Mon 230320 カップル系「今井先生ですか」連発/行脚終盤/千本釈迦堂の節分会 4337回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 230320 カップル系「今井先生ですか」連発/行脚終盤/千本釈迦堂の節分会 4337回

 長かった全国行脚もいよいよ最終盤。合計約30回の東奔西走も、残すところ4回となった。始まった頃は「10数年に一度の大寒波が襲来」「水道管の凍結に注意」と大騒ぎしていたが、今や春本番、そこいら中で桜が咲き出し、大学でも卒業式たけなわの季節になってしまった。

 

 それでも我がブログは遅々として進まない。ブログ上の今井先生は、まだ2月3日の京都で節分会を満喫している。節分会と書いて発音はもちろん「せつぶんえ」。「先生、『せつぶんかい』って何ですか?」という恐るべき質問が後をたたない。

 

「せちぶんえ」という発音でもいい。節分会で我々が祈るのは、「国土安穏」「万民豊楽」「五穀豊穣」「転禍為福」「疫病退散」。3年にわたってコロナをおそれ、みんなでオウチの中に立てこもって何度も籠城を繰り返し、「転禍為福」「疫病退散」を祈った結果、どうやら長いコロナトンネルの出口が見えてきた。

(京都・千本釈迦堂の節分会にて、そのうち、こんなお面をつけても「今井先生?」と見破られるようになるんじゃないか 1)

 

 すると、厳しい全国行脚の真っ最中にも「今井先生ですか?」の明るい声が続くのである。断っておくが、別に今井先生は大胆にマスクをはずして全国を闊歩しているのではない。ギュッとマスクをつけてのし歩いても、何しろこの独特のユニークなフォルムだから、今井の正体はマスクありでも明々白々なのだ。

 

 大阪のウェスティンホテルで、エレベーターを降りようとした瞬間、「もしかして、今井先生ですか?」と声をかけてきたカップルがいた。

 

 宿泊していたフロアから一緒に乗り込んできて、20歳代後半と思われる男子が、盛んにスマホを見せながら、熱く女子に語りかけていた。見せていたのは、もちろん今井の画像である。「すげー先生なんだぜ」というわけである。

(京都・千本釈迦堂の節分会にて、そのうち、こんなお面をつけても「今井先生?」と見破られるようになるんじゃないか 2)

 

 こういう場合、「はい、今井です」とうなずいた後で、思わず「一緒に飲みに行きませんか?」と一声かけたくなる。カップルが20歳代後半から30歳代前半と思われる以上、近くの安い居酒屋かカウンターバーで、昔話に花を咲かせるのも悪くはないだろう。

 

 しかしこの時は、その1時間後に大阪梅田「スカイビル」の大ホールで400名規模の大きな公開授業が待っていた。まさかそれを中止してまで、カップルと昔話に興じるわけにはいかないから、パシャッと一緒に記念写真を撮ってオシマイ。大急ぎで公開授業会場に駆けつけた。

 

 一昨日は徳島でお仕事、その公開授業の様子についても、ずいぶん先のことになるだろうけれども、もちろんこのブログで報告する。カップル系「今井先生ですか」が大阪に続いてやってきたのは、公開授業後の単独祝勝会の最中だった。

 

 我々は今もなお「懇親会は自粛」「祝勝会も自粛」の方針を厳しく継続しているので、どんなに公開授業が大盛会でも、スタッフの皆さんとの公式の懇親会は開催できない。単独で寂しく、見知らぬ土地で手頃な店を探し、カウンターに肘をついて1人寂しく単独祝勝会を楽しむばかりである。

(京都・千本釈迦堂の節分会にて、そのうち、こんなお面をつけても「今井先生?」と見破られるようになるんじゃないか 3)

 

 JR徳島駅の地下に、唐揚げ専門のカウンターの飲み屋があって、大盛会直後の今井君は、一抹の寂しさを抱えながらまずは生ビールを1分で飲み干し、そのスピードで店のダンナをびっくりさせながら、ひたすら揚げ物を注文した。

 

 まずはお通しの枝豆、続いてごく普通の鶏の唐揚げ・イモ天・とり天・軟骨揚げ、あんまり揚げ物ばかりだとアホみたいだから、だし巻き玉子をプラス。「あと、生ビールをもう2つと、日本酒3合」と、とても1人とは思えない馬鹿げた注文を、店のダンナに浴びせかけた。

