Sun 231231 ダンケ&メルシ/なか卯で茶漬けの夢/授業がしたくてたまらない 4477回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 231231 ダンケ&メルシ/なか卯で茶漬けの夢/授業がしたくてたまらない 4477回

 いやはや長かった2023年が、まもなく終わろうとしている。この1年、あまりにも試練続きで、一応ブログにはどんなに試練続きだったかが現れないようにしていたが、じっと鏡を眺めると、おやおやこの1年でワタクシもずいぶんションボリしぼんじゃったように見える。

 

 いや、正確に言えば、しぼんじゃったというより、太っちゃったのである。不思議なもので、苦しくなると人は太りやすくなり、太ると人は老けて見える。オヒゲにもずいぶん白髪が混じって、こんな有様だといつ電車の中で若者に席を譲られるか、分かったものではない。

 

 しかし相変わらずワタクシの食欲は旺盛であって、NHKが大好きなフレーズを使えば、体重増加に「歯止めがかからない」。NHKニュースを見ていると、1日中ずっと「歯止めがかからない」の連続だが、とにかくワタクシの体重増加には全く歯止めがかからない。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 1)

 

 10月上旬に新しいスーツを2着作って、その時の担当者が「ウェストに余裕を持たせましょう」とおっしゃった。

 

 あの時「それは困ります」「ウェストは少しキツめに作ってください」とハッキリ言えばよかったのだ。「はあ」「はあ」「まあそれでいいです」みたいな曖昧な返事をしたせいで、ズンボのウェストにたっぷりの余裕ができてしまった。

 

 諸君、「いらん余裕」というのは、ダメなものですな、「余裕綽々」というのは理想の境地のように見えて、実は人間を徹底的に甘やかすマコトに危険な心理状態。学力増進でもダイエットでも、余裕綽々なんてのは出来るだけ避けたほうがよろしいようで。

 

 なお、「綽々」と書いて「しゃくしゃく」、漢字テストには出そうにないが、いちおう念のため。ワタクシはこの余裕綽々と11月上旬に出来上がってきた新スーツのせいで、冬コートに我が肉体が収まりきらず、この寒空にコートのフタを閉めずに外をノシ歩く羽目になってしまった。

 

 だからむしろ、この暖冬がありがたいわけである。「初詣」なんてのにはなかなか出かけない怠惰な今井君であるが、今年の初詣はコートの前を開けても寒くはなさそうだ。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 2)

 

 さて、どこかに初詣に出かけますかな? 明治神宮? 湯島天神? いや思いきって京都の北野天満宮か、大阪の住吉大社か。もっと思い切って福岡まで足を伸ばし、太宰府で梅ヶ枝餅をかじるのもいいですな。

 

 まあ諸君、日本中どこでもかまわない、もし万が一どこかでこのサトイモ閣下を見つけたら、遠くからニヤニヤ薄笑いを浮かべて見送るんじゃなくて、ちゃんと「今井先生ですか?」「あけましておめでとうございます」ないし、「賀正!!」「迎春!!」「謹賀新年!!」と、思い切ってちゃんと声をかけたまえよ。

 

 ホントに今年も1年、ご愛読ありがとうございました。サンキュであり、ダンケ&メルシであり、カムサハムニダであり謝謝であり、スパシーバでありグラシアスでありグラッチェであって、キレイゴトではあるが「世界中の言葉でありがとう」な気持ちのワタクシなのである。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 3)

 

 だって、こんなに読むのがたいへんなシロートの長文ブログである。こんなに不規則に、いつ更新するんだか心許ない長文である。文章の長さは、みんなが大キライな共通テスト第6問Bよりまだ長い。早稲田大やら慶応義塾大やら、「長すぎて読めねえ」の英語長文よりまだ長い。

 

 それでも、マコトにたくさんの人が真剣に読んでくれる。書いても、書いても、まだ書き足りない。読者諸君が苦労に苦労を重ねて読んでくれている姿が、画面の向こうにハッキリ見えるのであるが、それでもまだ「文章を短かめに抑えよう」という決断には至らない。

 

 だから諸君、来年もまだ、再来年もまだ、この長さの文章を書き続けるつもりだ。このブログを毎日読んでくれている受験生なら、共通テスト英語なんかの長さには決して負けはしない。

 

 それどころか共通テストの現場で「なんだ、この程度の長さかい?」「何だ、この程度のクオリティかい?」と、鼻で笑い飛ばせるに違いない。指導者の皆様も、「今井ブログさえ読んでいれば、それが最強の共通テスト対策になるんだよ♡」と真顔で冗談を言って、目の前の受験生諸君を奮い立たせてくれたまえ。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 4)

 

 さて本日の写真は、全て京都・宝ヶ池、11月26日のものである。「これは大晦日のブログに掲載しよう」と考えて、慎重にタイミングを測っていた。美しいメタセコイアの紅葉、静かな宝ヶ池に映る比叡山の勇姿、どれもみな大晦日にピッタリ相応しく美しい寂寥感に溢れていないだろうか。

 

 宝ヶ池のすぐそばには、エリートたちの集結する国際会議場がある。医療関係者のたくさんの会合があり、世界中から名だたる医師たちが集まる重要な医学の学会が開かれる。1997年12月、間違いなく歴史に残る「COP3」こと正式名称「気候変動枠組条約第3回締約国会議」が開催されたのもここだ。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 5)

 

 世界中のエリートがこの美しい湖水のそばに集結して、世界中の人々の幸福と平和について熱く討議を繰り返すのである。20231231日、ワタクシはブログの今年の締めくくりに、どうしてもこの風景を掲載したかった。

