Fri 230505 花活を開始/3月の強烈オデュセイア/沖縄浦添の大盛況/ヤギ料理 4355回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 230505 花活を開始/3月の強烈オデュセイア/沖縄浦添の大盛況/ヤギ料理 4355回

 何しろ物騒な世の中だから、せっかく「2023 夏シリーズ」のスケジュールがほぼ決定しているというのに、昔みたいにこの場でそれを予告できなくなった。

 

「連休中の外出スケジュールみたいなものを、ブログに掲載しないでください」「海外旅行スケジュールなんか、決して掲載してはいけません」と、治安当局から言われ始めたのは、もう10年も前のことだが、闇バイト集団強盗が多発するようになって、ますますその辺の用心が必須になった。

 

「いない」という情報が知られてはならないのと同様に、「います」という事実も知られると危険、むしろ「います」情報の方が危ない気さえする。だから、いるんだか  or いないんだか、誰にも分からないように生きていく。目立ちたがり屋の今井君としては、マコトにツラい世の中だ。

(シーサーとともに沖縄を見守り続けるシマネコ君 @ 那覇やちむん通り。たいへん勇ましゅうございました)

 

 というか、この今井ブログほど、いま本人がどこにいるのか分かりにくいブログは考えられない。だいたいの記事は、1ヶ月以上も昔のことを書いている。2ヶ月遅れのことも多い。

 

 コロナ前までは、1年につき60日から80日の外国旅行がスタンダードだったから、「今井ブログといえば海外旅行記ばかり」という時代が長かった。おそるべし諸君、いったん外国旅行記ということになると、3年前とか5年前とか、そのレベルのタイムラグだって全然珍しくなかった。

 

 こうして今も、2ヶ月前の話を書いている。藤がとっくに終わった季節に、梅が満開の城南宮・北野天満宮・長岡天神の写真が「これでもか?」と画面を飾れば、あんまり今井のことを知らない人は「ふざけるな!!」とか、お鼻をフンフン鳴らして怒り狂うかもしれない。

 

 そしてまだまだこれからも、この調子で続くのだ。カキツバタが終わった頃に、吉野山や角館の桜が満開の話。アジサイが終わった頃に、藤とカキツバタの話。ヒマワリとアサガオの観察日記のころに、やっとアジサイの写真を掲載することになるだろう。

(3月中旬、ワタクシは「花活」を開始した。お花の写真がますます増えることを予告する)

 

 しかし諸君、だからと言って「ムダだった」「クリックするんじゃなかった」「タップして損した」みたいな短絡反応をしないでくれたまえ。

 

 今井としては、そうやって2ヶ月も3ヶ月も遅れながら、まず1つには「我が居どころをくらます」のであり、もう1つには「読者諸君の来年の計画に資する」ことに努めている。

 

 2ヶ月遅れの花の記事を読みながら、3ヶ月も昔の花の写真を眺めながら、友人どうし、またはカップル2人で、「来年はここに行こうぜ」「来年の春は(初夏は)この花を見に出かけようよ」とホノボノ、9ヶ月後や10ヶ月後の夢やプランを話し合ってもらいたい。

 

 題して「花活」だ。3月から4月にかけてのワタクシは、どこの観光地でもレストランでもバーでも「パパ活」と称する困ったオジサマ&オネーサマの存在に悩まされ、ゲッソリする日々だった。

 

 そろそろ「パパ活」の諸君には是非そこをどいてもらって、健全な若い諸君の「花活」に資することにしたのだった。

(長らく建替え工事が続いた「牧志公設市場」、完成が近づいていた)

 

 先月のワタクシは、他にも「カツ活」だの「臭活」だのに手を出し、串カツ・ヒレカツ・牛カツ・チキンカツ・ギョーザ・レバニラ・カツ丼・カツ煮、ありとあらゆる暴飲暴食に努めて、何だかいつもムカついていた。ほとんど「ムカ活」というアリサマだったのである。

 

