Fri 230630 ついに44世紀を締めくくる/50世紀めざして/広島・呉の大盛況 4400回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 230630 ついに44世紀を締めくくる/50世紀めざして/広島・呉の大盛況 4400回

 昨日は何の断りもなく更新を怠けてしまい、たいへん失礼した。5月から6月にかけての「関東平野小旅行シリーズ」の締めくくりとして、朝早くから三浦半島・城ケ島に出かけ、盛り上がりすぎて酔っ払い、オウチに帰ってきた段階ですでに午後8時すぎ、更新の気力はすっかりなくなっていた。

 

 どのぐらい楽しかったか、何がどう楽しかったかは、1週間後ぐらいに写真入りでたっぷり解説しようと思う。地元のオジーチャンやオバーチャンやオニーチャンやオバチャンと、昼から夕暮れまでずっと爆笑の連続で、ついでに城ケ島の地域猫とも仲良くなった。

 

「もうこのまま城ケ島に1泊か?」とさえ考えたぐらいだったが、手頃な宿泊施設が全く見当たらないのと、20時から21時までの間に馴染みの酒屋が、ビールと水と麦茶をオウチに大量に配達してくれる約束になっていたのとで、20時すぎ、ほうほうのていで何とか帰宅、酒屋の配達にも間に合った。

(6月19日、大阪・心斎橋の名店「大成閣」で、名物の春巻きをたっぷり貪る 1)

 

「関東平野小旅行シリーズの締めくくり」などと書くと、「ええっ、もう関東平野の旅、ヤメちゃうんですか?」と嘆く人もいらっしゃるだろうが、もちろん完全終了ということではない。しばらくお休みにして、来週から始まる全国行脚・東奔西走&南船北馬のほうに専念するというだけのことだ。

 

 いやはや、小旅行もまた楽しいものだ。この2ヶ月、北鎌倉・江ノ島・横須賀・浜金谷・潮来・銚子・小田原・城ケ島、少し南関東に偏っている気もするが、いつも近畿圏や九州四国中国地方に偏ってしまう行動軸を、ちょいと関東全域に向けてみた。

 

 すると、「今度は北関東?」なのである。「魅力の乏しい県」「区別がつかん」など、言われのない暴言を甘受している群馬・栃木・茨城に埼玉であるが、ひとたびワタクシの手にかかれば、「北関東って、そんなにたっぷり楽しめる所だったの?」と、必ず言わせてみせる。まあ楽しみにしていてくれたまえ。

(6月19日、大阪・心斎橋の名店「大成閣」で、名物の春巻きをたっぷり貪る 2)

 

 さて今回は、記念すべき「4400回」のブログである。思い起こせば2008年6月5日、「恥ずかしいことになったら誰も知らないうちにサッサとお店を閉じよう」「あとは知らんぷりして『なかったこと』にすればいいや」と、恐る恐る始めてみたブログは、とうとう15年目、4400回も書き続けた。

 

 1回分が平均的な文庫本で6ページ分。その辺の計算はいつも緻密に続けていて、4400回なら26400ページ分。1冊250ページとして計算すれば、今日で105冊目の文庫を書き終えることになる。15年で105冊、1年で7冊ペース、マコトに勤勉で執念深い執筆の日々だった。

 

「執筆」などと言えば、「おこがましいもいいところ」と、冷笑ないし失笑の対象になりかねないが、本人がそのつもりでいい気になっているんだから、難しい顔をしないで放置していただきたい。

 

 書いている本人としては、ホンのわずかの例外を除けば、毎回毎回が最高傑作のつもりで、全力を使い果たして書いている。「その努力をもっと役に立つところに向けたら?」と呆れ顔の人々も少なくないが、いやはや「じゃあ、もっと役に立つところって、どこですか?」、むしろワタクシのほうから、真顔でそう質問したいのである。

(やっぱり中華といえば「カシューナッツと鶏とピーマンの炒め」。オイシューございました)

 

 かつて「暮しの手帖」という雑誌が全盛をきわめた。遥かな昔から、わが母上の愛読雑誌である。花森安治編集長と、その遺志を継いだ優秀でセンスのいいスタッフが、1948年の発刊以来75年、四半世紀 ×3というか、3/4世紀というか、マコトに長く粘り強い「隔月刊」の編集を続けている。

 

「暮しの手帖」では、100冊を「1世紀」と呼ぶ。今井君がまだまだ幼いコドモだった頃に最初の100冊目が刊行され、101冊目からは「第2世紀」ということになった。第1世紀の96冊目は特別号で「戦争中の暮しの記録」だったが、昭和百年の接近する2023年、「暮しの手帖」は、第5世紀の前半を疾走中だ。

 

 あの「週刊朝日」でさえ休刊に追い込まれる中、「暮しの手帖」は今も15万部ほどの売り上げを誇り、2016年のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でも日本中に共感を巻き起こした。高畑充希・木村多江・片岡鶴太郎・山口智充・唐沢寿明・大地真央・秋野暢子。あれからでさえ、すでに7年も経過した。

(6月19日、大阪・心斎橋の名店「大成閣」で、名物の春巻きをたっぷり貪る 3)

 

 ワタクシは「暮しの手帖」に倣って、我がブログも世紀単位で数えている。4301回から4400回が「第44世紀」。次回4401回が「第45世紀」で、45世紀は4500回まで続く。

 

 今井君はかつて小学4年の時、社会科のテストでおそらく人生初の失点を記録した。「14世紀って、何年から何年までですか?」という設問で、今井君は迷いに迷ったあげく「1300年から1399年まで」と答案用紙に書き込んだ。もちろん「1301年から1400年まで」が正解だ。

