「友達はブランド物や旅行を満喫してるのに、私は貯金すらできない…」そんな風に思ったことはありませんか?
周りのキラキラした生活を見て、自分のお財布事情にため息をついているあなたへ。
実は、その輝きは幻かもしれないのです。
データが示す厳しい現実
金融広報中央委員会の調査によると、20代の平均貯金額は約151万円ですが、中央値はなんと約10万円。
平均値が高く見えるのは、一部の高額貯蓄者がいるから。多くの人は、あなたと同じように、貯蓄に苦労しているのです。
- 単身世帯でも、平均貯金額は約121万円ですが、中央値は約9万円と、厳しい状況です。
- 二人以上世帯では平均貯金額は約249万円、中央値は約30万円と、少し余裕があるように見えますが、それでも安心はできません。
さらに、20代の半数以上が月給の半分も貯蓄できていないという衝撃的なデータも。
もしかしたら、あなたの周りの人も、見栄を張って生活しているだけかもしれません。
リアルな生活とSNSのギャップ
SNSではキラキラした日常ばかりが目立ちますが、それはあくまで一部。
多くの人は、見えないところで節約や工夫を凝らしながら生活しています。
貯金ゼロでも、大丈夫?
就職、転職、結婚、出産…20代はライフイベントが多く、お金の不安がつきもの。
でも、焦る必要はありません。大切なのは、自分の将来設計に合わせて、今から計画的に貯蓄を始めること。
「貯金ゼロだけど、このままで大丈夫?」そう思っているあなた。
この記事をきっかけに、将来のお金について真剣に考えてみましょう。
ブランド品への憧れ、その裏にある心理とは?
私たちはなぜブランド品に惹かれるのでしょうか?
それは、100年以上前にアメリカの経済学者ソースティン・ヴェブレンが提唱した「顕示的消費」という概念で説明できます。
昔、富裕層は豪華な品々を見せびらかし、自らの地位を誇示していました。
現代でも、高価なブランド品を身につけることは、一種のステータスシンボルとなっています。
無意識のうちに競争している?
私たちは、見知らぬ人同士の社会で、相手を信用できるかどうかを判断するために、外見や持ち物などの視覚的な情報に頼りがちです。
ブランド品を持つことは、自分が経済的に成功している、または洗練されたセンスを持っているとアピールする手段の一つと言えるでしょう。
新しい消費の形「非顕示的消費」
しかし、SNS時代において、露骨なブランド品の見せびらかしは反感を買う可能性があります。
そこで登場したのが、「非顕示的消費」という新しい消費スタイル。
一見普通に見えるけれど、実は高価なアイテムを選ぶことで、さりげなく自分のセンスや経済力をアピールするのです。
大切なのは、自分らしい生き方
顕示的消費も非顕示的消費も、他者との比較や差別意識に基づいた行動です。
本当に大切なのは、他人と比べるのではなく、自分にとって何が大切なのかを見つめ、自分らしいお金の使い方をすることではないでしょうか。
この記事が、自分の価値観で生きる第一歩となることを願っています。