Thu 230420 春のシューカツ/ただし「就活」ではない/レバニラと餃子に夢中 4350回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 230420 春のシューカツ/ただし「就活」ではない/レバニラと餃子に夢中 4350回

 これは10000%冗談であるから、絶対に腰を抜かしたり、「スワ!!」と過剰反応したりしないでくれたまえ。「ワタクシは3月1日、シューカツを開始しました」。おお、これほどの発言で、腰さえ抜かしてもらえない、「スワ!!」とも叫んでもらえないんじゃ、いくら何でも寂しすぎる。

 

 まずこのシューカツ、「就活」でありえないのは皆さまよくご存知のはず。ワタクシは現在の予備校講師生活、マコトにマコトに気に入っているので、今の生活に職業面で何らかの変更を加えることは全く考えていない。

 

「そんなこと言ったって、オマエはむかし河合塾を裏切り、駿台を裏切り、代ゼミを見捨てて、そうやって東進で楽しそうに18年もやってきた人間じゃないか。またまた何か仕出かそうとしてるんじゃないの?」みたいな猜疑心は、一切ご無用。これ以上予備校ホッピングをするなんて、ありえない。

(3月初旬のワタクシは、何故かレバニラ炒めとギョーザに夢中だった。神田神保町の名店「三幸園」にて)

 

 そもそも諸君、対話式だか対話型だか、AIがこんなにグングンのしてきたんじゃ、旧来型の「エントリーシート」から始まるシューカツも、今後2年か3年のうちに大きな転換を迫られる。

 

 エントリーシートを書くのもAI、読んで判定するのもAI、AI vs AIの図式になるなら、最初からエントリーシートなんか全て無駄、エントリーシート全般が廃止ないしゴミ箱ゆき。最初から最後まで直接対面のみの面接が5度も6度も繰り返される、理想のシューカツになるんじゃないか。

 

 就職予備校やらマスコミ予備校みたいなものも、やっぱり大きな経営転換が必要だ。「マスコミのエントリーシートをマスコミ予備校の講師に書いてもらう」なんてのは、驚くなかれ今井君の学部生時代から常識だったが、講師に書いてもらったエントリーシートじゃ、会社側のAIが「こりゃダメじゃ」と直ちに突き返してよこすだろう。

(3月初旬のワタクシは、何故かレバニラ炒めとギョーザに夢中だった。新宿オペラシティの近く、「日高屋」初台店にて 1)

 

 雷通(らいつう → 前回の記事参照)とNHKと講談社と文藝春秋を志望していた若き今井君自身は、「マスコミ予備校」と言ふものに通ったことは全くなかったし、その種の学校に講師として勤務している人の作文能力についても全く信用していなかったから、もちろんエントリーシートは全て自力で作成した。

 

 志望動機でも自己PRでも、むかしむかしのそのむかしから、まさに今井君のお手のもの。「その程度のことで、オレが他人に負けるわけないだろう」と思い切り高笑いしながら、あっという間に2枚でも3枚でも仕上げてしまった。ま、実際そのへんは誰にも負けてませんな。今だって、AI君に負ける今井君ではありませんぞ。

(3月初旬のワタクシは、何故かレバニラ炒めとギョーザに夢中だった。新宿オペラシティの近く、「日高屋」初台店にて 2)

 

 シューカツが徹底的な直接の面接だけになるとすれば、選ぶ側にとっても選ばれる側にとっても、素晴らしいことじゃないか。

 

 他人に書いてもらった、ないし他人に口出しやら添削やらをされたエントリーシートなんかじゃなくて、会社側の人事のベテランと何度でも直接会って、双方が完全に納得ずくで採用が進むなら、後になって「ミスマッチだった」「さっそく転職を考える」などという悲劇だって、グッと少なくなってくるはずだ。

 

