東北や信越では異例の積雪を観測した4月20日、東京は品川宿にて、greensmile都会イベント「全快燻製ちゃん」が開催されました。
冷たい雨のなか、意気揚々の仲間が集って、第7回を迎えた燻製づくり。
都会と田舎をconnect! しているgreensmileは、畑を耕したり、山を歩いたり、都会で野菜を売ったり、街を闊歩したりしていますが、時折、燻製イベントなどを開催しております。
燻製って、燻すだけなのに、いつも食べている食材が、“ちょっと変化”して、なんとなくリッチな気分になりませんか? わたしは、燻製を“食の変態”と呼ぶこととします。
それでいて、都会でスマートに燻すことも、田舎でもくもくと豪快に燻すことも、どっちもできる、都会と田舎を問わない、ニュートラルなイベントです。

あ、申し遅れました。わたくし、燻製イベントはフル参加しております、(自称他称燻製の鬼)黒川豆でございます。
普段は、未来しか見ないで生きていますが、ちょっと過去を振り返ってみましょう。
第0回燻製の前哨戦
第1回はじめて参加者を集めての燻製
第2回雛祭りの燻製
第3回最多チーム参加燻製
第4回女だらけの燻製祭り
第5回新たな食材投入燻製
第6回窓と取っ手の芸術大爆発燻製
いやぁ、結構やってきましたねー。そして、毎回同じことをやっているとは思えない個性が開花するイベントとなっております。
実は、第7回は、都会の中の都会、外人もびっくり六本木で開催する予定でしたが、諸事情がありまして、品川に戻ってまいりました。落ち着くところに落ち着いたということでしょうか。
今回もお馴染、新馬場のあぶり家にて。こちらのイケメン店長けんちゃんのご厚意にて、竈や座敷を使わせていただきました(けんちゃん=右上)。

集まったのは4チーム。

毎度のことながら、熱血、鬼の燻製器作りの豆先生のありがたいご指導のもと、おのおの燻製器を作成しました。
あいにくの雨なので、いつもの公園で作業ができず、今回は、店内で作成でした。

カッターナイフお気をつけあれ。(かつて流血で以後トラウマとなったO嬢の教訓)
こんな感じの箱が、燻製器です。

そこへ、もりもりと、思い思いの食材をつめてゆくのです。

このチームは、ささみ、トマト、たまご(をワインやらで漬けこんだもの)、ホタルイカ、ベーコンなどを詰め込んでいました。(チャレンジ食材がないのが、残念......) 他のチームには、バナナの皮ごと、なんてのもありあました。燻す&バナナで、なんとなく、南アジアの裸の部族を思い起こすのは、私だけでしょうか......。
この燻製器で燻すこと、2時間。食の変態がはじまるわけです。

じゃーーーーん。生生ナマナマしかった、食材も、燻されて、光沢を放つ。そして、何より、この芳醇な香り。
袋詰めのウィンナーかなんかが、パッケージで芳醇だの薫るだの行っていますが、まぁー実際、これにはかなうまい!

できあがった燻製をつまみに、宴会です。なんせ、この燻製の野郎どもといったら、ビールに良く合うのですから。
さすがは、greensmileのイベントに参加してくださったみなさんです。
盛り上がりつつ、会話の要所要所に、都会と田舎をつなぐヒントがあったりして、早速5月の檜原村ゴマプロジェクトに賛同してくれるメンバーも増え、新しい出会いに感謝です。

おかげで、greensmileの代表、モーゼ(語り出すと海をも割る勢いなので、そう呼んでいます)も大全快。

今回は、子どもたちも参加してくれて、田舎モノも、都会モノも、おっさんも、色気たっぷりの大人も、子どもも、かわいこちゃんも、住んでいる場所や世代や、思考やシュミや、性癖などの壁を越え、楽しく語りあえました。

盛り上がってきちゃって、歌い出す、なんてこともあり。初対面がすぐに打ち解けるのがgreensmileマジックです。
生生しい食材が、燻されてリッチな食材になり、そして、人と人をつなぐ食材になり、笑顔をたくさんうむ食材となりました。
スバラ式変態食「燻製」――、greensmile では、これからも都会で開催するイベントのひとつとして続けてまいります。そして、田舎でも、盛大にやってみたいな、なんて企てもあります。
greensmileでは、今後も、誰でも参加できるイベントをいろいろ開催して行きますので、お友達お誘いの上、ぜひ遊びにきてくださいね。
次回は、5月11日(土)檜原村にてゴマ畑作りがはじまります。
そして5月18日(土)品川の品川寺にて、マルシェ「全快野菜ちゃん」を開催します。
その他イベントについても順次、ブログやfacebook、ウェブサイトにてお知らせしていきます。
お楽しみにー。
最後に。今回のイベント開催にあたり、場所変更等でご連絡が錯綜しましたことをお詫びいたします。
そして、参加してくださった皆さま、快く場所を提供してくれたけんちゃん、準備にがんばったスタッフ、ありがとうございました。当日の燻製器作りの鬼役くらいしかできなくてかたじけなく思っています。
鬼の目にも涙です。
かしこ。