Fri 220401 博多で異様に腹が減る／ラーメン屋を右往左往／大阪梅田の大熱演 4184回
年度がわりに何げなく「昨年までが東進で17年目、今年は18年目になります」と書いてから、ふと気づいたのが「ということは諸君、いまワタクシの目の前に並んでいる生徒たちは、ちょうど今井の東進移籍の年に生まれた赤ちゃんたちなんだな♡」という事実である。
そりゃさすがの今井だって年をとるはずだ。顔なじみのスタッフの皆さんも、やっぱり年をとるはずだ。今井がいきなり代ゼミから東進に落下傘でやって来た2005年、例えば32歳の若手だったスタッフはもう50歳、42歳の中堅スタッフだったオジサマたちも、おお、何と何と60歳になっていらっしゃる。
そういう年齢のオジサマたちは、今ごろ間違いなく「もうヒト花咲かせたい」「もうヒト旗あげてみせたい」と、心を熱く熱く燃やしていらっしゃる。ワタクシはいま、その「もうヒト花」「もうヒト旗」を全力で応援したいのである。
（３月９日、京都・城南宮の枝垂れ梅。「桜より梅が好き」と言い出すキッカケになった １）
４月１日、東京では早朝から冷たい雨が降り、雨の後はあいにくの強い風が吹いて、せっかくの桜は花吹雪。千鳥ヶ淵も、六本木ミッドタウンの桜並木も、国立劇場前も、桜の季節は終わりになってしまった。「もうヒト花」も何も、自然の摂理はマコトに厳しいのである。
ワタクシはこれからの４月、桜を眺めに北に向かう予定でいる。当初は「西へ、吉野の桜を」と考えていたが、吉野の桜は今年もずいぶん早いらしい。吉野の宿をキャンセルして、角館に弘前に函館、４月中旬から下旬まで、桜を追って北上するのがよさそうだ。
もちろんその前に、いつも通り大阪で４月の文楽を眺め、ついでだから京都の４月も満喫するのだが、その辺の話はまだ待ってくれたまえ。だって諸君、ブログの上ではまだワタクシは３月７日、福岡県大牟田で300名、17年の付き合いのスタッフと大規模イベントを楽しんだ後の余韻に浸っているのだ。
（３月８日、大阪グランフロントでの公開授業。最難関国立大の長文問題を使用。みんなビックリの大好評だった。１）
大牟田から博多のホテルに帰った今井君は、異様に腹を減らしていた。昔なら大牟田で、「どうですか、有明海の魚介類でも？」と、ニコヤカにお食事会のお誘いを受け、ワラスボにクッツォコにムツゴロウ、不思議な姿の魚介料理を満喫して、楽しい夜を過ごしていたはずである。
しかし今はもちろん、そんな夢の世界は全てご法度だ。黙ってタクシーに乗り、黙って新大牟田の駅に着き、駅前のコンビニで買った缶ビール２つを握りしめて、博多まで黙って帰らなければならない。
すると深夜、博多のホテルの今井君は「オナカが減ったよ」「オナカが減ったよ」と、小６か中１の男子みたいにメソメソする羽目になる。どうしても吉野家の「ダブルハムエッグ牛小皿定食」が貪りたくなる。普通の味噌汁じゃ足りないから、味噌汁を「とん汁に代えてください」、そんなの当たり前だ。
しかしその吉野家の「ダブルハムエッグ牛小皿定食」、マコトに残念なことに「朝限定メニュー」だから、博多駅前店が開店する朝５時だか６時だか７時だかまで待たなきゃならない。
（３月８日、大阪グランフロントでの公開授業。最難関国立大の長文問題を使用。みんなビックリの大好評だった。２）
むかしむかし、コロナ前の夢のような世界なら、深夜１時だって２時だって、朝３時だって４時だって５時だって、いったんオジサマが本気になって街に繰り出せば、イカでもラーメンでも焼き鳥でもうどんでも、何でも自由にポンポンに詰め込むことができた。
しかし今や、深夜＆早朝の世界は完全にパラダイムチェンジが完了。「ワガママは一切許しません」という強烈＆強固なガードが、街全体に張り巡らされている。
午前２時の今井君は、博多駅前のホテルで空腹を抱えたまま立ち往生した。
① このまま明日６時を待って吉野家の「ダブルハムエッグ牛小皿定食」を貪るか、
② 近くのコンビニに走って、魚肉ソーセージ５本でビールを痛飲するか、
③ 通りの向こうの「すき家」に闖入してワンオペの店長に迷惑をかけるか、その選択に窮したわけである。
こんなふうにして諸君、「大ベテラン」「超ベテラン」を自称するツワモノたちも、コロナの世界で右往左往＆キリキリマイ、腹を減らしたハイエナよろしく、すき家と吉野家と「かつや」と「てんや」のどれを選ぶかで、マコトに滑稽な深夜＆早朝を過ごしているのだ。
