Thu 220324 静岡での大熱演/東京駅弁「深川めし」/宝ヶ池プリンスホテルへ 4178回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 220324 静岡での大熱演/東京駅弁「深川めし」/宝ヶ池プリンスホテルへ 4178回

 2月14日のワタクシは、静岡で公開授業。いつも通りの大熱演を繰り広げた。夕暮れの新幹線「ひかり」で、東京から静岡までちょうど1時間。この3年余りは、静岡駅北口の「レイアップ」という貸し会場を使用。キャパ300名近い大きな会場で、マコトに気持ちよく90分の熱演を楽しんでいる。

 

 コロナ対策で「キャパ1/2」「必ず1席あけ」のルールはもちろん厳守。それでもやっぱり150名、使用したテキストは「D」。空欄補充問題が6つもある難問に、受講生全員が思い切り熱中してくれた。

(2月14日、静岡で150名の大盛況。テキストDで大熱演を繰り広げた)

 

 写真を眺めると、「むしろこのぐらいの人口密度がノーマルなんじゃないか」「2019年まではこの2倍3倍の人口密度でモーモーと湯気が上がる熱気だったが、長机の両端に1人ずつ、授業としてはこれが理想的なんじゃないか」とつくづく思うのである。

 

 もちろん、コロナ前までのおしくらまんじゅうみたいな大盛況も楽しくてたまらなかった。校舎内の小さな教室で、机ナシの椅子のみ、超格安LCCの機内みたいな空間で、湯気の上がる大爆笑の連続。あの強烈な思い出も忘れがたいが、もしも授業効果を真剣に考えるなら、この日の静岡ぐらいがベストなんじゃないか。

 

 ま、ぜひ次回こそはいま大評判の「テキストE」にチャレンジしてほしい。次に静岡を訪ねるのは6月か、7月か。数ヶ月の間に大きく学力を伸ばした静岡の諸君が、今から楽しみでならない。

     (静岡県三島付近からの夕暮れの富士 1)

 

 終了後、静岡から夜の新幹線に乗って京都に向かった。素直に東京に帰ってもいいのだが、翌々日には大阪府茨木で公開授業がある。Kuso-Majimeにいちいち東京に帰らなくても、京都で2泊したほうが、交通費が安くつく。

 

 京都方面最終の「ひかり」の中で、もちろん「まずビール」。公開授業がいつも通りの大成功を収めた後は、駅近くのコンビニで買った冷えたビールが最高に旨い。いやはや、これだけは何が何でもヤメられない。

 

 ビール1缶をほぼ一気に飲み干した後で、夕方の東京駅で買っておいた大好きな駅弁「深川めし」を開いた。代ゼミ時代、1週間に1回の名古屋出張があって、その朝には必ずこの「深川めし」を貪った。

     (静岡県三島付近からの夕暮れの富士 2)

 

 考えてみれば、あれももう20年前のこと。ずいぶん長くこの仕事に夢中になってきたということだ。しかし、あれれ、ホントに久しぶりに購入してみると、中身の構成も味付けも、ずいぶん大幅にリニューアルされてしまっている。

 

 メインは20年前とおんなじ。タップリのあさりと、穴子の蒲焼き。しかし諸君、味付けが醤油から味噌に代わり、お漬物も小ナスからべったら漬けに代わってしまっている。

 

 何だかずいぶん豪華になって、おやおや、おかしな肉片やらエビ片やら味の濃い黒い味噌やら、不必要なものがいろいろ加わっている。ワタクシが20年前の名古屋出張で愛していた、シンプルでスリムな駅弁ではなくなってしまったようだ。

(大好きな東京駅弁「深川めし」。ただしいろいろ余計なものが加わった 1)

 

 そういう不必要な豪華さへの変化にガッカリしながら、夜の車窓を楽しんだ。静岡、掛川、豊橋、浜松。「ひかり」だから、静岡を出れば浜松で止まらないが、懐かしの「深川めし」は、その浜松までなかなか減らなかった。おかしなリニューアルなんか、して欲しくなかった。

