Sat 211204 札幌のライフワーク10年/安いヒツジを食べ放題/メェからベェへ 4137回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 211204 札幌のライフワーク10年/安いヒツジを食べ放題/メェからベェへ 4137回

 1123日の札幌でのお仕事は、スタッフから事前に「出席予定者が、1000名を超えています」というマコトに嬉しい報告が入っていた。

 

 何度も書くようだが、11月の札幌で仕事をするようになって、すでに10年が経過。10年前には200名を超えるか超えないか、札幌スタッフの皆様とも、当時たいへん微妙な関係性でスタートした仕事である。

 

「微妙な関係性」とはどういうことかというに、要するに仕事の後の飲み会の雰囲気が微妙だったのであって、お互いオナカの中の探り合いというか、札幌の皆様からすれば「こんなヒゲの楕円形人間に、札幌の将来を託していいの?」みたいな、躊躇とウタガイのマナコぐらい当たり前じゃないか。

(サッポロビール園でヒツジをワシワシ。「1000人超」の大イベントに向け、万全の体力&精神力を確保する 1)

 

 しかしあれから10年、双方マコトに大事に関係性を育ててきた。200名の翌年には300名に増え、300名の翌年には400名に増えた。500名に増えた年からは、会場を2つに分けて、午前は札幌駅前のホテルで300名、午後は新サッポロ駅前のホテルにクルマで移動して200名、ダブルヘッダーも率先してこなした。

 

 その形式のダブルヘッダーが2年続いた後、ついに700名になった札幌の会場は、ワタクシの古巣:代々木ゼミナールの校舎跡になった。モト・代ゼミの大教室に、午前350人、午後350人、かつては代ゼミの浪人生諸君でいっぱいだった大教室に、中3生とその保護者が集結してくれた。

(サッポロビール園でヒツジをワシワシ。「1000人超」の大イベントに向け、万全の体力&精神力を確保する 2)

 

「出席者が増えすぎて、もう収容できる会場がありません」という報告が入ったのが、2020年夏のこと。申込者800名、しかもコロナの感染拡大で「キャパ1/2ルール」が最も厳しく要求され、800名を400名ずつのダブルヘッダーに分けても収容しきれなかった。

 

 だから、2020年の札幌で使わせてもらったのが「北海道新聞ホール」。札幌で2番目に大きな講演会場で、収容人員は8001/2ルールを厳守すると、午前400名、午後400名、「それで何とか収容できるでしょう」というスタッフのお顔にも苦渋の表情が滲んだものだった。

(サッポロビール園でヒツジをワシワシ。「1000人超」の大イベントに向け、万全の体力&精神力を確保する 3)

 

 だって諸君、200名から毎年100名ずつ着実に増やしてきて、昨年2020年には「いよいよ一気に1000、行きますか?」と、ワタクシも東進担当者も札幌スタッフの皆さんも、ホンキで一気に1000オーバーを目指していたのである。

 

 ワタクシは、あの昨年の悔しさを忘れていない。何が悔しかったかというに、コロナさえなければ昨年2020年のうちに間違いなく1000を突破していたのだし、1000突破を実現した後の懇親会というか祝勝会というか、ススキノの夜はさぞかし歓喜に溢れる爽快かつ激烈なものになっていたに違いないのだ。

 

 しかしもちろん、昨年2020年の懇親会は中止、というか禁止、というか完全自粛。北海道新聞ホール、通称「道新ホール」での夕暮れ、ついに800名を実現し、マスク越しの大爆笑も途切れない大成功だったにも関わらず、ワタクシもスタッフもお互いに、「残念でしたね」という挨拶でお別れしたのだった。

 (今年の札幌は、11月20日を過ぎても雪がなかった 1)

 

 こういうふうに10年かけて着実に出席者が増加してくれば、もはや「ライフワーク」という濃厚な雰囲気が横溢するのである。まもなく1000は実現できるだろう。しかし絶対にそこで満足するわけにはいかない。5年後には150010年後には2000、そうやって着実に大きくしていきたい。

 

 しかし今年の8月、札幌のスタッフから寂しい報告が入った。「今年の11月は、大規模な会場がみんな予約で埋まっていて、どうやら200名ぐらいの小さな会場でダブルヘッダー、合計400名がギリギリです」というのである。

 

 ワクチン接種によるコロナの落ち着きを見越して、大規模ライブコンサートなどが札幌に集中したようだ。そりゃ46人とか48人とかのアイドルライブやら、ジャニーズ系超イケメンのライブなんかがどんどん札幌を目指したんじゃ、サトイモ♡オジサマの授業ライブが太刀打ちできるはずがない。

 (今年の札幌は、11月20日を過ぎても雪がなかった 2)

 

 ま、それなら仕方がない。200名 ×2のダブルヘッダー、合計400人規模となると、2020年=800名の半分に減っちゃうことになるが、何しろこんな疫病が世界を席巻したのだ。今井君みたいなのは、たとえホワイトボード2枚の小さな会場でも、大人しくスッコンでいて、また来年を目指して捲土重来、グッと我慢の1日を覚悟した。