 大学の試験も、「レポートにします」みたいなことを全てヤメにする潮時なんじゃないか。「レポートにします」と言ってしまった瞬間、大学側の綿密なAI対策が必須になるが、全てを試験会場での厳正な筆記試験にすれば、AI対策の必要もナシ。何なら、口頭試問まで導入すればいい。

(今はまたまたカレーに夢中。銀座デリーで極辛のカシミールカレーを貪る日々である 1)

 

 というわけで、「3月1日にシューカツを始めました」というワタクシの冒頭の発言から、まず少なくとも「就活」である可能性は10000%排除されたのである。

 

 では、「他の可能性は?」であるが、さすがにまさか「終活」ではないだろう。まだ5年でも10年でも、このまま超人気講師♡を続ける強烈な自信がある以上♡、終活なんてのは完全に現実味に欠ける。

 

 というか、もしもその可能性を読者諸君が考えてしまったようなら、そのことだけでワタクシはしょんぼりして、今日これからでも大酒を喰らいに出かける。赤坂・六本木・銀座がワタクシを呼んでいる。恵比寿に奥渋谷に代官山、今井の行動範囲は最近ますます広がっている。

(今はまたまたカレーに夢中。銀座デリーで極辛のカシミールカレーを貪る日々である 2)

 

 というわけで3月1日からの今井君の「シューカツ」から、① 就活と② 終活の可能性はカンペキに排除された。するといったい何が残るだろう。諸君、「しゅう」と発音する全ての漢字を漢和辞典で調べながら、どんな「シューカツ」なのか、ぜひ推理&推論してくれたまえ。

 

 それにしても最近、漢和辞典というものを使わなくなりましたな。最後に漢和辞典を引いたのって、どのぐらい昔のことだろう。諸君、まだ漢和辞典の引き方、記憶しているだろうか。

(今はまたまたカレーに夢中。銀座デリーで極辛のカシミールカレーを貪る日々である 3)

 

 やっぱりこれもまたむかしむかしのそのむかし、今井君が小学6年生になった時、担任の先生が「集金袋」という古色蒼然としたものを配布して、「国語辞典と漢和辞典を全員に買ってもらうから、今週の金曜日までに袋に現金を入れて持参しなさい」と、マコトに強引な要求をなさった。

 

 昔の小中学校には、「集金袋」という習慣があった。普通の封筒より少しばかり大きな茶色の汚い封筒で、中にオカネを入れて持参すると、先生が日付の入った紫色の丸いハンコを押してくれた。

 

 するとその翌週ぐらいになって、業者の人たちがやってくる。国語辞典や漢和辞典やその他いろいろ、こちらでお願いしたわけでも何でもない問題集やらドリルやら、書道セットやら家庭科セットやらを、段ボール箱からワシワシ取り出して手渡してくれるのだ。

(カシミールカレーのオトモのビアは、マハラジャないしキングフィッシャー)

 

 若い諸君は驚くだろうが、予備校の世界だって遠い昔は集金袋だったのだ。浪人として予備校に入っても、夏期講習だ・模擬試験だ・補助教材だと、しょっちゅう集金袋のお世話になった。

 

 だから昭和の代々木ゼミナールの机には。「日々是集金 代々木ゼニトール」という落書きがたくさんあった。昭和の受験生諸君が、古式ゆかしいギャグセンスを搾った結果が、代ゼミのモットー「日々是決戦」から「日々是集金」へ、「ゼミナール」から「銭とーる」へ。何とも涙ぐましいじゃないか。

(3月4日、岐阜県 関で公開授業。名鉄電車を乗り継いで、「三柿野」という駅に向かった 1)

 

 さて本題に戻ることにしよう。シューカツの「しゅう」の文字、諸君はどれを選択されましたかな? 「秀」?「秋」?「愁」?「習」? 「秀活」って、何すんの? 優秀になろうという虚しい努力? そんなの、18歳まででもうすっかり飽きちゃった。

 

