Wed 220706 連日ハッピー、関西シリーズ/なんば「ぶどう亭」ハンバーグランチ 4242回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 220706 連日ハッピー、関西シリーズ/なんば「ぶどう亭」ハンバーグランチ 4242回

 もちろん、遊んでばかりいるわけではない。確かに大阪12連泊中、京都舞鶴にも出かけたし、奈良の當麻寺やら志摩半島の賢島やら、日帰りの観光も楽しんだ。そのうちその詳細もここに記すことにするが、そのほかはマコトに品行方正に、公開授業のお仕事に励んでいたのである。

 

 6月20日、阪急・西宮北口「ブレラ西宮」で公開授業、出席者、約100名。6月21日、南海・堺東駅前「フェニーチェ堺」で公開授業、出席者、約170名。6月22日、阪神・西宮駅前「西宮市民会館」で公開授業、出席者、約150名。

 

 6月23日、兵庫県・三田フラワータウン「フローラホール」で公開授業、出席者、約150名。6月24日、和歌山駅前「和歌山県JAホール」で公開授業、出席者、約120名。こうして諸君、たった5日で700名近い生徒諸君とナマで向き合った。

    (兵庫県三田、フラワータウンで大熱演 1)

 

 もう完全に「全国津々浦々」「西日本はスーパー津々浦々」であって、日本国中「訪れたことのないところはない」という状況だ。帰りの電車の車内で高校生諸君に取り巻かれ、「サインください」「写真いっしょにいいですか?」の渦ができる。一般の乗客の迷惑や邪魔にならないようにと、気苦労がたえない。

 

 だからできる限り有料特急に乗り、近距離ならタクシーを呼んでもらってホテルに帰る。21時か21時半に会場を逃げるように立ち去り、大阪梅田のリッツカールトンホテルに到着するのが22時前後。まだコロナの影響は去らず、22時過ぎの高級ホテルは閑散としている。

 

 だから、どこの会場でも「大盛況」なのはいいが、このブログにその大盛況の様子を示す写真の掲載するのは、ちょっと躊躇うのである。欧米でもオセアニアでも、次第次第に感染対策が緩和され、お店でもマスクなし、旅行の出入国条件もどんどんユルユルになりつつあるが、我々だけはそうもいかないようだ。

    (兵庫県三田、フラワータウンで大熱演 2)

 

 例えば、3人がけの机に3人座らせるのはご法度。3人がけなら真ん中の席を空けて、両端に2人までが限度になる。それでもキャパ66%になってしまうから「キャパ1/2ルール」を逸脱する計算になるが、会場の前方や後方に空席を作って、何とかキャパ1/2を遵守し続ける。

 

 それでも写真ではどうしてもパンパンに見えてしまうから困りものだが、今日の2枚は兵庫県三田「フラワータウン」の会場のもの。椅子と椅子の間に約1メートルの間隔をあけ、サーキュレーターに頻繁な換気、もちろん不織布マスクを徹底して、布マスクやウレタンマスクの生徒がいれば、入り口で不織布マスクを手渡ししてつけてもらう。

 

 こういうギュッと引き締まった緊張感の中で、6月の関西シリーズが進行したのである。もう一度繰り返すが、確かに舞鶴・當麻寺・賢島の観光にも出かけたし、日々の京都ウォークも楽しんだ。しかし間違いなく、どの会場でも難関大学の本格的な長文問題を1問、手抜かりナシにパーフェクトな授業を続けていた。

(大阪なんば地下街「ぶどう亭」のダブルハンバーグ定食 1)

 

 こういうふうだから、何より大切なのは「腹ごしらえ」である。今井君は決して酒だけで生きているのではない。

 

 真っ白いオヒゲの仙人クラスになれば「固形物は一切ナシ」「胃袋に流し込むのはお酒のみ」という豪放磊落な日々を送ることも可能なのだろうが、今井君はまだ未熟者であって、仙人の域に達するまではまだ十数年かかりそうだ。

 

 大阪の人は、ランチの充実について、並々ならぬ執念があるようだ。「旨い」と定評のある店なら、たとえ真夏の直射日光の中でも20分も30分も行列に並んで、ホントに旨いランチを満喫するのである。

 