 そこで、ここから夏と秋を経て今年の大晦日まで、長い長い華やかな「花活」に励むのである。もうすぐバラも咲く。バラは秋にも美しい。青モミジや晩秋の紅葉まで一種の花に含めれば、いやはや「花活」、とどまるところを知らないのだ。

(建替え工事の続いた「牧志公設市場」のすぐ横で、辛抱強く営業を続けた「おきなわ市場 あかさたな」。今井君のヒイキの店の1つだ)

 

 ただし今の段階で、「8月、メルボルンに滞在」という可能性がホンのホンの少し生まれてきている。いや、もちろん行方をくらまして「いるんだか or いないんだか、誰にもわからない」という目的と前提での計画だ。

 

 誰にもわからないようにヒッソリ&コッソリ、3年ぶりの海外を楽しんでくるかもしれない。そういう可能性も2%か3%含みながら、ボクチンは徹底的に「花活」に励もうと思う。

(那覇の名店「あかさたな」自家製のジーマミートウフ。今井君のお気に入りだ)

 

 そこで3月に話を戻せば、3月中旬の今井君は、全く驚くほど活発な東奔西走 & 南船北馬を楽しんでいた。

 

 代ゼミから東進への移籍が、2005年3月。あれから18年、早春と初夏と秋冬の東奔西走スケジュールは年々激烈になる一方だったが、2023年の3月中旬は、その中でも出色の出来バエ。素晴らしい春を過ごした。

 

 もう2ヶ月も前のことだから、スケジュールをここに明記しても、今さら何か危険ということはないだろう。

 

 3月8日に京都にいた今井君は、9日 沖縄県浦添 → 10日 群馬県前橋 → 11日 小倉 → 12日 山口→ 13日 金沢 → 14日 大阪梅田 → 15日 広島 → 16日 横浜 → 17日 山口 → 18日 徳島 → 19日 埼玉県大宮 → 20日 静岡 → 21日 千葉県海浜幕張 → 23日 千葉、こういう激烈な行程を、モノの見事にこなしてみせた。

 

 つまりこの2週間、仕事がなかった日は3月22日の1日だけ。「連泊」というありがたいものが1度もなくて、来る日も来る日もヒコーキやら新幹線での長距離移動を繰り返し、毎朝ホテルをチェックアウト、毎晩ホテルにチェックイン、そういう栄光の日々を過ごしたのである。

(那覇の名店「あかさたな」自家製のゴーヤチャンプルー。オイシューございました)

 

 この生活だと、よほど大きなスーツケースでも引きずっていったかと思うだろうが、そこが旅慣れた今井のスゲーところであって、ワタクシの持ち物は常に例の「予想の5倍重いカバン」であって、普通のビジネスマンが日々の通勤に使う大きさの革カバン1個で、どんな出張でも済ましてしまう。

 

 興味のあるヒトには是非1度、実際の今井の旅行姿をどこかで眺めてみてほしいのだが、ホントに普通の黒革のカバン1個だ。

 

 これじゃ1泊でも足りなそうな大きさだが、2023年の今井君は、3月4日の名古屋チェックインを皮切りに、3月23日夜10時半、ほぼ20日間にわたるオデュセイアの後に東京のオウチにたどり着くまで、革カバン1個で切り抜けたのである。

 

 一番大きな問題は、「下着類や靴下類の洗濯はどうしたの?」「ワイシャツはどうやって間に合わせるの?」であるが、その辺のヒミツは、さすがに無料で教えてあげるわけにはいかない。

 

 英語の授業ならボランティアでやってあげてもいいが、この魔法のような旅行テクは、ボランティアでは絶対にイヤだ。20日間を切り抜ける衣服類に、パソコンに、数々のコード類に、その他もろもろを黒革のカバン1個に詰め込んだ今井君の勇姿を、諸君、是非この夏にも全国で目撃してほしいのだ。

   (3月9日、雨上がりの那覇は美しい月夜になった)

 

