「がんばって、文章を書いているのに、読んでもらえない」
「私には文才がないから」と諦めていませんか?
「わかりやすい文章」「伝わる文章」に必要なのは、文才ではなくちょっとしたコツなんだよ!
テクニックやコツさえ理解できれば、ちょっとしたことで「伝わる文章」に変わります。
今回は「文末」のリズム感について考えてみましょう。
同じ文末が続くと「稚拙」に感じるふしぎ
文法は間違っていないにも関わらず、読む人に「ヘタな文章」「つまらない文章」という印象を与えてしまうのです!
例えばこんな感じ…
<例文1>
<例文2>
いかがでしょうか?
わざと、同じ文末にしただけで「うまくない文章」の雰囲気がビンビンです。
2つめの例文と同じように、小学生の作文になっちゃうんですよね。
文法としては破綻していないのに、稚拙に感じる
その理由は、文末のリズムが単調だから!
「文才がない」「文章がヘタ」なのではなく、単にリズムが悪いだけなのです。
だったら、文末が単調にならないように気をつければカンタンに解決するよね!!
ということで、文末を単調にしないためのコツをご紹介していきましょう。
文末を単調にさせない7つのコツ
私の愛用する校正ツール「文賢」でも、同じ文末表現が3連続以上した場合に「推敲支援」の項目で指摘してきます。
文末を単調にさせない7つのコツ
- 「体言止め(名詞・代名詞)」をで文末をしめる
- 「~なんです」「ですよ」など話ことばを使う
- 「~ですか?」「~ますか?」などの質問形式を使う
- 「~でしょう」「~だろう」といった推量表現をする
- 「素敵!」「キレイ」「圧倒的!」など形容詞的表現を用いる
- 文章の順序を入れ替える(倒置法)
- 「走る」「挑み続ける」といった動詞で文章を終える
もう、この7つの使い方さえ頭に入れておけば「単調な文末問題」は解決です!
さっそく文末に注意してリライトしてみる
先ほどの例文1を、文末が単調にならないように注意してリライトしてみると、こんな感じになりました。
最初の文末が「ます。」で終わっていた文章に比べて、全体の雰囲気が変わったと思いませんか?
そういうOLさんが存在する”リアル感”が増し、彼女に対してちょっと親近感をもてるようになったと思います。
これなら「文賢」さんも認めてくれるハズ♡
※私の中ではブンケンさんではなく、ふみたかさんというイケメン設定。
ごまきと文賢さんの関係はこちら
「文末を単調しない」ということに気を付けるだけで、文章の印象がすごく変わってきます。
文章を読み直して「なんかヘタな感じがするけど原因不明」というときは、文末のリズム感が問題かも。
そんなときには、ちょっとだけ文末を整えてみてください。
単調な文章が、いきいきしたリズム感のある文章に変わりますよ!
お試しあれ
「想いを伝えるブログレッスン」では、文章の構成の基本からちょっとしたコツをお伝えしています。文才や感性はもって生まれたモノですが、テクニックやスキルは後からでも身につきます!
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