Thu 230803 もっと東京を冷やしてほしい/羽田ダイアモンドラウンジが最高だ 4418回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 230803 もっと東京を冷やしてほしい/羽田ダイアモンドラウンジが最高だ 4418回

 一昨日、激しい雷雨が3時間も4時間も続いて、一度はあんなに爽快に冷えた東京であるが、今朝から諸君、またまたガッツリ真夏のお日さまの洗礼をいただいて、35℃から36℃へ、36℃から37℃へ、体感温度は止めどなく上昇、800円も出して購入したスイカ4人前を1人で貪っても、我が肉体はもうドロドロに融けていきそうだ。

 

 こんなのは明らかに異常なので、今は真冬のはずのアンデスで、気温37.8℃にまで上昇したというのである。どうにかならんのかいな? 京大生の天才諸君、東大生の天才諸君、何しろ諸君はアタマが強烈に優れているはずだ。地球を急激冷凍する方法、出来れば今すぐに開発してくれないだろうか。

 (羽田空港第2ターミナルで、高級トンカツ定食を貪る 1)

 

 ワタクシなんかは恐るべきアホーであるから、例えば「例の世界の嫌われ者の二酸化炭素、アイツらをみんな1箇所に集めてドライアイスにしちゃったら?」と、強烈にアホーなことを思うのである。だって、二酸化炭素をギュッとしちゃえば、それがドライアイスなんじゃなかったっけ?

 

 すると諸君、アホーの頭の中では、「嫌われ者の二酸化炭素を凝縮して大気中の二酸化炭素を一気に退治しちゃう」→「そこから出来たドライアイスを南極と北極に大量にバラまいて、地球全体を一気にかき氷みたいにしちゃう」、そういう究極の解決策を思いつくのである。

 

「かき氷」というのも、このごろ大流行中の「ふわっふわ♡」とか「何だこりゃあ?」とか、そういう上品なんじゃダメなのだ。昭和の昔のザラザラかき氷、20世紀の昔のツブのデカイ豪快なかき氷でなきゃ、この地球はヒンヤリ心地よくヒエヒエになってはくれない。

 (羽田空港第2ターミナルで、高級トンカツ定食を貪る 2)

 

 ま、「暑すぎて今井がキレた」と言ってくれてかまわない。だって現実に、暑すぎて今井はキレたのだ。21世紀の世界も、令和の日本も、何でもかんでも丁寧すぎて暑苦しい。

 

 かき氷なんか、「ふわっふわ」とかそんな変に高級なのじゃなくて、むしろ「ジャリッジャリ」がいいじゃないか。刺身だってトンカツだってウナギだって、一口ごとに白目をむいて「あまーい」「やわらかーい」「なんだこりゃ?」と絶叫しているより、構わず何でもワッシワシ、他人がビックリするぐらい爆食いするほうが楽しいじゃないか。

 

 というわけで7月中旬のワタクシは、長い東奔西走の途上でもひたすら「ワッシワシ」「ワッシワシ」の連続を満喫した。7月12日まで長かった関西&九州中国シリーズは一段落、13日の午後には広島空港から羽田空港に到着して、そこから3日間は首都圏での公開授業に専念することになった。

(京都駅で、「まるっとひょうご」と言ふタイトルの駅弁を購入する 1)

 

 広島空港から羽田に到着したのは14時半、その日は横浜・二俣川で19時から公開授業。いやはやマコトに中途半端なスケジュールの真っただ中で、今井君はニッチもサッチもいかなくなった。

 

 だって諸君、繰り返すようで申し訳ないが、「羽田14時半、二俣川19時」なのである。もしも「渋谷区のオウチに帰ろう」と決断した場合、「オウチ到着16時、二俣川への出発17時」。そんなバカな右往左往はさすがにゴメンである。

 

 では「そのまま羽田にとどまる」と考えた場合、ワタクシはだいたい16時半までの2時間を、蒸し暑い羽田空港のベンチに座って過ごさなければならない。

 

 夏の羽田を考えてみたまえ、乳児は激烈な鳴き声をあげ続け、幼児と園児と児童の諸君が、今井の疲労なんか一切オカマイなしに、延々と好き放題の午後をお楽しみになるのである。

(京都駅で、「まるっとひょうご」と言ふタイトルの駅弁を購入する 2)

 

 こういう場合、思いつくのは誰でもただ1つであって、「胃袋を満たそう」「胃袋をパンパンにしよう」「胃袋さえパンパンになれば、イライラなんか簡単に解消する」、そういう思考回路がヒトをトンカツ屋に導くのである。

 

 今井君が注文したのは、羽田のトンカツ屋さんで一番大きな「丸太トンカツ定食」と言ふ豪快なもの。それが今日の写真の1枚目と2枚目であるが、残念なことに諸君、写真で見るとその豪快さがちっとも伝わってこない。

 

 実際にはマコトに豪快きわまりないシロモノだったのであり、しかも今井君は羽田空港では屈指のベテランでもある。この「丸太トンカツ」がどれほど豪傑向けのものであるかは、この15年にわたってイヤというほど熟知している。

 (埼玉県南浦和の校舎で、こんな楽しいお菓子をいただく)

 

 これを貪り終わったのが15時半。その後は空港のベンチにへたりこみ、あまりの満腹に少なからず後悔を噛みしめながら、大きい方のトイレに3回ほどお世話になった。そんなふうにして1時間が経過した16時半、今井君は大きな溜め息をつきながら、羽田 → 川崎 → 横浜 → 二俣川のルートで講演会場にたどり着いた。