 さて3月9日、沖縄・那覇に到着したワタクシは、まずいつもと同じハイアットリージェンシーホテルにチェックイン。せっかくの沖縄だから、ちょっと焼き物でも見てくることにして、ホテル近くの「やちむん通り」を散策した。

 

 その「やちむん通り」で待ち受けてくれていたのが、今日の写真の1枚目、「シーサーの戦友ネコ」である。シーサーをしっかり支えながら、「沖縄を守るんだ」「那覇を守るんだ」という固い決意の表情がマコトに勇ましかった。

(沖縄浦添の大盛況に気をよくして、那覇市安里の名店「山羊料理 美咲」を訪問する)

 

 仕事の待ち合わせまではまだまだ長い時間があったので、竣工間近となった新しい「牧志公設市場」も見に行った。取り壊される前の市場には、ずいぶんお世話になった。初めての訪問は、まだ代ゼミ時代の2000年頃。20年以上前のことになる。

 

 あの時は「セミエビ」の刺身を味わい、しかし「ヤシガニはいかがですか?」と問われて、紫と緑の入り混じったような暗褐色の甲殻類の姿に恐れをなして、ほとんどほうほうのていで逃げ帰った。四半世紀が経過して、まだ恐ろしい。

 

 当たり前だが、新しい牧志公設市場、あんまり新しすぎて最初のうちはあんまりお客の入りがよくないかもしれない。どの薄闇からでもヤシガニが高速で這い出してきそうな、昔のあの雑然とした雰囲気がよかったのだ。でも、どんなことでも時間がかかるのは当たり前。健闘を祈っている。

(名物「ヤギ汁」の前に、「チラガー」をいただく。豚さんのお顔の皮の部分、もちろん「鼻」も含む。それこそコラーゲンの塊だ)

 

 沖縄県浦添での公開授業は、19時開始、20時半終了。出席者、約150名。「いよいよ戻ってきたぞ」「ついにコロナのトンネルを脱出かいな?」と嬉しくなるような盛況だった。

 

 諸君、このころから今井は「夏シリーズ」が楽しみで楽しみでならなくなってきた。どんどん今井を呼んでくれたまえ。もっともっと積極的に申し込んでくれたまえ。ワタクシは日本中どこでもホクホク、満面の笑みと黒革のカバンを友に、いつでも駆けつける。

(沖縄の人でも少し尻込みするヤギ汁。ワタクシの大好物だ。ジュルジュル&ジュルジュル、あっという間に平らげる)

 

 終了後、ワタクシは那覇でも有名なヤギ料理店「美咲」を訪問した。そのお隣のもう1つの有名店「山羊料理 二十番」でもよかったが、さすがに看板から何からあまりに古色蒼然としていて、今井のような人生のベテランでも、やっぱり敷居が高すぎた。

 

 もちろん「美咲」のほうも、別に「敷居が低い」「入りやすい」と言ふわけではない。すっかり酔っ払った地元のオジサマやらサラリーマン集団やらが、大歓声をあげながらテレビで野球観戦に興じている中に入り込むのは、なかなか容易なことではない。

 

 しかしワタクシ、こういう場が大好きなのだ。奥の座敷の大騒ぎに軽く視線をやりながら、カウンターの一番隅っこに収まって、「チラガー」と「ヤギ汁」を注文し、もちろん安い泡盛も3合瓶1本、「ロックで」と付け加える。

 

 こんなふうにして、初めて入店した店の人やら常連さんやらに「お客さん、東京弁なのに、なかなかやるね」と認知されれば、その場はもう完全にこっちのものなのだ。

 

1E(Cd) Barenboim & Chicago:SCHUMANN/4 SYMPHONIEN 2/2

2E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 1/2

3E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 2/2

4E(Cd) King’s College Choir:ABIDE WITH ME(50 Favorite Hymns) 1/2

5E(Cd) King’s College Choir:ABIDE WITH ME(50 Favorite Hymns) 2/2

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