Wed 220105 正月4日の年越し蕎麦/恵方巻には早すぎる/春スケジュール 4156回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 220105 正月4日の年越し蕎麦/恵方巻には早すぎる/春スケジュール 4156回

 楽しかったお正月も、どうやらこれでオシマイだ。多くの人は昨日か今日がが仕事始め。「まだまだ当分の間はマスク生活か」と、深い溜め息をついているに違いない。一方かく言うワタクシは、仕事始めは遥かかなたの話なので、むしろそのことに一風かわった溜め息をついている。

 

 だって諸君、外に出て労働することを「仕事」と呼ぶ日本古来の習慣に従えば、今井の仕事始めはどうやら1月29日になりそうなのだ。そのスケジュールの詳細は、今日の記事の最後の方に示すとして、いやはや全く仕事がない。

 

 あえて言うなら、2022年最初のお仕事は「共通テストの問題を解いてみる」「最も適切な時間配分を検討する」「各大問の最もスピーディーな解き方を確認する」「受験生に推奨すべき読み方&解き方を研究する」など。要するに2022年の共通テストが終わってくれないと、ちっとも先に進めない。

(1月4日の年越し蕎麦①  まずは「テイスティング」として、北海道新得(左)と栃木県都賀(右)のお蕎麦を一口ずついただく)

 

 そこで1月4日の今井君は、暢気に銀座まで散歩に出た。懐かしいワタクシの雪国は今日もまた大雪の中のようだが、東京は信じがたいほどの快晴。風は冷たくても、お日さまの光はふと汗ばむぐらいに暖かい。「そろそろ年越し蕎麦でも食べなきゃな」と考えた。

 

 年越し蕎麦は、もちろん大晦日にすするものであるが、長く激しい人生を這いずり回ってきた長老イマイとしては、「銀座の年越し蕎麦」「麻布十番の年越し蕎麦」「世田谷の年越し蕎麦」「大阪の年越し蕎麦」など、どうしてもすすりたい年越し蕎麦が多種多様に存在する。

(1月4日の年越し蕎麦②  さすが銀座4丁目のお蕎麦屋さん。個室には、ピアノとベースとレコードプレイヤー。古めかしいレコードコレクションにも度肝をぬかれた)

 

 コンビニの店先には、もうとっくに「恵方巻」のノボリがはためいている。ワタクシは恵方巻というものには全く興味も関心もないから、おそらくこれからの人生で恵方巻を体験することも口の中に突っ込むこともないが、とにかくコンビニの年明けは意地でも恵方巻。どうしてそんなに先を急ぐのか、不思議でならない。

 

 諸君、1月の4日や5日は、お先走って1ヶ月も先の恵方巻を予約したりする日ではない。1月4日&5日にふさわしいのは、大晦日とお正月の思ひ出を仲間どうしノンキに語り合うことである。

 

「大晦日のテレビは何を見た?」であり、「お正月は何してた?」でなければならない。「今年は恵方巻どうする?」などという会話はマコトに興ざめだ。

(1月4日の年越し蕎麦③  単なるお蕎麦だけじゃない。「お蕎麦パスタのクリームソース」なんても出た)

 

 むかしむかし、昭和のコドモたちにとっては、年の暮れのテレビは「欽ちゃんの仮装大会」「レコード大賞」「紅白」に決まっていて、何しろ紅白どん、視聴率が80%に接近するなどという時代だってあった。「紅組が勝ったか、白組が勝ったか」が年明けの話題の中心であって、テレビのナマ番組まで紅白の話題一色だった。

 

 お正月になれば、もちろんテレビの定番は「スター☆かくし芸大会」。「仮装」「紅白」「かくし芸」の3つをほぼ見たことがない今井君、ドリフの大騒ぎも知らず、ズンドコ節も歌えない今井君は、小学校でも中学校でもそのことだけで「ガリ勉」と決めつけられた。