「秋活」「愁活」、これは何となく「終活」に似て寂しい秋風を感じるが、何だか「金曜日の妻たち」というか「昼顔」というか、ちょっと疲れたオジサマやオバサマたちの、昼のメロドラマにありがちな危ない活動にも思えてしまいますね。

 

「習」を選択した場合は、お隣の超大国のお偉方が怖い。何しろ今日はインドに人口を抜かれて、どんなことでも一番になっていたい超大国としては、「強烈な不満と断固たる反対を表明」などということになるかもしれない。臆病なボクチンは、あくまで敬して遠ざけたい。

(3月4日、岐阜県 関で公開授業。名鉄電車を乗り継いで、「三柿野」という駅に向かった 2)

 

 そこで諸君、今こそ3月のワタクシの「シューカツ」の正体、正々堂々と明かしたい。正解は「臭活」だ。「は? 臭活? 臭い活動ってことですか?」であるが、勘の鋭い諸君、今日の写真の最初の3枚をもう一度見直してくれたまえ。「臭活」の本質がたちまち見抜けるはずだ。

 

 つまり今井君が3月1日に始めたシューカツとは、「臭いものを腹いっぱい食べよう」「レバニラ炒め、焼きギョーザ、そういう健康な食べ物で胃袋を満たし、小腸も大腸もスッキリ爽やかな消化の通路に変えよう」「そのためなら『臭い』と眉をひそめられることも耐えよう」、そういう活動だ。

 

 これは明らかに2月中旬から下旬の「カツ活」の反動である。熱心な読者諸君ならピンとくるはずだ。ワタクシは「カツ活」で貪ったヒレカツ・ロースカツ・牛カツ・チキンカツ・串カツ、そうしたカツの油に敗れ、「もうカツはしばらく勘弁」と叫びたい気持ちだった。

 

 そこで思いついたのが、「臭活」。とにかくレバニラ炒めだ、とにかく焼きギョーザだ。臭いと言われたぐらいで、決してメゲるものか。ワタクシは旨いレバニラとギョーザを求めて、神保町「三幸園」、池の上「三友園」、えーい面倒だ、「日高屋」だって旨いじゃないか、そうウソぶきながら都内を闊歩したのだった。

(名鉄・三柿野駅からクルマで20分、ひと気のない山の中に「テクノプラザ」があり、3月4日、ここに120名が集結した。詳細は次回の記事で)

 

 しかし諸君、その「臭活」の熱い嵐も、あっという間に吹き去った。3月1日に始まったシューカツは、3月6日にはあえなく終幕。何故そんなにも早く「臭活」が終わってしまったのか、その辺は次回の記事に譲る。

 

 しかし、ヒントだけは示しておきたい。しばらく東京で大人しく臭活に励んでいた今井君は、3月4日から3月6日まで、久しぶりの名古屋出張。名古屋マリオットホテルに3連泊して、名古屋でもやっぱり臭活に励んだ。「何故ヤメちゃったの?」のヒントは、名古屋がキーワードとなる。

 

 たった1つ付け加えておけば、今度の6日間のシューカツ、ワタクシが雷通(らいつう → 前回の記事参照)の内定をもらうまでと、マコトにピッタリ期間が一致する。

 

 雷通のシューカツが10月1日から6日まで。6日で決着をつけた。レバニラ臭活も3月1日から3月6日、6日間で終結。どうやら今井君みたいな移り気な男は、活動継続6日が限界なのかもしれない。

 

1E(Cd) Menuhin:SCHUBERT/SYMPHONY No.9

2E(Cd) Ashkenazy(p) Müller & Berlin:SCRIABIN SYMPHONIES 1/3

3E(Cd) Ashkenazy(p) Müller & Berlin:SCRIABIN SYMPHONIES 2/3

4E(Cd) Ashkenazy(p) Müller & Berlin:SCRIABIN SYMPHONIES 3/3

5E(Cd) King’s College Choir:ABIDE WITH ME(50 Favorite Hymns) 1/2

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