Wed 220406 福岡県折尾の大盛況/ダブルヘッダーも大歓迎/大阪で豪華な鯛めし 4189回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 220406 福岡県折尾の大盛況/ダブルヘッダーも大歓迎/大阪で豪華な鯛めし 4189回

 3月13日、福岡県折尾でのお仕事は、以前から何度も書いている通りの「ダブルヘッダー」。午前10時から1回、午後2時からもう1回、それぞれ90分の公開授業をこなす。

 

 ワタクシの長い仕事歴の中で、ダブルヘッダーは別に珍しいことではない。晩秋の札幌とか、つい2〜3年前までの久留米&博多とか、昨春の大分とか、依頼さえあればむしろダブルヘッダー大歓迎だ。

 

 というか、今回のスケジュールだって、もし「夕方5時か6時からさらに1回、トリプルヘッダーをお願いします」と言われれば、激しくガハガハ爆笑しながら大歓迎、「そうおっしゃるのを心から待ってました」と満面の笑みで応えていたに違いない。

 

 そもそも諸君、せっかくこうやって全国行脚しているのに、「1日のお仕事がたった90分」と言うんじゃ、あまりにも呆気ないじゃないか。

 

 タクシーとヒコーキと新幹線を乗り継いで、やっとのことでたどり着いた先でのお仕事が、うひょ、例えば19時半開始、21時終了、祝勝会も懇親会の談論風発も一切ナシ、あとはホテルの部屋での月下独酌が待っているだけ。いやはや、この無力感、かえって精神的に厳しいものがある。

(福岡県折尾、ダブルヘッダー450名のうち、午前10時スタートの第1部)

 

 だから3月13日、福岡県折尾でのダブルヘッダーは、いつもにもまして厳しい東奔西走の続いた2022年早春シリーズでも、ワタクシとして最大のクライマックスになった。全国の加盟校スタッフの皆さま、この夏も、この秋も冬も、是非&是非この今井に、ダブル&トリプルヘッダーを企画してくれたまえ。

 

 もちろん、そのダブル&トリプルヘッダー、「今井の個人的満足感を満たすため」などというバカバカしいものではない。信じがたい確率での「非常に満足」感を高め、我々の仲間を全国にバンバン増加させたいのだ。

 

 だって諸君、そうじゃないか。例えばワタクシの「Eテキスト」、超難関大の長文読解問題をまるまる1問カンペキに解説して、アンケートでは「非常に満足」90%以上、抜群の充実感をお約束する。

 

 あるいは「Dテキスト」「Cテキスト」なら、難関大の長文読解1問に加えて、ナチュラルスピードのリスニング問題も材料になる。リスニングの解決策に悩みに悩んでいる受験生諸君が多い状況で、最高のリスニング解決対策を提示できると自負している。

(小倉名物、チョコレート製のボルト&ナット。間違いなくチョコなのに、ビシッと完璧にネジが締まる 1)

 

 こんなにパンパンに張り切った今井君に、是非是非&ありとあらゆる活躍のチャンスを与えてくれたまえ。ネコにマタタビ、今井に公開授業。思う存分の大活躍を展開した後、生徒の満足感も、生徒の実数も、信じがたいほどのウナギのぼりになるはずだ。

 

 そもそも諸君、ワタクシのスタンダードは本来、河合塾でも代々木ゼミでも「90分授業なら1日5コマ」、駿台の時代には「50分授業で1日9コマ」なのだった。

 

 東進に移籍して17年、延々と甘やかされていつの間にか「1日♡90分労働」が定着してしまったが、たったそれだけじゃ物足りないのは、考えてみれば当たり前だ。

 

 最近は諸君、黒板に向かって90分授業3コマ、チョークで激烈な板書を続けただけで、右手がつってしまうほどのていたらく。ワタクシを変に老化させないためにも、もっともっと遠慮なしに、バンバン働かせてほしいのだ。

(小倉名物、チョコレート製のボルト&ナット。間違いなくチョコなのに、ビシッと完璧にネジが締まる 2)

 

 さて3月12日、翌朝10時からのダブルヘッダーに備え、燃えに燃える今井君は、ホテルのお部屋で早めに寝ちゃうことにした。だって神戸のホテルで食した豪華な駅弁と、新神戸駅「自由亭」で貪ったハンバーグ&ナポリタンで、もう胃袋にこれ以上つめこむ余地がなくなっていた。

 

 宿泊したのは、博多駅前のANAクラウンプラザホテル。今はもう営業しているのかいないのかさえ判然としない「代々木ゼミナール博多校」の目の前だ。むかしむかしのたいへんな繁栄ぶりを思い出せば、やれやれ、奢れる者は久しからず、盛者必衰のコトワリが身にしみる。

 

