとっての一番良い「助け」なのか

 

ふと思ったことを書きたいと思います。

 

 

ただごめんなさい。

 

オチもなにもない独り言です。

 

 

 

 

****

 

 

保育士時代、隣のクラスの子が大けがをした時のこと。

 

たまたま園長先生も主任の先生も不在でした。

 

けがをした子供の担任の先生は、まだ1年目で初めての状況に、真っ青になって呆然としていました。

 

 

それを見て、私は自分のクラスは副担の子に任せて

自分がその隣のクラスの子を病院に連れて行きました。

 

 

 

でも後から上司の先生に言われたのです。

 

 

「カエミ先生が連れていくんじゃなくて、担任の先生に行かせるべきだよ」と。

 

 

 

いや、でも

 

あの時あの先生は真っ青になっていたし・・・と思ったけれど

 

でもよく考えたらその通りでした。

 

 

私は彼女のこれからのための成長のチャンスや、けがをした子の保護者との信頼関係に

ずかずかと足を踏み入れてしまっていたことに気が付いたからです。

 

 

 

 

 

 

この仕事を初めて間もない頃

 

あるクライアントのセッションの継続の契約をしました。

 

 

境界線人格障害を疑われる症状が見られたのに

 

何とかしてあげたくて

自分ならできると思って

 

セッションしたらやっぱりトラブルになりました。

 

 

 

たとえその人に「見捨てられた」と思われたとしても

それでも

しかるべき場所や人を紹介すればよかった。

 

それが一番その人にとってのスムーズな道のりだったのに。

 

後悔しました。

 

 

 

 

*****

 

 

 

「助けたい」「何とかしてあげたい」

 

そう思う気持ちは、決して悪いものではありません。

 

 

 

 

 

目の前で誰かが転んだら、さっと手を差し出したくなるし

 

友達がトラブルに巻き込まれていたら、自分にできることをしたいと思うもの。

 

 

 

ただ

 

 

本来誰かを助けるという行為は

「その人が自分の足で立てるように」助けることが

一番いいのだろうなぁと思います。

 

 

上の2つの話は、私にその視点が欠けていた時の話。

 

 

 

よくたとえ話で

 

魚を与えるよりも、魚の釣り方を教えようってありますよね。

 

この話の本質は「その人が自分の足で立てるように助けること」です。

 

 

だから

 

目の前の人がお腹をすかせて動けないのなら

今すぐ魚を与えることが、その人が自分の足で立てるように助けることになります。

 

 

目の前の人が魚を釣ることを知らずに毎日の食料の確保に困っているなら

魚の釣り方を教えてあげることが、その人が自分の足で立てるように助けることになります。

 

 

目の前の人が川沿いに住んでいる人なら

海釣りの得意な自分ではなく、川釣りの得意な人を紹介すればいいのです。

 

 

 

ただ

 

そのプロセスで、誤解やトラブルが起きて、逆に恨まれることもあるかもしれません。

 

困っている人は不安な人が多いから。

 

大丈夫と思う気持ちと、もうだめだと思う気持ちに翻弄されて

自分や他人を責めている人が多いのです。

 

攻撃的で、落ち込みやすく、こじらせている。

 

だからとてもとても傷つきやすい。


 

 

 

そうなると助けたつもりが

裏目に出ることだってあります。

 

 

 

やり方を教えてたら、ますます自己否定に走らせてしまうこともあるでしょう。

 

手助けしていたら、もっともっとと要求され悲しくなることもあるでしょう。

 

つい熱が入りすぎて、相手に逆に気を遣わせてしまって後悔することもあるでしょう。

 

見守っていたつもりが突き放されたと捉えられたり

逆に本当は放っておいてほしかったと言われたりするでしょう。

 

 

 

 

難しいですよね。

 

 

そして

 

きっと助けてほしいほうも、どう助けていいのか言葉にできないくらい困っているのです。

 

それくらい圧縮された気持ちがいっぱいあって困っているのだから。

 

私も困っている時に素直に「助けて」と言えなくて苦しかったなぁ。

 

 

 

そうやって

 

どの立場にいても

 

 

私ももう後悔することとか、いっぱいあって

いまだに正解が分かりません。

 

 

ただ

わからないまんまでも

 

それでも

 

自分の中に芽生えた「やりたい」「やりたくない」気持ちは

自分が大切にしないと後悔する気がして

 

 

「やりすぎかも」

「言い過ぎかも」

「ほったらかしすぎかも」

「言わなさすぎかも」

 

 

そう迷いながら

 

芽生えた気持ちや感情を抱きしめるしかないんだなぁって思ってます。

 

 

そして何よりも

自分一人で完結する必要なんてなくて

 

あの人もこの人も

あなたも私も大丈夫。

 

 

ただそう信じることを忘れないようにしようと思います。

 

 

 

 

みんな頑張ってるよ。

 

私もあなたもみんな。

 

 

 

振り返った時に

 

どうかその時の優しさや思いが

 

いとおしいと思える日が来ますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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