 

 深夜まで紛糾した会議の翌朝、世界のエリートたちはきっと、この風景を眺めながら湖水を一周、いや3周4周5周しながら、その日の午前と午後の討論について思い巡らすのである。

 

 マコトに残念なことに、この今井君はどうやら、そうしたエリート集団の仲間は入れてもらえずに人生の夕暮れを迎えそうな気配が濃厚。「気配が濃厚」などという話ではなくて、それはとっくの昔に決まっていたこと、最初からそんな望みはゼロだったこと、まあ諸君、そんなに厳しいことは言いなさんな。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 6)

 

 しかし少なくともこのワタクシ、14歳の春までは、いや15歳の新年を迎えるまでは、そういう世界の超エリート集団に伍して、いや「伍して」どころか「率いて」、身を粉にして前進していこうという希望と予感に満ちていたのだ♡

 

 どうだい若い諸君、そんなニヤニヤ笑いを浮かべて若き今井君の夢と希望をせせら笑っていないで、諸君自らが「伍して」「率いて」この京都宝ヶ池の国際会議を盛り上げる存在になってくれないものだろうか。大晦日にこの写真を掲載するのは、やがて退場していくであろう大ベテランのそういう夢を託したつもりなのである♡

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 7)

 

 だから、まずはもりもり朝食を胃袋に詰め込みたまえ。朝食も肉体には入っていかないんじゃ、情けないじゃないか。吉野家でいい。すき家でもいい。松屋でもかまわない。なか卯だって、もちろんスンバラシイ。

 

 今井君がオススメするのは、一昨日も写真を掲載したなか卯の「ベーコンエッグ定食」しかも「銀ジャケのトッピング」である。この朝メシを貪れば、もうランチさえいらないほどだ。

 

 どうだね諸君、世界のエリートたちをズラリと引き連れて朝の「なか卯」へ、「日本人のパワーは、まずこのブレックファストからなんだ」とニッコリ、率いてきたエリート連に銀ジャケをおごってあげて、彼ら彼女らの歓声に酔いしれてみないか。

 

 その時のワタクシのオススメは、「お茶漬け」だ。世界のエリートたちを前に、どんぶり飯にドバッと緑茶をかけてサラサラ、その旨さとパワーを全世界に見せつけていただきたい。

(京都・宝ヶ池プリンスホテルから徒歩10分、洋食の「じゅんさい」にて。エビフライ&ハンバーグランチが絶品だ)

 

 そのためにもなか卯の皆様、どうか緑茶をもっともっと濃いめに保つように気を配っていただきたい。その旨さと濃厚さで有名ななか卯の緑茶であるが、マコトに稀なこととは言え、ふと何かの弾みで「これはお湯?」「これは白湯?」と自問したくなるほど薄いことがある。

 

 それがもし、世界のエリートを引き連れた我がブログ読者の晴れ舞台だったら、日本の名折れになっちゃう。「どうだ、たった3ユーロ、たった4ドル、それでこんな素晴らしいブレックファストがエンジョイできる国が、この日本なのだ」と、日本の若きエリートとして胸を張らせてあげたいのだ。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 8)

 

 ま、こんな馬鹿げたことを書けるのも、今井が大ベテランに成長したアカシなのだ。今ならもう、何の躊躇もなしにこんな夢を語れるのだ。

 

 いやはや、授業がしたい。ボクチンはいま、もりもり熱い授業がしたい。生徒100人、200人、いや500人、目の前にズラリと揃ったナマ授業で、こんな馬鹿げた夢を声を張り上げて語りたい。

 

 ホンの20年前なら、今頃は「大晦日♡除夜の鐘特訓」でナンボでも夢を語れたはずだ。ホンの30年前なら、超満員の「正月特訓」で、いくらでも馬鹿げた夢を語り尽くせた。当時ならお正月の御神酒やらオトソ気分も許されただろうし、破魔矢やオマモリが理事長から授与されて、生徒諸君も満面の笑みで応えてくれた。

 

 今の今井君はあの頃に戻って、大晦日も元旦も、朝から晩までナンボでもナマ授業がしたいのである。「英文法365題マラソン」でもいい。「英語長文20問勝負」でもいい。「東大&京大長文10年分を一気に」なんてのもいい。

 (2023年は、京都・宝ヶ池の晩秋の絶景で締めくくりたい 9)

 

 ちょうど今頃、東京・上野の東京文化会館では「ベートーヴェン交響曲♡全9曲を一気に」という大演奏会が進行中だ。大晦日13時開演、終演予定23時05分に終演となっているから、いま16時ちょうど、交響曲第3番が終わる頃だろうか。指揮:広上淳一、演奏:岩城宏之メモリアルオーケストラ。毎年恒例のイベントなんだそうだ。

 

 ワタクシも、負けていたくない。「東大&京大長文10年分を一気に」みたいな企画があったら、大ベテラン今井に躊躇の気持ちは全くないのである。いやはや365日後、おっと来年は閏年だ、366日後、2024年の大晦日、もしそんな企画で過ごせるのだったら、大ベテラン冥利に尽きると考える。

 

1E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du Pré:BEETHOVEN/PIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 9/9

2E(Cd) Barenboim:BEETHOVEN/PIANO SONATAS 1/10

3E(Cd) Barenboim:BEETHOVEN/PIANO SONATAS 2/10

6D(DPl) 能:喜多流 通小町(後藤得三 松本謙三)/ 喜多流 鶴(喜多実)

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