 予定としては、連日の月下独酌では寂しすぎるから、せめてギョーザの人気店で1時間ぐらい、博多の空気を満喫しようと考えていた。毎晩長い行列のできる有名店「旭軒」でもいいし、「旭軒」の行列を避けるなら天神の「テムジン」、今井君は日本中どこの街でも自由自在なのだ。

 

 しかしいくら自由自在でも、心と肉体の疲労はどうすることもできない。何せ大阪でズンボに穴が空き、その日の沖縄で新ズンボを求めて量販店を右往左往し(3日前の記事参照)、何とか事なきを得て沖縄から神戸経由の淡路島、そこから博多に移動して、やっと落ち着いたばかり。「静かな月下独酌のほうがいい」という情けない溜め息を、自ら肯定してしまう疲労ぶりだった。

(小倉名物、チョコレート製のボルト&ナット。間違いなくチョコなのに、ビシッと完璧にネジが締まる 2)

 

 3月13日朝、博多から小倉に新幹線で移動して、小倉からはタクシーで会場の「九州国際大学・折尾キャンパス」へ。ダブルヘッダーの出席予定者は約450名。地元県立の名門・東筑高校への進学予定者と、その保護者が半数以上を占める。

 

 この春は、大牟田と今回の折尾、北九州のスタッフの大健闘が印象的だった。1週間前の大牟田で300名、今回の折尾が450名。どちらも半世紀前には炭鉱と鉄鋼、マコトに20世紀的な重工業で大繁栄を経験し、そこから先は長い長い右肩下がりのツラい日々を生きてきた町である。

 (大阪・西梅田「禅園」にて。おいしゅーございました 1)

 

 ワタクシは、こういう町で生徒諸君の士気を高める役割が好きなのだ。40歳代後半から50歳代の保護者世代でさえ、昭和の頃の町の大繁栄をご存知ない。

 

 ふるさとが炭鉱や鉄鋼産業でどんなに激しい繁栄を遂げていたか、その辺の歴史から話し始めると、300名や450名、生徒と保護者2つの世代が同じように深く感動して、「そうだったのか、それなら自分たちも負けてはいられない」と、みんな固いコブシを握りしめる。

 

 そういう町が多いのは、関西・九州・中国&四国・北海道。考えてみれば今井の講演先はその地域に集中しているが、マッチングというか何というか、要するにワタクシはちょっとションボリしかけている町の人々をギュッと盛り上げるのが大好きなのだ。

 (大阪・西梅田「禅園」にて。おいしゅーございました 2)

 

 13日のダブルヘッダーも、「実はおととい、ズンボに穴が空きまして」と告白することナシに、「洋服の青山」のズンボとワイシャツだけで汗まみれになりながら無事に乗り切った。15時半で全ては滞りなく終了、呼んでもらったタクシーで16時、小倉の駅に帰ってきた。

 

 ここから、「いったん博多に戻って福岡に宿泊する」という選択肢もあった。しかし諸君、翌々日にはもう奈良での公開授業が控えている。博多でノンキに「旭軒」「テムジン」だの、「馴染みの『河太郎』で活イカの刺身」「中洲の屋台でラーメン」だの、そんなことを言っている場合ではない。

 (大阪・西梅田「禅園」にて。おいしゅーございました 3)

 

 ますます絶好調の今井君は、そのまま大阪への移動を決意。マコトに短い九州滞在だったが、今夜のうちに大阪にたどり着いて、またまた大阪での静かな月下独酌を満喫する方を選んだ。

 

 ただし諸君、いくら「月下独酌」と気取ってみても、寂しがり屋のサトイモが、それほど連日連夜の月下独酌だけでガマンできるはずもない。たどり着いた大阪リッツカールトンホテルで部屋のソファにへたり込むと、すぐに「ちょっと一杯だけ飲みに行くか」と腰をあげた。

 (大阪・西梅田「禅園」にて。おいしゅーございました 4)

 

 目指したのは、ホテルからすぐそばの地下街の店「禅園」。まん防の真っただ中ではあったが、それでもラストオーダーまでまだ約2時間が残っていた。すると諸君、豪華な土鍋の「鯛めし」を炊いてもらう時間の余裕がまだあるのである。

 

 キレイな前菜の盛り合わせに、タラの芽やフキノトウその他の天ぷらに、鯛めしにデザート、いやはや今井君は幸せ者だ。店を退散してから、何度も何度も同じことを呟きながら、実はこの夜も午前3時を過ぎるまで、美しい夜景を眺めながらの月下独酌は続いたのである。

 

1E(Cd) Patti AustinJUKEBOX DREAMS

2E(Cd) Richard TeeTHE BOTTOM LINE

3E(Cd) Brian McknightBACK AT ONE

4E(Cd) Isao TomitaShin Nihon Kikou

5E(Cd) Ralph TownerANA

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