Thu 230511 東京は物騒だ/広島・横浜・山口・徳島の大盛況/ロイヤルスイート 4358回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 230511 東京は物騒だ/広島・横浜・山口・徳島の大盛況/ロイヤルスイート 4358回

 今日の東京は、午後3時ぐらいから盛んに雷が鳴って、雷鳴は夕暮れまで止まなかった。雨もそれなりに激しく降って、オウチのすぐ近くの背の高いクスノキが大きく揺れた。2023年の春の東京は、来る日も来る日も強風が吹き荒れ、うららかで穏やかな春の日はほとんどなかったように思う。

 

 午前4時過ぎには、「緊急地震速報」でたたき起こされた。というのはウソで、午前4時の今井君は「とっくに起きていた」というか「まだ起きていた」というか、マコトに微妙なところだが、とにかくスマホのけたたましい緊急地震速報に度肝を抜かれ、結局そのまま眠れなくなった。

 

 もしもニャゴロワが生きていたら、敏感なニャゴは緊急地震速報の音で真上に飛び上がるのである。真上にビョンと発射されて、当然のように真下に落下する。それを見ていたおとなしいナデシコは、ニャゴの落下をしっかり見届けてから、どこか物陰にスタスタ逃げていく。そういう可憐な姉妹だった。

(3月末、銀座7丁目「ライオン」でブーツグラスの黒ビールをいただく。8丁目の強盗事件は、ここから1ブロックしか離れていない)

 

 今やマコトに東京は物騒である。模範的な中堅教師だった中学校の先生が、数百万円の借金を抱えて他人の家に盗みに入り、その家の人と鉢合わせてして刺殺してしまったらしい。

 

 そうかと思えば高校生を含む闇バイト4人組が、夕暮れの銀座8丁目の宝石店だか時計店だかで、激烈な強盗をはたらく。そんなの逃げ切れるわけないし、あっという間に逮捕されるのは目に見えているし、万が一逃げ切れても盗品の処分はほぼ不可能だろうし、あまりに幼稚な犯行に、この国の急速な劣化をしみじみ感じる。

(銀座7丁目の「ライオン」にて。3月末はまだマコトに平穏だった)

 

 もちろんそれでもワタクシは、これからもしっかり働き続けたいし、春3月のオデュッセイアについても、キチンと記録をつけておかなければならない。3月14日の大阪梅田で350人の大盛況に感激した翌15日、ワタクシはまず広島に移動した。

 

 15日、広島。16日、横浜。17日、山口。18日、徳島。毎日毎日ホテルにチェックインし、ホテルをチェックアウトし、やっぱり自分でも「洗濯物はどうしてんの?」と自分に問いかけたくなるが、いよいよ東奔西走も最終盤、「ラストスパート」という段階に入った。

(銀座ライオン7丁目店の個室から、日比谷の帝国ホテル方向を望む)

 

 15日の広島は、広島駅前のシェラトンホテルに宿泊。17時半にスタッフと待ち合わせ、広島中心部の会場に向かった。出席者150人、使用したテキストは、難関国公立大の長文読解問題1問。当日の写真はすでに昨日の記事の中に示した。

 

 終了後、「単独」の祝勝会。何しろ3月15日、まだまだ公式の懇親会や公式の祝勝会は禁止という状況だったが、あくまで「単独」ということで、6月から始まる夏シリーズに向け、広島の居酒屋で心の準備をした。いやはや、ホントに長い長いガマンの日々、やっとトンネルの出口が見えてきた。

(新宿から成田エキスプレスで千葉に向かう。首都圏での公開授業には、こういう指定席特急が便利だ)

 

 16日、広島から一気に東に戻って、横浜での公開授業に臨んだ。広島を出たのが正午過ぎ、横浜駅に到着したのが16時、公開授業が19時スタート、翌日は山口での公開授業だから、すぐにまた西に向かって逆戻りするスケジュール。おお、自分で自分の旺盛な行動力に恐れ入る。

 

 横浜の校舎は港の見える東口にあって、東進ハイスクールの大きな拠点の1つである。ここの校舎長がたいへん優秀な人で、彼が担当する校舎は、必ずあっという間に生徒数トップにのぼりつめる。

(3月16日、横浜の大盛況。「キャパ1/2ルール」の最終盤を迎えていた)

 

 今井もすっかりお世話になっていて、2022年から2023年にかけて、すでに公開授業が4回。以前は池袋でたっぷり公開授業に呼んでもらったが、今は徹底的に横浜東口だ。

 

 ここであんまり公開授業をやりすぎて、そろそろ全部のテキストをやり尽くしたけれど、横浜東口のハイスクールのためなら、またどんどん新しいテキストを導入する覚悟でいる。出席者150名。何しろ前回は「網膜剥離の手術の直前」という緊張感の真っただ中だったけれども、今回はじっくり落ち着いて授業に取り組めた。

(特急「わかしお」、東京駅地下ホームにて。海浜幕張駅に向かうのにはこの特急がベストだ)

 

 翌日17日は、再び広島駅前のシェラトンホテルに宿泊。山口での仕事には、ここから新幹線で向かうことにする。

 

 こんなに頻繁にチェックインとチェックアウトを繰り返せば、フロントクラークの皆さまもとっくに今井君を記憶してくれていて、「今井さま」「今井さま」「今井さま」と、いったいどこのVIPかとビックリするぐらいの歓待ぶりになる。

 