 

 ここから3日間連続した首都圏での公開授業については、語ることは余り多くない。13日、横浜二俣川、出席者100名強。「富士見ヶ丘高校」という女子校の大ホールで、すでにこの5年間恒例となっている。しかし「恒例」ということになると、逆に盛り上がりに欠ける。そりゃやっぱり致し方ないことだ。

(京都駅の串揚げ「孫兵衞」で、出汁巻き玉子をいただく。オイシューございました)

 

 14日、神奈川県・新百合ヶ丘の駅前で公開授業。蒸し暑さのピークだった1日、出席者は120名。昨年は同じ会場でYouTubeでの同時ナマ中継があった。

 

 あれは安倍元首相が大和西大寺駅前で襲撃された当日であり、ワタクシの授業がYouTubeでナマ中継されたまさにその時間帯に、元首相の無念の死が伝えられたのであったが、それでも新百合ヶ丘の会場にはたくさんの出席者がつめかけた。

(羽田空港ダイアモンドメンバー用ラウンジのプライベート空間。大阪伊丹や福岡、新千歳や那覇にも、どんどんこういうのを導入してほしい 1)

 

 15日、埼玉県の南浦和で公開授業。出席者110名。コロナ以来、なかなか公開授業の出席者数がモトに戻らない。

 

 南浦和といえば諸君、我々のもっとも伝統ある校舎のうちの1つだ。300名どころか400名でもまだ物足りないところであるが、「コロナの勢いが戻ってきてまして」と言われれば、やっぱり黙って諦めるしかないのである。

 

 こうして諸君、7月16日の今井君は、首都圏での何とない欲求不満に苛まれながら、再び羽田空港に向かったのである。

 

 いやもちろん、京都での公開授業は7月19日。まだまだ関西に出発するには早かったが、ワタクシは16日の京都祇園祭、17日の山鉾巡行、もう10年も律儀に見続けている京都のお祭りを、どうしても満喫しに出かけたかったのである。

(羽田空港ダイアモンドメンバー用ラウンジのプライベート空間。大阪伊丹や福岡、新千歳や那覇にも、どんどんこういうのを導入してほしい 2)

 

 羽田空港で1つ、思い切り嬉しい出来事があった。ダイアモンドラウンジのリニューアルオープンである。こりゃいいや、こりゃ間違いなくいいや。これならもっともっと羽田を利用しなきゃいかんね。

 

 諸君、ANAのダイアモンドラウンジは、日本全国でこの数年クオリティが著しく劣化していたのである。思い切り「劣化」と書かせていただくが、「隈研吾」と言ふスーパー有名建築家のオジサマがリニューアルを手がけてから、大阪伊丹も福岡も那覇も、恐ろしく使い勝手が悪くなった。

(羽田空港ダイアモンドメンバー用ラウンジのプライベート空間。大阪伊丹や福岡、新千歳や那覇にも、どんどんこういうのを導入してほしい 3)

 

 だって、プライバシーが全くないのである。視線を遮るものが何一つなくなって、どこもかしこも丸見え。かつての伊丹や福岡のラウンジなら、キチンと仕切られた大きなデスクでプライベートな仕事にも集中できたのだが 、もはや仕事スペースさえなくなった。

 

 すると当然、音声を遮るものも一切なくなって、オジサマたちのデレデレしたダラシない会話もみんな筒抜けになる。ゴルフ帰りのオジサマたちが、同僚の悪口を大声で延々と喋り続けても、ラウンジ客はみんなそれをジッと耐えなきゃならない。

(7月16日、半世紀前のモニュメントが、不安げに大阪を見守っていた)

 

 伊丹と福岡と那覇の空港ラウンジは、隈研吾どんによるリニューアルからまだ5年も経過していないから、まだまだ人々はあの仕切りさえない騒然とした大部屋に、我慢し続けなきゃいけないんだろう。いやはやあんなラウンジじゃ、「くつろげない」どころかオチオチ仕事もできないのである。

 

 ところが諸君、新しい羽田のダイアモンドラウンジ、今日の写真で見てくれたまえ。このプライベートスペース、昔の国際線のビジネスクラスにそっくりだ。

(羽田空港ダイアモンドメンバー用ラウンジのプライベート空間。大阪伊丹や福岡、新千歳や那覇にも、どんどんこういうのを導入してほしい 4)

 

 もっともっと、こういうスペースを増やしてほしい。伊丹や福岡や那覇なんかでも、実験的にどんどん躊躇なくやっていただきたいのである。

 

 だって、このプライベートスペース、すでに大人気だ。みんなで大声で遠慮なく高笑い → そういう困ったオジサマ大集団と明らかに一線を画す静かで高級オジサマたちは、黙々とこのプライベート空間に集中する。

 

 こうでなきゃいかん。こうでなきゃいかん。呪文のようにそう唱えながら、7月16日の今井君は羽田のこの空間で1時間、遅れていた原稿を書き続けた。いやはやこういうふうなら、これからはますますANAの羽田を利用することが増えそうだ。

 

1E(Cd) Eduardo Egüez:THE LUTE MUSIC OF J.S.BACH vol.2

2E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 1/10

3E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 2/10

4E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 3/10

5E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 4/10

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