先日「美容クリニックの先生のコラムが全然読まれないから、テコ入れして!」とWeb制作会社の担当者さんから相談がありました。
私の場合、ライターとして1から文章を書くだけでなく「文章はあるけど効果が出ていない」という場合の改善のアドバイスをしたり、元の文章をリライト(書き直す)も請け負っています。
クリニックの院長先生が、忙しい合間をぬってメチャクチャ詳しいコラムを連載しているのですが、さっぱり反響がない。脅威の離脱率98%!
SEO対策も意識して、毎回3,000文字も書いているのに!!
何がいけないんでしょう?とさっそく、そのコラムのWebページにアクセスしてみると…
これ絶対読まれないヤツ!!
ページを表示した瞬間の感想です。
1行も読んでないけど「これ絶対読まれないヤツ!」と一瞬でわかりました。
- 見出し・画像などなしにずっと字だけで3,000文字
- 全部文章で説明(箇条書き、表を使わない)
- スマホで表示したら字がびっしり

「コラムの内容」云々が問題ではなく、「読者ファースト」の視点が著しく欠けているのが問題だったのです。
文字だけのコラムを読みやすくする
Webで情報を探している人は「論文」が読みたいのではありません。かいつまんで、自分が欲しい情報にアクセスしたいのです。
さらに言うと、頑張らなくても読める、素人でもわかりやすい情報を求めています。
パッと見の印象で、拒否感を与えないような「見た目」の工夫も大事です。
工夫次第で文字数は減らせる!
今回、私が3,000文字の文章をリライトすると1,500文字まで減らすことができました。内容はほとんど変えずに元の文章の半分です。
なにをしたか?
全てを文章で伝えていた内容を、表や箇条書に変え、読者さんの悩み事はイラストのキャラクターのセリフとして表現しました。
なにも、文字だけで伝える必要はありません。
「Aは〇〇で、Bは◆◆で…」と文章にするより、一目でわかる表にする。文章で読むより理解しやすくなります。
要点は、簡潔に箇条書にしてわかりやすく。
読者の思いをキャラクターに代弁させる。
これで、伝えたい内容の表現方法を工夫するだけで、文字数を削減できます。
しかも、全体を通して文章だけだったのが、表や箇条書、イラストが入ることで読む人を飽きさせないアクセントにもなります。
・ 比較は表を積極的に活用する
・ 要点は箇条書きでわかりやすく
・ 本文の内容にあった画像で読者の想像力を補強
・ 読者の気持ちはキャラクターに代弁させて親しみやすく
SEO対策として「1つの記事は3,000文字以上を」と推奨していることもありますが、まずは読まれてこそ!
内容はいいのに読まれないというのは、読者がページを開いた瞬間に「ムリ読めない」という印象を与えてしまうからかもしれません。
そんなときは、ページ全体の文字とビジュアルのバランスを改善するのをおススメします。先述のリライトしたコラムの反応がどのように変わるか楽しみです。
変化があったら、後日ご報告しますね!
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