 この種の「今井さま」になっちゃったホテルは、さすがに20年近くもオデュッセイアを続けていれば枚挙にイトマがなくて、大阪のインターコンチにリッツカールトンにウェスティン、京都のウェスティンに宝ヶ池プリンス、そのほか全国に十数軒、今井君は内気だから、あんまり「今井さま」が激しくなると少なからず恥ずかしい。

(銀座7丁目の「ライオン」で、熱いグラタンを味わう。こりゃビールにぴったりだ)

 

 しかし広島シェラトン、ここから山口や呉や福山や三原に出かけるのには便利この上ない。何しろ広島駅まで徒歩1分もかからないし、雨が降っても濡れずに行ける。ちょっとぐらい「今井さま、いらっしゃいませ」「今井さま、お帰りなさいませ」が恥ずかしくても、駅まで濡れずに1分の利便性はたまらないのである。

 

 広島から新幹線で20分ちょい、新山口駅から会場までは、クルマで30分ほど。出席者170名。春シリーズ最終盤になって、もちろん「キャパ1/2ルール」は厳守していたのだが、「うーん、やっと元に戻ってきたな」という嬉しい実感があった。

 

 すると思わずムクムクと、「そろそろ賑やかに祝勝会がやりたいな」「だってもうすぐ『5類』だろ」みたいな乱暴な欲望が盛り上がってくる。「早春シリーズも最終盤だ、もういいんじゃないか」「はははははは」というところであるが、そこを何とか頑張って我慢した今井君、さすがじゃないか。

 (銀座ライオン7丁目店で、名物フラムクーヘンを満喫する)

 

 その翌日、18日は四国の徳島で公開授業。広島から徳島の移動は、まあそれなりに難しい。まず広島から岡山まで新幹線で東進する。岡山で在来線の特急に乗り換え、高松まで移動。高松で別の在来線特急に乗り換える。合計で3時間半から4時間近い長い移動になる。

 

 ただ、岡山から徳島まで直通の特急が1日に1本だったか2本だったか、途中の宇多津と高松で2回も進行方向が変わるのであるが、進行方向なんか変わったって、1回乗ったらもう乗り換えなくていい便利さがいいじゃないか。特急「うずしお」、ワタクシはそれを選択した。

 

 しかし3月18日、すでに日本はリベンジ旅行の大きな渦の中にあって、岡山駅の在来線ホームは身動きできないほどの大混雑。今井君が選択した特急「うずしお」も岡山から徳島まで完全な満席だった。「お弁当を食べよう」という欲求も湧き上がらないほどの厳しいギューヅメが続いた。

  (徳島「あわぎんホール」、3月18日の大盛況 1)

 

 しかも徳島、この翌日に「徳島マラソン」と言ふものが開催されるとかで、徳島駅周辺のホテルはどこもかしこもパンパンの満室で泊まれない。3ヶ月前の今井君がやっと見つけた空室は、徳島駅前「ホテルクレメント」のロイヤルスイート、1泊およそ10万円。恐るべき広大なお部屋しか空いていないのだった。

 

 背に腹はかえられないから、致し方ない、「そのロイヤルスイートで♡」ということに決めたが、まあこれが徳島でよかった。万が一いまホテル代が高騰している大阪や京都で「ロイヤルスイート」なんてことになったら、ゼロが1つぐらい簡単に増えちゃって、「出張に100万円」みたいな大惨事になっていたかもしれない。

  (徳島「あわぎんホール」、3月18日の大盛況 2)

 

 徳島での公開授業は、駅からクルマで5分ほどの「あわぎんホール」、出席者150名。「あわぎん」とは「阿波銀」であって、徳島を代表する銀行の大ホールである。何しろロイヤルスイートの宿泊客だ、何が何でも大成功に導かなきゃいかん。今井君の熱意にボーボー激しく火がついた。

 

 翌日からは、大宮・静岡・海浜幕張・千葉と、首都圏に帰っての連戦になる。言わば、長かった2月&3月のオデュッセイアの締めくくり。今井にボッと火がついて、激しく燃え上がるのも当たり前だっただろう。

 

 帰りに、主催してくださった徳島の塾の代表から、びっくりするぐらい豪華なお弁当をいただいた。18年前に東進に移籍してきてから、すでにこの塾では10回以上の公開授業をしてきた。人に歴史あり、今井にも歴史あり。長い歴史があれば、代表との歴史ももちろんマコトに長い。

(徳島でいただいた超豪華お弁当。まさにロイヤルスイートでいただくのにふさわしい豪華さだった)

 

 しかし何しろロイヤルスイートの宿泊客だ。ソフトボール大会ぐらい開催できそうな広大なロイヤルスイートに、たった1人でふんぞりかえって宿泊する高級オジサマなのだ。超豪華お弁当をいただいて、それをあっという間に平らげて、今井君は堂々と徳島の街に繰り出したのである。

 

 ただし「徳島の街」、どんなに意気揚々と繰り出しても、そんなに広い街ではない。まして翌日は徳島マラソンの開催日。みんな健康に早寝早起きするらしく、夜中に開いている店も多くない。

 

 というわけで、今井君が「繰り出した」お店は、徳島駅の地下にある小さなカウンターの居酒屋。安いお酒をぐびぐび飲んでいたら、「もしかして今井先生ですか?」の諸君に次々に見つかった。

 

 見つかるたびに一緒に写真に収まり、見つかるたびにサインを書きなぐり、見つかるたびに(まだ握手はダメだったんだから)エルボータッチをするうちに、いつしか時計は22時。「22時ラストオーダーです」と店主に告げられた今井君は、コンビニで買った日本酒とビールとジンを大切にかかえ、例の広大なロイヤルスイートにスゴスゴ引き返したのであった。

 

1E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 4/10

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