「モチベーションが上がらない…」「部下のやる気を引き出したい!」

 

仕事をしていると、誰もが一度はこんな悩みを抱えるのではないでしょうか?

 

実は、心理学には、人のやる気を理解し、高めるための様々な理論が存在します。

 

今回は、6つの主要なモチベーション理論をわかりやすく解説します。

 

これらの理論を知ることで、自分自身のモチベーションを管理したり、チームメンバーのやる気を引き出すヒントが得られるはずです。

1. マズローの欲求段階説:人間の欲求は5段階!

マズローは、人間の欲求を5段階のピラミッドで表しました。

  1. 生理的欲求: 食べる、寝るなど、生きていくための基本的な欲求
  2. 安全欲求: 安心・安全な生活を求める欲求 (例:安定した収入、健康)
  3. 社会的欲求: 家族や友人など、人との繋がりを求める欲求 (例:職場での仲間)
  4. 承認欲求: 他人から認められたい、尊敬されたいという欲求 (例:昇進、表彰)
  5. 自己実現欲求: 自分の能力を最大限に発揮したい、成長したいという欲求 (例:やりがいのある仕事)

マズローは、下の欲求が満たされると、人は自然と上の欲求を求めると考えました。

 

つまり、生活が安定し、人間関係が良好であれば、人は承認欲求や自己実現欲求を満たすために努力するようになるのです。

2. アルダファーのERG理論:欲求はもっとシンプルに!

アルダファーは、マズローの5段階を3つにまとめました。

  1. 存在欲求: 生理的欲求と安全欲求を合わせたもの
  2. 関係欲求: 社会的欲求と承認欲求を合わせたもの
  3. 成長欲求: 自己実現欲求と同じ

アルダファーは、複数の欲求が同時に存在することもあると考えました。

 

例えば、仕事で成長したいという欲求と、同時に同僚との良好な関係を求める欲求を持つことも自然なことなのです。

3. マクレランドの三欲求理論:3つの欲求が人を動かす!

マクレランドは、人間の行動を3つの欲求で説明しました。

  1. 親和欲求: 他者と良好な関係を築きたいという欲求 (例:チームワークを重視する)
  2. 権力欲求: 他者を影響下に置きたい、支配したいという欲求 (例:リーダーシップを発揮したい)
  3. 達成欲求: 困難な目標を達成したいという欲求 (例:高い目標に挑戦したい)

特に、達成欲求が高い人は、成功確率が50%くらいのチャレンジに最もやる気が出るとされています。

4. アージリスの未成熟・成熟理論:人は成長する!

アージリスは、人は未成熟な状態から成熟した状態へと成長すると考えました。

 

未成熟な状態とは、受け身で指示待ちの状態。

 

成熟した状態とは、自分で考えて行動できる状態です。

 

アージリスは、職務拡大(複数の仕事を経験させる)感受性訓練(集団の中で孤独を経験させる) などを通して、人を成熟した状態へと導くことができると主張しました。

5. ハーズバーグの二要因理論:満足と不満は別物!

ハーズバーグは、仕事における満足と不満を引き起こす要因は異なると考えました。

  • 衛生要因: 給料や職場環境など、満たされないと不満になるが、満たされても満足には繋がらない要因
  • 動機付け要因: 仕事の達成感や責任など、満たされると満足に繋がり、やる気を高める要因

ハーズバーグは、動機付け要因を充実させることが、従業員のモチベーションアップに繋がると主張しました。

6. マクレガーのX理論・Y理論:人間観がマネジメントを変える!

マクレガーは、X理論(人は怠け者で、強制や管理が必要)とY理論(人は自ら進んで働き、責任感を持っている)という2つの人間観を提唱しました。

 

マクレガーは、Y理論に基づいたマネジメントをすることで、従業員のやる気を引き出し、組織のパフォーマンスを高めることができると主張しました。

まとめ

今回は、6つのモチベーション理論を紹介しました。

 

これらの理論は、人のやる気を理解し、高めるためのヒントを与えてくれます。

 

ぜひ、これらの理論を参考に、自分自身やチームメンバーのモチベーションアップを目指してみてくださいね!

 

 

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