Mon 230327 雨の夜桜が見たくなる/里芋マグマ白熱中/初夏シリーズが楽しみだ 4340回
昨日の東京は「花冷え」。桜が満開になる頃に、2月中旬並みに気温が下がって、桜の急激な開花に「待った」がかかり、人々はいったんしまい込んだ冬のコートを着込んでブルブル震えながら、それでも痩せ我慢でお花見を続ける。するとお天気キャスターが声を揃えて「今日は花冷えですね」とうなずきあう。
東京はもう2日も3日も冷たい雨が降り続いて、ワタクシのお部屋も寒い。電気代が高騰しているから、もう意地でも床暖房のスイッチなんか入れてやらないが、そんなに頑固に意地を張り通していたら、夕暮れからホントに悪寒がして、「すわ、今井も初コロナか?」「さてはインフルエンザか?」と、思わず身構えた。
午後7時、毛布をかぶって、30年前に使っていた羽毛ぶとんまで引っ張り出して、それでもブルブル悪寒が止まらないから、久しぶりにエアコンの暖房スイッチを入れた。それが功を奏したのか、午後9時には悪寒はピタッと収まって、「こりゃ雨の夜桜でも見に行くか」と、変に陽気な気分になった。
(2月10日、京都キャンパスプラザでの大盛況。おお、どうやらコロナ前の大盛況が戻ってきたようだ 1)
諸君、だから今井君の健康について、全く心配なんかいらない。花冷えの夕暮れ、午後4時からずっと窓を全開にしてテレビのお相撲中継を見て、それでサトイモの肉体が芯から冷えてしまったらしい。
ちゃんとメシを食べなかったのもいけなかった。3月23日、「こりゃもう梅雨に入ったか?」「日本は熱帯モンスーン気候なのか?」と思いながら、ものすごい蒸し暑さの千葉で早春シリーズを完了し、あれからちょっと猛烈なダイエットをして、梅干しと海苔とヨーグルトだけで3日を過ごした。
早春シリーズ2ヶ月の出張続きで、来る日も来る日もコンビニ食。油断して弁当やら惣菜パンやらをワシワシむさぼっていたら、体重が一気に5kgも増えて、ベルト穴を外側に1つずらさなきゃいけないハメになった。それで慌ててダイエットしたら、こんな悪寒に苦しむことになった。
(2月10日、京都キャンパスプラザでの大盛況。おお、どうやらコロナ前の大盛況が戻ってきたようだ 2)
でもまあ、毛布と羽毛ぶとんをかぶって2時間、悪寒も何もかもあっという間に吹っ飛ばし、夜の11時ごろにはお酒もおいしく飲み始め、日付が変わる頃には「冷たい雨が降ってるけど、雨の夜桜を見に行こう!!」と思いつき、しかし誘う人もいないから、夜が明けるまで熱い日本酒を飲み続けて、それを夜桜の代わりにした。
諸君、あまりに楽しかった早春シリーズが終わってしまい、ワタクシはいま呆然としている。予備校講師になって約30年、ワタクシは自信をもって断言できるのだが、今井の授業は今が一番優れている。こんなにすげー充実の授業ができるのに、今までの30年間いったい何をやってたんだ。悔しさに、ホゾを噛む思いだ。
(2月10日、京都キャンパスプラザでの大盛況。おお、どうやらコロナ前の大盛況が戻ってきたようだ 3)
「ホゾを噛む」とは、「悔やむ」とか「取り返しのつかないことを後悔する」とか、まあそういう意味。「ではホゾって、いったいなあに?」であるが、もちろんホゾとはオヘソのことである。
「オヘソを噛む思い」とは、またなかなか楽しい表現であるが、人がオヘソを噛もうとしても、まあ絶対に無理。岩のように硬い肉体が自慢の今井君は、前屈で両手が膝にさえ届かない硬さだから、ホゾなんか噛める可能性はゼロであるが、新体操の選手みたいに驚異的に肉体が柔軟でも、やっぱりホゾに歯が届くことなんかありえない。
(2月8日、京都五条・上徳寺「世継地蔵尊」を訪ねる。「よつぎさん」恒例の「酒粕汁・多幸焼き無料接待」は今年も中止だったらしい 1)
もしホゾに口が届く生物を想像するとすれば、タコやイカみたいな軟体動物か、ヘビやトカゲみたいな爬虫類か、まあそんなところであるが、軟体動物やら爬虫類、彼ら彼女らにはそもそもホゾもオヘソも存在しないから、「ないものは噛めませんね」というマコトに非情な宣告が待っている。
「ないものは、噛めない」「ない袖は、振れない」というのは、人類史上一切の例外がないし、生物史上も例外はありえないから、それと全くおんなじ理屈で、「ない授業では、しゃべれない」。