 カレーやラーメンや蕎麦&うどんばかりではない。女性一人でも、串カツやらおでんやら豚まん定食、スーッと店に躊躇なく入って、マコトに嬉しそうにランチを召し上がる。梅田にはいささか気取った雰囲気もあるが、なんばまで南下すると、ためらいや気取りはほとんど消滅する。

   (大阪メトロ四つ橋線、なんば駅ホームにて 1)

 

 そういうふうだから、真っ昼間の今井君は地下鉄・四ツ橋線での南下を何度も繰り返した。宿泊していたリッツカールトンからは、四ツ橋線の西梅田駅が近かった。

 

 御堂筋線の梅田駅までなら、徒歩15分。四ツ橋線の西梅田駅なら、徒歩5分か6分。何しろ6月下旬の猛暑の真っただ中、例え地下道でも、徒歩15分の梅田駅は遥かかなたに思えた。一方の四ツ橋線は西梅田が始発。ゆったり座ってなんばまで涼しく4駅、こっちの方がずっといい。

   (大阪メトロ四つ橋線、なんば駅ホームにて 2)

 

 なんばの地下街は、まさにランチ天国である。カレーにハンバーグにラーメン、洋食に和定食におでん、全て試してみたわけではないが、間違いなく「とにかく旨い」という安い店がどこまでも続いている。

 

 中でも気に入ったのが、四ツ橋線の改札を出てすぐのところにあった「グリル ぶどう亭」。そのお隣にあった立ち食いの串カツ屋も大いに気になったが、お酒も飲むならともかく、この後に授業を控えた身で「酒ナシの串カツのみ」を、しかも立ったままで貪るのは試練が大きすぎる。

 

「グリル ぶどう亭」のテーブルで躊躇なく注文したのは、ダブルハンバーグ定食。つい先日、京都祇園の有名店でハンバーグ定食に裏切られたばかりだから、京都のカタキを大阪で討つ、サトイモの気合いはタダゴトではなかった。

(大阪なんば地下街「ぶどう亭」のダブルハンバーグ定食 2)

 

 そしてやっぱり、この選択はズバリ正解だったのである。熱く焼けた鉄板の上には、見事なダブルハンバーグ。向かって左は楕円球のハンバーグにマカロニ入りのホワイトソース、たっぷりの野菜炒めを真ん中に配して、右はスタンダードなチーズハンバーグにデミグラスソースがかかっている。

 

 こりゃ旨い。こうなると、味噌汁もゴハンも旨い。こりゃ絶対にまた来なくちゃいかん。店の前の昔懐かしい見本を眺めるに、エビフライにカニクリームコロッケ、カキフライにメンチカツも自由自在に組み合わせて、バラエティ豊富ないろんなセットが楽しめる。

(大阪なんば地下街「グリル ぶどう亭」。ランチ見本もマコトに旨そうだ)

 

 ナポリタンもあればカレーもあり、ステーキもあればヒレカツもオムレツもある。「こりゃ意地でもまた来なきゃ」というか、「こりゃもう大阪に移住しちゃおうか?」というか、「当分なんばで生活しよう」であって、こういう店に来ると、どうして大阪の人がこんなにランチに夢中なのか、心からよく理解できるのだ。

 

 大学学部1年生の頃、語学クラスのメンバーに、たくさんの大阪出身者が含まれていた。遥かな昔のことであるが、彼らは一様に東京のランチへの不満を訴えた。

(豚まんに海鮮かた焼きそば。これは「蓬莱551」のレストランにて)

 

 当時の今井君は、秋田の田舎から出てきて1人暮らしを始めたばかり。18歳の男子1人暮らしの身に、大学周辺のメシ屋のメシはマコトにおいしく思えたのだが、大阪から来た友人たちは「この辺の店のランチは、ほぼ論外」と口を揃えた。

 

 ま、生意気盛りの18歳、若気のいたりの発言かもしれないが、5人も6人もみんな真顔でうなずきあっていた。今こうして大阪なんばのランチの実力を見せつけられれば、うーん、「やっぱりそうだったのか」と、遥かな昔の疑念はキレイに払拭されるのである。いやはや、ホントに旨いのだ。

 

1E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 2/4

2E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 3/4

3E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 4/4

4E(Cd) Krivine & Lyon:DEBUSSY/IMAGES

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