(1月4日の年越し蕎麦④  揚げだし豆腐。これにはお蕎麦の演出はなくて、むしろホッと安堵の胸をなでおろす)

 

 しかし諸君、今井君のお正月は「高校ラグビー」「大学ラグビー」「能楽」「歌舞伎中継」に夢中になることから始まっていた。勉強だなんてのはもちろん、秋田の3学期が始まる1月20日(当時)まで一切しなかった。

 

 昭和の北国の冬休みはマコトに長々しいもので、温暖な地方の皆さまは「1月8日に3学期スタート」だっただろうけれども、雪の中の冬休みは延々と小正月の先まで続いた。

(1月4日の年越し蕎麦⑤  お蕎麦の粉をふんだんにつかった熱いポタージュ。たいへんおいしゅーございました)

 

「七草がゆをいただけば、もう翌日から学校」とか、そういうスマートな世界じゃなくて、カビの生えたお供え餅をおしるこにして食べさせられ、巨大段ボール箱のミカンが2箱も3箱もカラになっても、まだ冬休みは続いた。昔のお供え餅は真空パックじゃないから、1月10日を過ぎればカビだらけだった。

 

 これは諸君、それなりにシラケるのである。大相撲初場所が始まっても、まだ冬休み。大相撲が千秋楽を迎える頃まで冬休みは続いた。それまでは、来る日も来る日もテレビで映画を見て過ごすけれども、今と違って「どんな映画をみるか」の選択権はナシ。テレビ局サイドが選んで垂れ流すままに任せるしかなかった。

 (1月4日の年越し蕎麦⑥  お蕎麦コースにステーキもつく。アブラ多めの苦手なボヨヨン肉だが、おいしゅーございました)

 

 そういう時代を思い出しながら、ワタクシの2022年早春スケジュールを眺めてみると、「おやおや、これじゃ昭和の今井君のコドモ時代に戻ったみたいだ」と、改めて苦笑する。冬休みが1月28日まで続いて、3学期の始業式は129日の京都。要するにそういうことである。

 

2022 早春スケジュール】

   1月29日 京都

   2月2日 兵庫県 豊岡

   2月6日 神戸

   2月13日 長崎

   2月13日 長崎県 諫早

   2月14日 静岡

   2月16日 大阪府 茨木

   2月18日 那覇

   3月7日 福岡県 大牟田

   3月8日 兵庫県 西宮

   3月9日 岡山

   3月10日 沖縄県 浦添

   3月11日 兵庫県 洲本

   3月13日 福岡県 折尾

   3月13日 福岡県 折尾

   3月15日 奈良

   3月16日 兵庫県 姫路

   3月17日 沖縄県 東風平

   3月18日 千葉県 船橋

   3月19日 徳島

   3月20日 神奈川県 相模大野

   3月21日 千葉県 海浜幕張

   3月22日 千葉

   3月23日 埼玉県 南浦和

   3月26日 東京都 三鷹

(1月4日の年越し蕎麦⑦  さすが蕎麦屋だ、天ぷらも出る。写真を撮る前に大海老の天ぷらをうっかり食べてしまった) 

 

  ただ、それでは「いいなぁ今井君は。冬休みがすごく長くて♡」かというと、決してそういう話ではないのだ。

 

 冬休みが長いぶん、3月のスケジュールが凄まじい。まあ一覧表を眺めながら、3月7日から3月23日までの2週間、いったい今井君がどんな行程で日本を駆け回るか、想像してくれたまえ。

 

 縦の一覧表を見てもその凄さが実感できない人のために、ちょいと横に並べてみよう。ついでに交通機関も書き足してみると、以下のようになる。

 

