露地畝立て〜改革③〜
雨天の翌日、甲斐駒を見上げて2000m以上は雪だったんだという日もある5月初旬、畑の準備作業に勤しんでます。
定植用さし芽も大分増えてきました。
我が家は例年GW明けにお盆向け露地輪菊を植え付けるのでGW入る頃に畝立てをします。
越冬緑肥のライ麦がある内に今年はプラソイラを入れ、その後トラクターで整地。整地後はマルチングで畝立てです。
ここで活躍するのがマルチャーですが我が家のは通常のマルチャーに数年前から装備をプラスしてあります。
有光工業のキルパー散布混和機
土壌消毒剤キルパーを土壌に散布しマルチャーのロータリーで混和、同時にマルチングして被覆完了とマルチングと土壌消毒作業がワンアクションで完結します。10日程経つと植え付け可能となります。
これがあるので露地でも土壌消毒を定植前の春先に出来るので越冬緑肥が可能となります。
効果は良好で土壌病害虫に悩まされる事は今のところ皆無です。
今年もお盆向け露地輪菊の準備は整いました!
ハウス建立2024
2024シーズンは新しいハウスを2棟立てました。
構想は2ハウスで各ハウスシェード区画を2区画で分割して4区画にして4作型分けて栽培出来る前回建てたハウスと同じ仕様。ただ今までで最も長いハウスです。
ディスバッドマムを増産したいと考えていた所、融資担当者から従来のJAの助成に加えて期間限定の自治体からの助成もあるという情報が入り、つまりは投資のチャンス!最初の投資の支払いの終了時期も近づいているので決断!
土地は隣接の水田が空いていて、日頃ボンヤリとここを借りてハウス建てたらどうかなとイメージしたりしていたので2023年のうちに借りました。ただ水捌けが悪い事は常に見てはいたので知り合いの業者に暗渠排水設置も依頼。2024シーズンに植え付けられるように発注や融資申し込みを進めました。完成まで予定通りに進みましたが植え付けは遅れる遅れる。ただそういうリスクは折り込み済み。初年度は遅れてもとにかくやり切る覚悟でいましたので慌てずに構えていましたが追い討ちをかけるように植え付け直後と準備中の
スーパーゲリラ豪雨で湿害と更なる植え付け遅延。なので湿害で生育不良となる物もあり、かつ収穫時期2週間後ろ倒しになってしまいました。
湿害で生育不良の品種もあったり開花時期をあまり遅く出来ないので早めの電照消灯など栽培で苦労した面も多かったですが防除による病害虫管理はしっかり出来ていたので花はよく出来ていたし品種によってはよく頑張ってくれたので作業の遅れをカバー出来た面もありました。
100点満点からすると作物の出来の満足度は40点くらいでしたが、予定通りハウスを建て出荷までやり切ったという面では100点であったと考えています。この粘りが湿害の影響を受けてロスを出した物をカバーしてわずかながらの売上増に繋げられたことは自信につながりました。
そしてこの新ハウスが本領発揮するのはまさにこの2025シーズンからであると準備を進めながらワクワクが止まらないこの頃なのです。
岩の白扇2024
寒波による気温の低い日々が続いています。
少し空に春っぽさを感じましたが風はとても冷たいです。
例年通り育苗作業の日々です。
最近我が農園ではディスバッドマムやスプレーマムの生産も増えていますが
植付数ではやはり輪菊が一番多くその中で半数を占める主力品種が
白菊の岩の白扇です。
電照を使い開花調整できるのでハウス5棟で8月~10月出荷の
長期作型をしています。
就農当初から取り組んでいるので度々このブログでもシーズンごとに
触れていますが主力品種にもかかわらず中々すべての作型で品質がそろわず苦労を重ねてきました。
就農当初は特に秋作型の白さび病をなかなか克服できずにいて、白さび病を
克服しつつある頃から今度は土壌にいる微細害虫のハガレセンチュウによる被害がはじまり、中々克服出来ずにいるうちに豪雨時のひどい湿害が毎年どこかのハウスで発生しダブルパンチ状態に突入。
中でもハガレセンチュウの被害は深刻で対センチュウの土壌消毒剤を用いても後半作型でお盆過ぎあたりからわーっと被害が広がってしまうことを繰り返していました。
下部の葉が枯れあがるので規格の範囲で短く切って出荷したりして
等級を落とさざるを得なくなってしまいます。
※2021のハガレセンチュウの被害写真
2024シーズンようやくハガレセンチュウの被害を大幅に軽減、
ほぼ克服しました。
植付前に丁寧に土壌消毒作業を行うことを毎年繰り返してきて
ようやく出口が見えてきた感じです。
とはいえここのところ増えたスーパーゲリラ豪雨による湿害への対策は
まだ不十分であると認識しています。
そこに注力しないと高品質な岩の白扇を長期にわたって出荷するなど
まだまだ先の話です。
湿害は露地やハウス栽培のマムたちでも発生しているので
2025シーズンの最重要課題ではあります。
他にも高温による障害も増えてきたりしています。
そんな中、今期の岩の白扇ではセンチュウ被害の軽減という成長を経て、
湿害や他の課題の克服に着手し、長期作型を通して品質の高い花を
出荷し続けられるよう今から動いていきます。





















