知り合いがコロナで急死 | いまから、いまから はじまるよぉ

いまから、いまから はじまるよぉ

もともとすべてをブラスに考える65歳。
プラス思考といえば聞こえはいいが、深く考えていないだけ。
3度の乳がん、病気と老いと夫婦のこと。
ただいま本宅と別宅という名称で「発展的別居」。夕食だけはいっしょに食べる「夕食婚」を継続中。

シトリン夫婦は夕食のみを一緒に食べる「夕食婚」である。

自宅を本宅と呼び、仕事場を別宅と呼ぶ。

シトリンは夕食のみを旦那様と食べるために本宅に帰っているのである。

 


知り合いから電話が掛かってきた。

7歳年上の彼女とは、旦那様の住んでいたアパートの管理人夫婦として出会った。

友達と呼んでいい関係ではなく、シトリンは先輩夫婦として付き合ってきた。

ここ何年かは連絡を取り合っていなかった。

「シトリン!わかるわかる?私!」と、いつものように元気に電話をしてきた。

「私ね、今病院から帰ったんだけど、26年ぶりに乳がんが再発したのよ。シトリンはいまどう?」

お互いの病気の話などをした。

さすがシトリンの先輩である。
明るい。物事をすべて楽天的に考える先輩である。

話の途中で
「あのね、旦那が亡くなったのよ、コロナで!」


陽性になった人の濃厚接触者として夫婦で検査に行き、その場でご主人は入院となったそうである。
そのまま、会えないまま、お骨になって戻ってきた(届けられた)そうだ。

ここ、5~6年会っていなかった。
年初めに「どうしているかなぁ」と急に思い出していた。

2~3日前、本宅に帰ったら岡江久美子さんのドラマの再放送をやっていた。

「志村けんさんや岡江久美子さんのお骨は玄関外で渡されたよね」という話を旦那様としたところだ。

シトリンは、コロナで亡くなっても、いまは最後のお別れはできるものだと思っていた。


そんな話をしたばかりのところに知人のコロナ死である。

毎日のようにコロナが何人、増えた、減ったと気にはしているが、知り合いがコロナに罹ったという話は入っていなかった。
ある意味、他人事として考えていた。

亡くなって二週間が経つが、実感がないという。
四十九日の法要もずっと先にしようとお寺さんからも言われているらしい。

「とりあえず、明日は病院に行って、私の乳がんの治療について聞いてくるわ」と先輩。

 

「近々、会いに行くね」と言って電話を切った。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

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