 東京→(ヒコーキ)→ 3月7日大牟田→(ヒコーキ)→ 3月8日西宮→(新幹線)→ 3月9日岡山→(新幹線+ヒコーキ)→ 3月10日沖縄県浦添→(ヒコーキ+高速バス)→ 3月11日兵庫県洲本→(高速バス+ヒコーキ)→ 3月13日福岡県折尾♡ダブルヘッダー→(ヒコーキ+近鉄特急)→ 3月15日奈良→(新幹線)→ 3月16日姫路→(新幹線+ヒコーキ)→ 3月17日沖縄県東風平→(ヒコーキ)→ 3月18日千葉県 船橋→(ヒコーキ)→ 3月19日徳島 →(ヒコーキ)→ 3月20日神奈川県相模大野  3月21日千葉県海浜幕張  3月22日千葉  3月23日埼玉県南浦和。

 

 どうだい諸君、しかもこの激しいスケジュールを縫って、思いも寄らないタイミングで東京に帰っていたりする。持参する荷物は、片手で軽く持ち運べるビジネスバッグ1つ。誰がどう考えても「おかしんじゃね?」というスーパー軽装である。

 (1月4日の年越し蕎麦⑧  ついに〆のお蕎麦が来た。ホントはこのお蕎麦だけを5枚も6枚もすすりたかった)

 

 そして諸君、何と今井はこれだけのスケジュールを、全て自分1人で管理する。美人秘書なんか雇って何か良からぬことを企む趣味はサラサラないし、会社に任せて社員の皆さまに余計な負担をかけるのも申し訳ない。

 

 ヒコーキの手配、新幹線の手配、ホテルの手配20泊分も、全て自分でMac君とスマホをポチポチ、2時間もかからずに全ての手配が完了する。いやはやほとんど旅行会社のベテラン社員に勝るとも劣らない手際のよさである。

 

  しかもワタクシは、「もっともっと全国を走り回らせてほしい」と心底から願っている。思わず「たったこれだけですか?」「まだナンボでも走り回れますよ」と、年甲斐もないダダをこねてみせたりする。

(1月4日の年越し蕎麦⑨  さすが銀座4丁目、蕎麦懐石の最後にはデザートもでる。両者とも徹底的にお蕎麦にこだわってござる)

 

 それというのも、コロナどんが悪さを続けているから。2年前、2020年の春には、2月後半から3月にかけての公開授業が軒並み中止になった。

 

 昨年2021年だって、やっぱり講演や公開授業の数が減り、キャパ1/2ルールにも苦しめられた。海外の旅はもちろんダメ。これではおっちょこちょいな楕円球のサトイモが、「もっとたくさん、思うぞんぶん転がりてえよぉ」「もっとどんどん転がらしてくんろぉ」と嘆くのも当然だ。

 

 まあ諸君、それもこれも0396軍団の今後次第。0396とはもちろんオミクロンであるが、その程度の語呂合わせはとっくの昔に誰もが思いついていて、今や0396と入力しただけでオミクロンが表示される。おやおや、皆さんもずいぶんイライラが募ってますね。

 

 ま、とにかくせっかくの大好きな過密スケジュール、1つたりとも中止になったりしないように、オミクロンどんの撤退を心の底から願っている。というか、おそらく現実にはオミクロン&デルタの連合軍だ。諸君、マスクと換気を徹底しようじゃないか。

 

 そして何より、パニックに陥りなさんなよ。マスコミ報道を眺めていると、マスコミの諸君が最も率先してパニックになりかけている様子。落ち着きたまえ、落ち着きたまえ。ウレタンマスクと布マスクをキチンとみんなでヤメにして、毅然としてコロナ連合軍に立ち向かおうじゃないか。

 

1E(Cd) Karajan&BerlinHOLSTTHE PLANETS

2E(Rc) Amadeus String QuartetSCHUBERTDEATH AND THE MAIDEN

3E(Rc) Solti & ChicagoBRUCKNERSYMPHONY No.6

4E(Cd) Akiko SuwanaiDVOŘÁK, JANÁĈEK, and BRAHMS

7D(DPl) 文楽:義経千本桜「伏見稲荷の段」竹本相生大夫 「渡海屋 大物浦の段」豊竹咲大夫 竹本津大夫

10D(DMv) MODEL CITIZEN

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