Fri 220513 太平山の勇姿／ワタクシが「著名な出身者」って／ふと決意する♡ 4214回
ワタクシの場合、何しろ生き方が激しいから、その激しさを見る限り「愛郷心」「愛校心」「愛社精神」みたいなものを感じる人は少ないかもしれない。むかしむかし「愛校心のカケラもない人」と、ほぼ見知らぬ人にギュッと叱られたこともあった。
しかし諸君、実際のワタクシは愛郷心と愛校心と愛社精神のカタマリだ。どのぐらい凝り固まっているかは、それこそワタクシの日々の長文読解4000人の「フォロワー」（昨日の記事参照）、その皆さまが口を揃えて証言してくれると信じる。
（秋田太平山、1170メートル。山全体が「ご神体」、ただしツキノワグマの皆さまがウヨウヨ、油断して接近すると危険だ）
何しろ30年も昔から、2018年甲子園の金足農旋風を授業中に熱く予言していた今井君だ。大正４年の秋田中が、京都二中に延長戦で敗れた第１回大会の悔しい悔しい準優勝のことを、予備校の授業で熱く熱く語り続けたのも、やっぱりこの今井君なのである。
全国高校ラグビー大会（花園）での、秋田工の全国優勝15回のことだって、言わずと知れたバスケット能代工の抜群の偉業だって、サッカー秋田商の全国優勝２回のことだって、すでにこのブログで３度も４度も語り続けてきた。
だから４月18日朝、目の前に快晴の太平山を見晴るかして、その感動＆感激はまさに熱い感涙を誘う。太平山は、その山体そのものが神格なのであって、麓の三吉神社から標高1170メートルの「奥岳」まで、みんな残らず神様なのだ。
（桜の名所、千秋公園。はるかかなたに男鹿半島「真山」が見える。ただしナマハゲがウヨウヨ、やっぱり油断して接近するとコワいかも）
ワタクシが卒業した「秋田県立秋田高校」の校歌も、やっぱり冒頭は太平山の讃歌になっている（作詞：土井晩翠）。
「天上はるかに太平山の
姿は気高し三千余尺
長江流れて六十幾里
海にと馳せゆく雄物川波」
あまりにも短い校歌である。甲子園で４半世紀ぶりに勝利しても、勝利の凱歌は15秒しか続かない。
その太平山、これもまたワタクシの母校「秋田市立土崎小学校」の校歌でも冒頭に登場する（作詞・金子洋文）。
「明けゆく空に太平の
名峰あおぐ我が校舎
学びの庭に今日も集いて
教えの道に勤しまむ」
（千秋公園の手前、長く秋田に君臨した「ホテル ハワイ」の取り壊しが進んでいた）
いやはやわずか1170メートル、低山登山がブームのこの頃では、1170メートルでは「低山」のカテゴリーにギュッと入れられても致し方ないが、麓から山頂までツキノワグマがウヨウヨの太平山、今もなお秋田の人々の信仰の対象なのだ。
ワタクシの秋田高校は、1873年（明治６年）の開校。おお、その歴史の長さたるや、日本中に現存するほぼ全ての学校を凌駕する。さらに我が「土崎小学校」、愛称「つちしょう」のほうも諸君、開校は1874年（明治７年）。ワタクシは、日本で一番古い小学校と、日本で一番古い高校の卒業生なのだ。
しかし今この歳になってその「太平山」を眺めてみるに、確かに神格化されている気高さは認めるけれども、どうしても標高わずかに1170メートル、富士や鳥海や岩木山や羊蹄山の威容には、どうしても比較の仕様がないのである。
（秋田・青森間を走る特急「つがる」で大館駅に到着）
ワタクシも高１の秋、秋田高校の高１生全員が太平山登山を当時は強制されたので、あえて革靴でテッペンまで登ってみた。朝９時に麓に集合して、14時でほぼ全員が登頂した。関東地方の高校には「強歩大会」があるが、秋田高校は太平山登山なのだ。
野球部やラグビー部の連中は、最初から爆走して登り、２時間だか３時間だか、恐るべきスピードでテッペンに立った。「天上はるかに」も「太平の名峰」もあったものではない。部活の猛者たちならあっという間に征服してしまうような、低山プラスαに過ぎなかった。
しかし諸君、2022年の今井は思うのである。山の価値は決して高さでは決まらない。むしろこのレベルの平凡な山こそ、人々の讃仰の対象になっていいんじゃないか。
奈良時代以来の秋田の人が、信仰の対象とし続けた太平山。ツキノワグマがウヨウヨの太平山。平田篤胤どんが来る日も来る日も仰ぎながら明治維新の構想を練り上げた太平山。たった1170メートルであっても、霊峰と呼ばれて何ら恥じることはないのである。
（大館駅を通過するJR貨物のコンテナ車。神戸の駅弁「JR貨物コンテナ・すき焼き弁当」、近いうちに意地でもゲットしたい）
しかし諸君、気の弱い今井君は、やっぱり背伸びがしてみたい。1170メートルより2000メートルがいいし、出来れば「3000メートル級」、無理しても背伸びしてでも「4000メートル級」の賛辞が欲しい。