 

 すると諸君、考えられないほど大きく無残なバツを赤ペンで書き込んだ先生が、それをクラス全員の前で広げて見せ、「今井がついに1つ間違えた」と嬉しそうにニコニコ、「記憶力だけじゃダメなんだ」「自分で考える力が大切なんだ」の実例として語り続けた。

(とんかつおにぎり「ちよ松」。「本店道頓堀 日本一デカいとんかつおにぎり」の看板と、笑顔のブタ君がマコトに勇ましい)

 

 いやはや、ひどくないか? 小4当時の今井君は、いわゆる「ものしりハカセ」。小学館の図鑑シリーズを繰り返し読みすぎて、ページも表紙もみんなボロボロ、だって他にあんまり娯楽がなかったから、植物の図鑑も、日本地理の図鑑も、世界歴史の図鑑も、解説の文章から何からほとんどみんな暗記してしまった。

 

 ところが先生は「どんなに覚えても何の価値もない」「その証拠に今井君は、14世紀がいつからいつまでなのかさえ、自分の力で粘り強く考え抜くことができなかった」とおっしゃるのである。

 

 小さく地味な40個あまりの○の連続の中にたった一つ、何だか今井君の人生全体に「思い切り大きなバツでもつけてやった」とでも言いたげに無慈悲で無残なバツをつけ、ひらひら、繰り返し繰り返しひらひら、何度でもひらひら、「記憶じゃダメなんだ」という証拠を、誇らしげに示したのである。

(広島県呉での大盛況。出席者110名。コロナ前の盛況が少しずつ戻ってきた 1)

 

 だからあれからもう今井君は「世紀の数え方」を意地でも間違えない。というか、国語と社会科と英語の答案については、意地でも満点を目指し続けた。「バツなんかつけられてなるものか」「小さいバツも耐え難い」という恐るべき完璧主義が、今も今井君の信念なのである。

 

 では「今のブログの最終目標は?」というに、それはかねがね言い続けてきた通り、「5000回達成」であり、「第50世紀の完了」であり、それをそのままさっきの文庫本の計算でいくと、3万ページ、120冊、そういう凄まじい結果に結びつく。

 

 だからそれまでは、予備校講師もやめるわけにいかないし、長く出続けたテレビCMから姿を消すわけにもいかないし、電車の戸袋広告でも、デカい楕円形の頭でニヤニヤ笑い続けていたいのだ。今日までも、明日からも、完璧主義の今井君は、濃厚濃密な努力をどこまでも継続していくのだ。

(広島県呉での大盛況。出席者110名。コロナ前の盛況が少しずつ戻ってきた 2)

 

 だから、何が何でも必要なのは、日々の栄養摂取と、公開授業および授業収録の充実である。この2年か3年、なんとなく栄養摂取がメンドーになって古代の仙人みたいな粗食を続けたりしたが、ありゃ絶対にダメでござるね。あっという間に気力をなくし、気力がなくなると見た目もグイッと老けてしまう。

 

 だから昨日も城ケ島で、ワタクシはサザエの壺焼き4コ、頑丈な奥歯でわっしわしやりましたぞ。釜揚げしらすも山盛り、最後にわざわざ横須賀に立ち寄って、山盛りカレーに目玉焼き、またまたわっしわしやりましたぞ。

(昭和の呉は、海軍の町だった。今もおせんべいは潜水艦がモチーフだ)

 

 今日の写真だって、6月19日、大阪・心斎橋の名店「大成閣」でのもの。やっぱり大阪のエネルギーは、こんな大っきな春巻きから生まれるんじゃあーりませんか?

 

 この大きな太い春巻きを、みんなランチで1人で完食して、ついでに麻婆豆腐もゴハンもみんな完食して、楽しく談笑していらっしゃる。キレイな若いOLさんが、一人で店に勢いよく突進してきて「春巻き定食!!」と注文する姿は、マコトにかっこいいですね。

 

 ワタクシはあの日、まず春巻き、また春巻き、続いて小エビの天ぷら、カシューナッツと鶏肉とピーマンの炒め物、どんどん胃袋に詰め込んで、広島県呉での公開授業に万全の備えを怠らなかった。

(戦艦大和の大砲がモチーフだが、しかし「生チョコしっとりサブレ」、やっぱり平和が一番だ)

 

 広島には、大阪から新幹線で日帰りするのである。夕方になりかけた午後3時、猛暑の新大阪駅を出発すれば、午後5時には広島駅に到着。駅前のホテルロビーでスタッフと待ち合わせ、クルマで呉に向かった。

 

 呉には名門「広島県立 呉三津田高校」があって、約110名の参加者のうち、約半数が呉三津田高の生徒諸君だった。

 

 つい先日ニュースに出ていたのだが、呉三津田高の卒業生に女子陸上競技のホープがいらっしゃるらしい。1500メートルだったか、3000メートルだったかの記録保持者。いまは筑波大に在籍して、ちょうどこの時期、母校に教育実習にいらっしゃっているのだという。素晴らしいじゃないか。

 

 いやはや、今井君も暢気にしておれん。ワタクシもまだまだ安穏としているんじゃなくて、明日から始まる45世紀を100日で駆け抜け、46世紀へ、47世紀へ、何しろたった100日で達成可能なわけだから、まだ半年残った2023年のうちに、怠けさえしなければどんどん進んで行けるのだ。

 

1E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 8/10

2E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 9/10

3E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 10/10

4E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 1/6

5E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 2/6

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