 

 まさにその最中に現れたのが、大阪に続くカップル系「今井先生ですか?」の第2弾 = 徳島バージョンである。聞けば、男子は徳島大学医学科の3回生だという。関西から西の地域では、「3年生」ではなくて「3回生」と呼ぶのがスタンダード。「おお、医学科ですか?」と、思わず目も酔いも覚める思いがした。

 

 続いてカップル女子の方も、「ワタシも徳島大学の医学科です」とおっしゃる。2人で声を揃えて「今井先生の授業を受けてました」「すごく面白かったです」とおっしゃる。

(2月3日、京都・千本釈迦堂にて。豆まきの前に「木遣音頭」が披露される)

 

 男子の方は、大阪の校舎で今井講座を熱く受講。「他の教科が伸びなくて」浪人してしまったが、浪人しても今井講座の熱烈な受講を続け、今井先生の指導通りに「1冊30回」の音読も実行し、「トクダイの医学科に合格できました」と言うのである。徳島大、略してトクダイ。いかにもサッサカ大阪な大阪人だ。

 

 女子のほうは、地元♡徳島の人。今井講座も、もちろん徳島で受講した。こうして医学科でカップルになれたのも、「今井先生のおかげです」というのだから、いやはや嬉しいことに、こりゃ今井がとりもった医学科カップルじゃないか。

 

 その直後、今度は「さっきまで、今井先生の公開授業に出席していました」という高校生男子が1人で現れた。「カウンターの居酒屋」と言っても、何しろ徳島駅の構内だ。公開授業後の高校生が1人で歩いていて今井を発見しても、ちっとも不思議ではない。

 

 嬉しいことに「京都大学志望です」と、マコトに素直に答えてくれた。何でもかんでも東大の世の中で、しっかり「京都大」と断言する笑顔がまた嬉しいじゃないか。

 

「サインしてください」と言うから、もちろんカウンターのテーブルで彼のテキストに「宇宙征服。」と大書。「写真も一緒にいいですか?」と尋ねるので、居酒屋のカウンターが写真に写らない場所に数歩ばかり移動して、スマホの写真に収まった。

  (千本釈迦堂の節分会。鬼たちの跳梁がはじまる 1)

 

 こうして一晩で2組も「今井先生ですか?」が続けざまに出現するのは、考えてみれば久しぶりのこと。飲み食いするのにも「マスク会食」という長い厳しい時代が終わり、今井もカウンターでおおっぴらにマスクを外して単独祝勝会を楽しんでいたのだった。

 

 もっとも、繰り返すようだが今井先生のフォルムはあまりにも独特、このキウィフルーツそっくりの楕円形は、マスクをしていても生徒諸君やモト生徒諸君が「今井先生だ」と気づいてしまうタイプの激烈フォルムである。

  (千本釈迦堂の節分会。鬼たちの跳梁がはじまる 2)

 

 昨日は埼玉県の大宮駅で、女子高校生が1人「今井先生ですか」と声をかけてきた。おやおや、何だかひどく感動したらしくて、感激の熱い涙をこらえきれない様子。聞けば、今は高1、4月から高2。「直接ナマで今井先生に会えるなんて 」と、コトバも続かないほど感激して震えていらっしゃる。

 

 昨夜の今井君は、大宮駅前の東進ハイスクール大宮校で、保護者向けの講演会を終えたばかり。その詳細もまた、おそらく1ヶ月後ぐらいのこのブログに詳述することになるだろうが、あまりの大盛況に盛り上がり過ぎ、帰り道の今井先生はもうフラフラ。きっと寂しげな疲れた表情で足を引きずっていたと思う。

(鬼たちの跳梁が続き、狂言師たちが激しい豆まきで立ち向かう)

 

 もちろんまたまた「サインしてください」であって、あいも変わらず「宇宙征服。」をテキストの裏表紙に大書してあげたのであるが、何しろワタクシはチョー内気なオジサマだ。そう見えないだろうし、きっと誰も信じてくれないだろうけれど、日本の全オジサマで内気な方から100番目ぐらいにランキングされる自信がある。

 