嬉しいじゃないか、「秋田市立土崎小学校」の「著名な出身者」を眺めていたら、著名な８名の中の１名に、何とこの今井君が入っている。「げろげろ、スゲぐね？」とビックリして、今度は「土崎中学校」をポチッとやると、またまた著名な出身者８名の１人に今井君がヌッと顔を出す。
秋田高校でもそうだ。確かにこちらは「著名な出身者」がググッと多くなるが、間違いなく今井君がニュッと顔を出し、むかしむかし高３の時の担任の先生の名前が、その後の「歴代校長」の中にキチンとはまり込んでいた。いやはや余りにも懐かしい。
（大館駅にて。秋田犬の諸君に挨拶に立ち寄った。詳細は、明日 １）
しかし諸君、これで満足していていいんだろうか。欲張りな今井君は、絶対にこのままでは満足できないのである。
小学校の著名な出身者、中学校の著名な出身者、高校の著名な出身者、それは間違いなく素晴らしい名誉＆栄誉であって、天国の父にも、存命中の母にも、今すぐに見せてあげたいが、いやはや、まだまだ足りないんじゃないか。
読者諸君にはマコトに申し訳ないが、情けないことに今井君は名誉心＆栄誉心のカタマリだ。もうひと旗、あげたい。もうひと花、咲かせたい。ふるさとの名峰を仰ぎながら、４月の朝のワタクシは「どうひと花咲かせるか」「どうひと旗あげてみせるか」を、懸命に考えてみたのである♡
（大館駅にて。秋田犬の諸君に挨拶に立ち寄った。詳細は、明日 ２）
しかし諸君、そうカンタンに「もうひと花」のアイディアなんか浮かぶわけもない。まあ今の時代なら「ユーチューバー」の世界しかなさそうだ。しかもその種のアイディアなら、ナンボでも浮かぶのだ。
とりあえず「20世紀の秋田弁で数学の授業」を思いつく♡ ワタクシは20世紀秋田弁を自由自在に使いこなせる人間国宝級のオジサマ。外国語以上に複雑な20世紀秋田弁の文法体系や発音体系を数学の授業に持ち込み、三角形の合同条件や相似条件を分かりやすく解説してみせる。
次のアイディアは、「今井の旅するフランス語講座」「今井の旅するドイツ語講座」「今井の旅するイタリア語講座」「今井の旅するスペイン語講座」。1990年代に絶好調だったNHKの外国語講座そのままのスタイルで、それぞれ旅のための語学講座を文法本位で展開する♡
（４月18日、大館でもそろそろ桜が咲き始めていた）
どうだい、ワタクシはアイディアの宝庫だ。まだまだナンボでも奇抜なアイディアが湧き出してくる。もし街で出会うことがあったら、遠慮なくドシドシ「こんなことをやってくれませんか？」の提案をくれたまえ。
ただし諸君、何と言ってもワタクシは「思いつきばかりで実行力に欠ける」という決定的な短所の持ち主。思いついたことの100分の１も実行できないし、いやもっと正確には１万分の１も実行してこなかった。
さらにワタクシは今も、「英語関係の授業を他社の映像で提供してはならない」というホントにマジメで厳密な契約の中で生きている。何かやって契約上許されるのは、数学・ドイツ語・イタリア語の類いの、あくまでオフザケの世界だけなのだ。
それだって、ホントに大丈夫か、サッパリ分からない。つまり五里霧中の状況。まあしばらくは遠巻きにして「今井は次に何をやるつもりかな」とニヤニヤ、楽しみに待っていてくれたまえ。要するに「もうひと花♡」とイジイジしながら、どうせ何にもやりそうにない。
（大館市役所前のポスト。秋田犬君もマスク姿だった）
しかし諸君、秋田市立土崎小学校の校歌の３番、公立小学校の校歌としてはビックリするほど攻撃的なその歌詞に、今井君の人生はグイグイ強烈に後押しされてしまう。
「北荒海の 日本海
吹雪に鍛えし 港魂（みなとだま）
逆巻く波に 帆を上げて
自由の海に 漕ぎ出でむ」
吹雪に鍛えし港ダマ、逆巻く波、自由の海、そこに帆をあげて力強く漕ぎ出す小舟。普通の校歌にはない、鬼気迫るものが、そこにはあるじゃないか。
1E(Cd) Jandó：MOZART／COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.5
2E(Cd) Jandó：MOZART／COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.6
3E(Cd) Jandó：MOZART／COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.7
4E(Cd) Jandó：MOZART／COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.8
7D(DMv) ANGEL HAS FALLEN
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