(2月8日、京都五条・上徳寺「世継地蔵尊」を訪ねる。「よつぎさん」恒例の「酒粕汁・多幸焼き無料接待」は今年も中止だったらしい 2)
6月・7月の初夏シリーズ、スケジュールが決まるのは早くても4月下旬だから、当分は噛むべきホゾもなく、振るべき袖もなく、しゃべりまくるべき授業もなくて、驚異の授業の達人♡今井は、そのありあまり&溢れかえる能力、噴火寸前のマグマのように泡立ち&沸き立つその能力を持て余し、ひとり深夜のお部屋の中で呻吟するばかりなのである。
すでに「真っ赤」を通り越し噴火寸前のマグマ、強烈に白熱する濃厚なマグマを、ワタクシはすっかり持て余し、だからこそ「花冷えの雨の夜桜」なんかを、真夜中過ぎに眺めに行こう、そういう恐るべき暴挙に出ようとしてしまうのだ。
誰でもいい、どこかで「里芋マグマ特別授業」みたいなものを企画してくれないかな。この楕円形の頭蓋骨の中で白熱するマグマと、楕円形の肉体全体に赤熱するマグマを、花冷えの夜空にボーンと激しく噴火させて、日本中の受験生諸君をギュッと熱く熱烈に応援してあげたいのだ。
(上徳寺「よつぎさん」参りの帰り、大好きな京都えびす神社も訪問)
さて今日の写真は、2月10日の京都での公開授業と、その前後数日の京都市内散策の時のものである。
2月10日、京都駅烏丸口「キャンパスプラザ」に、京都と滋賀の諸君約250名が集結して、ワタクシがしっかり選んだやりがいタップリの読解問題に取り組んだ。
(京都で仕事のない日、祇園四条「松葉 北店」はどうしても訪ねたい。百合根のおまんじゅう、オイシューございました)
京都からは、堀川高校・嵯峨野高校・西京高校の公立トップ校を中心として、洛南・洛星・洛北のマコトに優秀な諸君も参加。雪のチラチラ舞う夜だったが、滋賀からも膳所高校の諸君を中心に、熱心な受講生がたくさん詰めかけてくれた。今井のマグマが天に向かって強烈に噴出した、ホントに素晴らしい夜だった。
使用した教材は、名古屋大学の長文読解問題まるまる1問。ホントは2022年京都大学の第1問を使う予定だったのだが、ワタクシのほうでちょっと連絡ミスをしてしまった。まあ、別にそれでも構わない。間違いなくサイコーの授業だった。
(仕事のない日、「松葉 北店」で鍋焼きうどんを満喫。オイシューございました)
共通テスト導入以来、英語の授業は多くの場合、「急げ」「急げ」「グズグズするな」「何が何でも速読だぁ」「必要な情報だけを素早く把握しろぉ」、マンガで言えば、ストップウォッチでも握って生徒たちを睨みつける類いの、薄っぺらいケーハクなものになりがちな傾向にあるんじゃないか。
しかしさすが大ベテラン今井、重厚長大でどこまでも緻密、しかし驚くほど明快で最高にスピーディー、京大でも東大でも名大でも早慶でもどこでもござれ、一切の疑問の余地を残さずに、90分で確実に長文1問の解説を終える。
(仕事がお休みなら、もちろん日本酒を熱燗で数本。オイシューございました)
もちろん諸君、今井♡伝家の宝刀、最高にキレのいい余談・雑談・爆笑トークも、その90分に十数回の炸裂を忘れない。トークのキレだって、過去30年の今井の爆笑を圧倒的に凌駕するほどの勢いだ。
だから6月と7月の初夏シリーズ、何が何でも今井を招待してほしいのだ。どんな難関大の難問でも、決して受講生を失望させることはない。遠慮なく、最高の難問を教材として選択し、サトイモ白熱マグマを待ち受けていてくれたまえ。
1E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 1/2
2E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 2/2
3E(Cd) Menuhin:SCHUBERT/SYMPHONY No.9
4E(Cd) Ashkenazy(p) Müller & Berlin:SCRIABIN SYMPHONIES 1/3
5E(Cd) Ashkenazy(p) Müller & Berlin:SCRIABIN SYMPHONIES 2/3
total m60 y167 dd28117