中高年のおじさんが、メッセージアプリで送りがちな独特のいいまわしを『おじさん構文』とよびます。


 

SNSでも話題になっていましたが、なんとWikipediaにも『おじさん構文』の項目ができていました!!作った人グッジョブグッド!

 


主におじさんから女性に対してのメッセージを指します。他にも『食べログ』などの口コミサイトの中高年男性独特の文章を、おじさん構文に含めることもあります。


 

Wikipediaによると…

 

句読点を多用、あるいは、不自然な位置へ挿入する

ただし、この場合の「多用」とは、SNS上で、句読点を殆ど使用しない、若者と比較しての話である。そのため、他の場においては、通常の使用量であったとしても、十分に、多用と見なされうる。また、おじさん構文の諸性質の中で、この点のみが目立つ場合には、句読点オジサンと呼ばれる。

絵文字を多用する

とりわけ、汗をかいた顔や汗の絵文字(😅・💧・💦)、赤い感嘆符(❗)が多くみられる。

若い女性に対して下心を見せる

特に親しくない間柄の女性に対し、名前に「チャン」を付けて呼びかける。愚痴を聞くなど体裁を装って食事に誘う。また、セクハラ扱いされないよう「ナンチャッテ」などをつけて予防線を張る。

定期的に日記のような文章を送ってくる


Wikipedia おじさん構文の頁より抜粋



 

句読点と絵文字は、ガラケー時代に青春時代を送ったから仕方ない。ガラケーの当時、絵文字と自作の着メロはオシャレなヤングはみんなやってたんだぞ!

 

 

迷惑なのが若い女性に対して下心を見せる定期的に日記のような文章を送ってくることですよね。

 

わかる~!
オジサンって、どうして相手が自分に好意がある前提なのか?

その根拠のない自信はどこからくるのか?


「おはよう!今日は得意先まわりです。お昼にラーメン食べました」という、「で?」としか返信しようがない日記も送ってきますよね。私は「オレ通信」とよんでしました。

 

そして男性の同僚に転送して「あなたはこんなおじさんになるな!」と教材にしていました。



おじさんとはポジティブな生き物である


仕事でわずかな関わりしかない人に送るメンタルってどうなっているのか?

 

 

女性はものすごく年下の男性にガンガンアプローチする人は少ないですよね。
 

私は年の離れた男性に接客されただけでも「アラ、ヤダ!ごめんなさいね~」って気分になります。

 

なにが”ごめん”なのかわからないけど、自分の昼食を写真付きで送りつけることは絶対にしないなぁ。

 


確かなことは、おじさんたちは究極にポジティブシンキングなんでしょう。


 

 

おじさん構文の最大のナゾ


話題になったことで、ネット上ではたくさんのおじさん構文が晒されました。おじさん構文を送る人でも、一応はコンプライアンスに配慮してるようですね。

 


〇〇チャン、オッハー❗😚今日のお弁当が美味しくて、一緒に〇〇チャンのことも、食べちゃいたいナ〜😍💕(笑)✋ナンチャッテ😃💗


 

「食べちゃいたいナ」も最高にキモチ悪いですが、セクハラや本気ではないと言い逃れできるように「ナンチャッテ」を付けて予防線を張るところが、余計に見苦しい。


 

 

 

 

 

 

 

ナンチャッテ😃💗とかわいく言ったところで、「食べちゃいたいナ」のダメージは帳消しにならないのに!!



SNSで晒された、おじさんからのメッセージがみんな同じ文章構造なのに驚きです。おじさん構文と呼ばれるほど似たような文章構造なのはなぜなのか?


 

たとえば、
 

「ぴえん。ぴえんこえてぱおん」

「わかりみ」


という表現は若い世代のリアル・SNSのコミュニティで使われたから広がりました。たくさんの人の目に触れた結果、使う人が増えるというのが言葉の流行の構造です。


 

でも、おじさん構文は基本的におじさんとターゲットにされた女性の一対一の間でしか交わされていません。精力的な一人のおじさんが複数の女性に対して送ることもあるでしょう。

 

 

しかし、おじさん同士のやりとりでは使われません。おじさん同士で「おやすみ😃💗チュっ😚ナンチャッテ」というやりとりはしないでしょう。(おじさん同士でやればいいのに)


 

では『おじさん構文』の使い手のおじさんはどこで、この独特すぎる言いまわしを会得したのか?

 

<仮説>をたててみた

 

長年おじさん構文を笑いものに観察してきた私が、仮設をたててみました。
 

  • 独学
    若い女の子と近づきたいおじさんが独学で会得した説。
     
  • おじさん界隈の基礎教養
    自称イケてるおじさんたちの間では基礎教養として身に着けるスキル説。
     
  • おじさん構文のカリスマがいる
    表の世界には知られていないおじさん構文のカリスマが存在する説。
    おじさん構文検定もあるかもしれない
     
  • おじさんは一人しか存在しない
    おじさん構文を使うおじさんは実は一人しか存在しない説。
    たった一人のおじさんが日本全国の女性にメッセージ送っている
     
  • 過剰にポジティブなおじさんの集合意識が存在する
    まだまだ若い女性もイケる!というカン違いしたおじさんたちの集合意識が存在する説。アクセスするとメッセージがおじさん構文に変換される
 
たぶん、このうちのどれかが真実なはず!!(?)
 
 
めちゃくちゃ精力的な一人のおじさんがいる説も捨てがたいですが、おじさんの集合意識説を推しています。
 
はじめて目にするクロスワードを参加者に回答させる実験で、新作のまだだれも回答していない問題と過去に何万人も回答している問題を比べたら、後者の方が正解率が高くなったそうです。

参加者ははじめて目にしたけど、その他の人間が回答した問題の正解は人類の集合意識に保存されているのでは?そして、知らず知らずのうちに人は人類の集合意識にアクセスしてるのでは?


ということは、願望と欲にまみれたおじさんは無意識に「過剰にポジティブなおじさんの集合意識」にアクセスすることで『おじさん構文』の使いかたを会得すのではないか?
 

こうでも考えないと、世の中の『おじさん構文』の脅威の類似に説明がつかない。
 

…どなたか賢い人、この説を証明してみてください。
 
 

おじさん構文被害に困ったら
 

SNSやネットでは笑い話にされている「おじさん構文」。

 


でも、現実では真剣に悩んでいる女性もいます。

うっかり連絡先を交換した人や社外の人なら知らんぷりできるけど、上司から連日届いたら、ウンザリゲッソリしますよね!!



メッセージがウザいのもありますが「わたしならイケると思われたの?」というのが一番ショックではありませんか?



とくに、20代前半のころは父親のような年齢の男性に”そういう対象”として見られていることにビックリして嫌悪感がありました。


 

自分も年齢を重ねると「まったくしょうがないな!」とイラっとはきても、テキトーに流す余裕も出てきます。でも、若いうちはまともに受け取ってしまって、悩むこともあるでしょう。



やっかいなことに、おじさん本人は迷惑をかけているつもりも悪気もありません。ナンチャッテ!は予防線もありますが、ある意味本音。まじめに交際したいと思っているのではなく、チャンスがあればラッキーくらいにしか思っていないのがほとんどです。

 

 

だから


「困りますよ~奥さんに告げ口しちゃいますよ~」

 

「○○さんからのメッセージを彼氏がいつも楽しみにしてます」とテキトーにあしらえば、ふつうの人ならあっさり引いてくれるのがほとんど。

 



でも、自分ではうまく伝えられない、相手が冗談ではなさそうなど、本気で悩んでいるなら
一人で悩まないで周りの人に相談してね!

 

 

 

 

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