（３月８日、大阪グランフロントでの公開授業。最難関国立大の長文問題を使用。みんなビックリの大好評だった。３）
しかし不思議なもので、それほどの右往左往で空腹をやり過ごした後の朝は、奇妙なぐらいポンポンが落ち着いている。「別にそんなに焦らなくても、昼食に博多駅のラーメンでもすすっていけばいいじゃないか」と、ニコニコ腕組みなんかしているのである。
しかもその博多ラーメンだって、「別に焦って長い列に並ばなくても」と、再びニヤニヤしはじめる。春の卒業旅行シーズンが始まった頃で、博多駅の人気ラーメン店はみんな長蛇の列が出来ている。滅多なことでは闖入できそうにない。
一方マコトに残酷なもので、いったん「不人気店」のレッテルが貼られると、もう目も当てられないほどのガーラガラ、隣りの店が長蛇の列なのに、こっちの店は全てのテーブルが空いている。
（３月９日、京都・城南宮の枝垂れ梅。「桜より梅が好き」と言い出すキッカケになった ２）
こうなると、ポンポンのほうで余裕のヨッチャンのなっちゃった今井君は、思わず似合わないホトケゴコロを起こして、その不人気店を元気づけようとズカズカ、ガーラガラの店内に元気に踏み込んでみた。
すると諸君、ビックリするじゃないか、ほぼ全てのテーブルが空いているのに、店内で一番小さなテーブルに座るように、厳しい指示がとんできた。「あれれ、だって他もぜんぶ空いてますよ」と訴えても、意地でもその最小テーブルを利用するように厳しく申し渡される。
なるほど、これほどの不人気には理由があるのだ。別にその「激辛ラーメン」「赤ラーメン」「黒ラーメン」が言語道断にマズいと言ふわけじゃない。他が全部空いていても「意地でも小さいテーブルに」、その異様なサービス精神が、このガラガラぶりを招来してしまっているわけだ。
（３月９日、京都・城南宮の枝垂れ梅。「桜より梅が好き」と言い出すキッカケになった ３）
というわけで諸君、博多では何も食べずに新大阪までやってきた。例のガラガラ激辛ラーメンは、もちろん何も注文せずに憤然と店を出た。腹が立ちすぎて、博多で駅弁を買う気持ちにもなれなかった。
その結果が、昨日の写真の「串カツ屋」である。19時から大阪で仕事がある日だったから、もちろんお酒は飲めなかったが、他には誰もいない広い店内で、自由自在＆正々堂々と串カツを満喫して、博多がらがらラーメン屋のイライラを吹き飛ばした。
３月８日、正式には「兵庫県西宮での仕事」であったが、会場は「大阪駅グランフロント・カンファレンスルームC」。超高級の大会議室に、西宮や梅田周辺の超優秀な諸君に集合してもらい、最難関国立大の長文読解問題を１問、90分でカンペキに解説したのである。
まあ諸君、別に自慢するのではあるが、今の今井君はこのタイプの授業もシコタマ得意。従来の「モチベーションアップ系」ももちろん得意中の得意であるが、難関大学の長文読解問題を解説して、他者にヒケを取ることはまず考えられない。
（３月９日、京都・城南宮の枝垂れ梅。「桜より梅が好き」と言い出すキッカケになった ４）
大阪グランフロント会場、出席者は約150名。宿泊していたのは、西梅田の「リッツカールトンホテル」だったから、徒歩でたった10分のマコトに便利な会場だった。
こういう状況なら、終了後の単独祝勝会にも事欠くことはない。といっても、もちろん「まん防」真っ只中。セブンで揃う酒と食材を満喫しただけである。
20日間近くに及ぶ長い東奔西走＆南船北馬も、この日はまだ２日目。翌日は岡山での公開授業だったが、何しろ夕暮れ18時に岡山に到着すればいいらくらくスケジュールだ。
本日の梅の写真は、岡山に向かう前に京都・城南宮で撮影した枝垂れ梅のもの。いやはやこんなに美しくては、「桜より梅」と言い出すワタクシの気持ちも、少しは分かってもらえるんじゃないか。
1E(Cd) George Duke：COOL
2E(Cd) Joe Sample：RAINBOW SEEKER
3E(Cd) Joe Sample & Lalah Hathaway：THE SONG LIVES ON
4E(Cd) Marc Antoine：MADRID
5E(Cd) Ornette Coleman：NEW YORK IS NOW!
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