 

 名古屋に着く前から深く居眠りをして、目が覚めたらもう22時すぎ、「ひかり」は京都に到着する直前だった。ビールの空き缶と駅弁の残骸をクズモノ入れに捨てて、静岡から京都まで2時間弱、短い旅はあっという間に終わりになった。

 

 ホントは名古屋で途中下車して、新幹線ホームの「住吉」で名物きしめんをすすってもよかった。その場合、名古屋から最終の「こだま」に乗り換えなきゃいけないが、せっかくのチャンスだ、きしめんぐらいフーフーやってから京都入りしたかった。

 

 しかし「住吉」もまた、コロナの影響で時短営業。22時過ぎの新幹線なんか、もちろん待っていてはくれない。リニューアル「深川めし」への欲求不満と不完全燃焼を感じていても、今井君1人の力ではどうすることもできないのである。

(大好きな東京駅弁「深川めし」。ただしいろいろ余計なものが加わった 2)

 

 京都駅で地下鉄烏丸線に乗り換えて、夜の古都をひたすら北上。北の終点「国際会館」の駅に向かった。

 

 何しろ第6波ピークの頃だ。京都の夜もまた、悲しくなるほど早い。23時、地下鉄は四条でガラガラになり、今出川で残っていた客は1両に2人か3人、北大路の駅からは今井1人だけになった。

 

 普段なら、国際会館の駅からプリンスホテルまで、連絡通路で直接行けるのだが、その地下通路は22時半に閉鎖されてしまう。するとホテルの宿泊客は、街灯もあまり多くない京都・岩倉あたりの暗闇を、15分近くかけてホテルまで歩かなけれならない。

 

 ワタクシと同じ運命で、ホテルへの暗闇を歩む若い女性が1人。重たいスーツケースを引きずって、いかにもツラそうに歩いていらっしゃる。

 

 イノシシが出てもおかしくない北山の暗闇だ。キツネやらタヌキやら、シカやら危ないオジサンやら、ありとあらゆる怪しい存在が、そこいら中に蠢いている気配だって感じる。

 

「お手伝いしましょうか?」と声をかけてあげたいが、こんな暗闇の道では、まさにそのサトイモの声かけこそが、彼女にとって一番の恐怖のモトになるだろう。

(京都地下鉄・烏丸線の北の果て、国際会館駅。電車から降りたのは数名だけだった。このあと、北山の暗闇を徒歩で15分、グーグルマップだけが頼りだった)

 

 いつもの「予想の3倍重い」革鞄1つをブラブラ、とりあえず今井君はそうやって、無事にノンキにホテルのフロントに到着した。早速フロントクラークに、たったいま経験した京都の闇の山道の、苦労と苦難を報告した。

 

 今後のために、何とか連絡通路をせめてもう1時間だけ、地下鉄の終電まででいいから閉鎖しないでもらうように出来ないのか。

 

 だって諸君、「国際会館」の駅を使う人の多くは、このプリンスホテルの宿泊客か、隣接する国際会議場に集まる世界のVIPたちばかりなのだ。

 

 フロントクラークも、ワタクシの言葉に100%同意してくれた。もちろん今井君は「クレームをつけた」の類いの威圧的言動を選んだのではない。

 

 ただ今後のために、宿泊客と世界のVIPのために、「せめてあと1時間、連絡通路の閉鎖を待ってくれるように、京都市営地下鉄側と交渉してくれないか」、それをホテルサイドに提案しただけの話である。

 

1E(Cd) Mehta&LondonBERLIOZSYMPHONIE FANTASTIQUE

2E(Cd) SCHUBERTERLKONIG SUNG BY 18 FAMOUS SINGERS

3E(Cd) TOSHIYUKI KAMIOKA&WUPPERTALSCHUMANNSINFONIE Nr.4

4E(Cd) Walton, MarrinerRICHARD 

7D(DMv) TRACERS

total m51 y222  dd27250