 しかも諸君、中身はともかく、外側は高級オジサマだ。コートもカバンも、スーツも靴も、全て「20年以上使う」という前提で、しっかり高級な品物を購入し、そして実際に全て20年は身につける。この数年はボーシにも凝って、高級ハンティングも3つ、季節によって使い分けている。

 

 こういう見た目のみ♡高級オジサマの前で、ジョシコーセーが熱い涙を何度もぬぐっている図というのは、全くの他人から見たら、何だか怪しくないだろうか。

 

 もともとスーパー内気な「見た目のみ高級オジサマ」としては、こうして挨拶してもらってチョー嬉しい反面、それなりにビクビクものなのだった。いやはや、こんなオジサマになってもまだ「内気」という性格、我ながら情けない。

(福豆まきに先立って、人気狂言師とモト衆議院議長が挨拶。大きな歓声が湧いた 1)

 

 さて今日の写真であるが、2月3日、京都・千本釈迦堂の節分会のもの。覚えてくださんしたかい? 「せつぶんえ」ないし「せちぶんえ」であるが、今の今井先生の独特なフォルムが続く以上、たとえ鬼のお面をかぶっても、お多福のお面をかぶっても、日本中から「今井先生だ!!」と見破られかねない。

 

 この日は早朝から、天龍寺・聖護院・須賀神社と節分会のハシゴをしてきて、ハシゴの締めくくりが千本釈迦堂なのだった。

 

 人気急上昇中の若手狂言師も参加して、跳梁する悪ーい鬼たちに思うぞんぶん激烈に豆を投げつける。最初は赤鬼・青鬼・黄鬼の全てが豆の威力に降参して大人しくなるのだが、2度目は鬼軍団が逆襲に転じ、戦いの武器として豆しか持たない狂言師たちは、まもなく鬼軍団に追い詰められてしまう。

 

 そこに出現するのが、容姿マコトに端麗なお多福どん。お多福どんの艶やかで穏やかな姿に、鬼軍団もあっという間にメロメロ、無益な戦いや悪だくみを忘れ、平和へ平和へ、めでたし&めでたし、世の中はめでたく平和な日々に戻るのだった。

(福豆まきに先立って、人気狂言師とモト衆議院議長が挨拶。大きな歓声が湧いた 2)

 

 千本釈迦堂の福豆まきには、元衆議院議長の伊吹さんも満面の笑顔で登場する。たいへん積極的にお祭りなんかにも参加されて、地元京都での人気ぶりには驚かされる。夏の祇園祭でも、涼しげな紋付カミシモ姿で山鉾巡行の先頭を闊歩すると、小学生集団から「伊吹さーん!!」と歓声が上がったりする。

 

 かつて衆議院本会議場で、伊吹さんの本領が発揮されたことがある。民主党政権最後の首相・野田さんが、民主党が下野した後の国会で質問に立った時、議場で各党から激しいヤジが飛んだ。

 

 すると議長席に座った伊吹さんが厳しい声で、「かりにも一国の総理大臣を1年も務めた人物が、いま真剣に国会で質問している最中なんですよ」「ヤジとか不規則発言は、いまは遠慮すべきなんじゃありませんか?」と喝破なさった。与党も野党も国民も、胸のすく思いだったんじゃないだろうか。

 (近くの上七軒から、舞妓さん2人が節分会に参加する)

 

 豆まきの前には、地元のオジサマたちの「木遣音頭」が披露され、千本釈迦堂近くの花街「上七軒」から、舞妓衆というか芸妓衆というか、2人のキレイドコロが招かれて艶やかに舞を舞った。マコトに盛りだくさん、田舎育ちの今井君としては、この日の豆まきハシゴ、素晴らしい体験になった。

 

 しかしやっぱり、そろそろ我が友Mac君を買い換える時がきたようだ。

 

 10年にわたって今井を補佐してくれた親友を見限るのは寂しい限りだが、「芸妓衆」と書こうと思って「げいきしゅう」と入力したら「ゲイ奇襲」と変換。「舞妓」と書こうとしたら「マイコプラズマ」を推奨。こういうことでは、今井ブログはますます遅々として進まなくなっちゃうじゃないか。

 

1E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 1/3

2E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 2/3

3E(Cd) Karajan & Berliner:BACH/MATTHÄUS-PASSION 3/3

4E(Cd) LET’S GROOVE

5E(Cd) LET’S GROOVE

total m45 y152  dd28102