・スペースx上場により史上最大級の12兆円 

・上場後も、議決権はイーロンマスクが握る

・イーロンマスクの経営の自由度は増す

・宇宙データセンター構想は加速

 

以下、ホリエモンニュースより

 

SpaceXが証明したロケット企業の価値

 

このニュースレターで何度も取り上げてきていたSpaceXのIPOがいよいよ大詰めを迎えている。

日本時間の6月5日からロードショーが始まり、調達額は750億ドル、約12兆円。時価総額はTeslaを抜く世界7位級でサウジアラムコを上回る史上最大の上場となる見込みである。
 
その進め方が異例中の異例であると感じている。
通常は大口投資家に会社を説明して回るロードショーで、買う意欲をサウンディングして価格を決めるのに、SpaceXは1株135ドルと先に決めてしまった。しかも最大約860億ドルまで売り増せるオーバーアロットメント枠まであるという。
 
そんなSpaceX株だが、今回売り出されるのは議決権の弱いA株だけで、その10倍の議決権を持つB株はイーロン・マスクが握る。これだけ大量に売り出した上場後もなお、イーロンは8割超の議決権を保ち続けるというわけだ。
 
上場で手にした12兆円もの巨額のマネーは何に使われるのか。これまでに2兆円超を投じたスターシップの開発に、宇宙空間に置くデータセンター、Starlinkの次世代網。いずれも莫大な投資を要する、次世代の宇宙インフラ構築へと注ぎ込まれるだろう。
 
もっとも、その原資となる収益の柱はすでに育ちつつある。Starlinkは昨年だけで1兆円近くを稼ぎ、データセンター部門もAnthropicに月額2000億円規模の契約を結んでいる。ここに上場資金が加わればイーロンの経営の自由度は飛躍的に上がることになる。
 
SpaceXの躍進によって宇宙ビジネスが社会の役に立つと誰もが具体的にイメージできるようになった。そういう意味で、彼らの上場は我々インターステラテクノロジズのような後発のロケット企業にとっても追い風だ。
 
これからは、ロケットをどれだけ持つかで経営力が決まる時代。だからこそ我々もできるだけ早期に上場し、衛星コンポーネントなどロケットに付随する事業会社をM&Aで取り込みながら、経営力を拡大していきたいと考えている。