 

 しかしそれにしても、悔しくて悔しくてたまらない。10年もかけて、200名の講演を800名規模まで育てたのだ。やむを得ぬ事情とは言っても、それがいったん400まで規模を縮小すれば、またいつ元に戻れるか分からない。

(サッポロビール園でヒツジをワシワシ。「1000人超」の大イベントに向け、万全の体力&精神力を確保する 5)

 

 特に今井君は、オジサマのくせに超人気商売。オジサマというのは非常に老いやすい生き物であって、ちょっと油断すればポンポンが突き出し、首は白鳳&天平の仏像よろしく二重アゴ・三重アゴ・五重アゴになり、玉手箱も開けないのに浦島太郎よろしく「たちまちオジーサン」、人気の長続きはマコトにむずかしい。

 

 だから「いったん400名規模に縮小します」という9月の予定は、「懸命に10年続けてきたライフワークも、コロナのせいでオシマイか」と言ふ苦渋の決断を含んでいた。秋の今井君はホントにしょんぼり、ついでに右のお目目の病気も重なってがっくり、自分でもびっくりするほど肩を落としていた。

 

 そこへ諸君、右のお目目の手術が無事に終了、徐々に視力も回復しつつあった11月初旬に、札幌のスタッフから嬉しい報告が入った。「どうやら1000名を超えそうです」「今は1000名にさらにどれだけ上積みできるか、スタッフ一同みんな懸命です」というのである。

(サッポロビール園でヒツジをワシワシ。「1000人超」の大イベントに向け、万全の体力&精神力を確保する 6)

 

 では「そんな大きな規模の会場は確保できたのか?」であるが、「カナモトホールが取れました」「NHKのど自慢をやるような会場です」とおっしゃる。実際にカナモトホールはNHK札幌支局のお隣。46とか48とかジャニーズ系とか、はたまたジーチャン&バーチャン向けの演歌ライブとか、そういうのが1つ、突然の中止を決定したらしい。

 

 こりゃ大したもんだ、夢ではないか、報告を受けたサトイモ閣下は、思わず手踊りしながら何度か絶叫したのである。スンバラシイじゃないか、間違いなくスンバラシイじゃないか。こりゃ何が何でも大成功に導かなければならない。

 

 大成功とは最終的には「数字」のことであって、今井君が予備校講師を初めて以来、こんな情けないルックスのくせに「まだ誰にも負けたことがない」と豪語できるのは、まさにその「数字」の世界なのである。

 

 若い諸君にあんまり「数字」「数字」と連呼するのは教育上よろしくないだろうから、この際「成果」と言ってもいい。教育上の成果ばかりでなく、「経営上の成果」と言ふ言語道断なほど重要なものがあって、今井君は前者でも後者でも他講師に遅れをとることは決してないのだ。

(雪がないせいか、サッポロビール園「トロンメルホール」も閑散。こりゃ寂し過ぎやしませんか)

 

 そのためにも、仕事の前日に札幌に到着したら、何が何でもまずジンギスカン屋に走るのだ。それも、高級ジンギスカン屋ではない。目指すは「サッポロビール園」、大学生グループどころか、下手をすれば修学旅行の高校生集団でも訪れそうな安価なお店である。

 

 そういう店で、高級オジサマ♡サトイモ閣下が何を召し上がるのかといえば、今日の写真でご覧の通り、一番安い丸いヒツジのお肉。食べ放題&飲み放題で4500円、前日はお仕事ナシだから、お酒もたっぷり胃袋に流し込む。

 

 貪ったヒツジは、最初の1人前の後の追加注文で、まず2人前、続いて2人前、またまた2人前、最後にまた2人前。合計9人前をワシワシ、これに生ビールを5杯と日本酒も3合。これに旨い塩ムスビも2個。まあそんな具合である。

(とうとう「飲む缶カレー」が登場。自動販売機で150円だ)

 

 こんなにヒツジの肉を詰め込んだら、思わず口から「メェー」とヒツジの声が飛びだしそうだが、まあそんなこともあるメェ。そんな心配より、もう1杯、今度は黒ビールも悪くあるメェ。もう2人前ぐらい肉を貪っても叱られメェ。いやはや、メェ&メェ&メェ、どんどんヒツジに変わっていく。

 

 残念なことに、11月下旬の札幌に今年は雪がちっともなかった。雪のないサッポロビール園にはまだクリスマス・デコレーションもなかったが、それも仕方あるメェ。さすがに酔っ払って、ビール園の売店で何だかチョコレート系のお菓子まで買っちゃった。

(サッポロビール園のチョコレート菓子。中にはホロ苦い「ビールのゼリー」が詰まっていた)

 

 帰り道、愛想のいいタクシーの運転手さんに「ジンギスカンくさくてすみません」と一言。さらにホテル下のコンビニ「セイコマート」で、もう少しだけお酒を購入することも忘れない。

 

 これだけ腹に詰め込めば、札幌スタッフの皆様の「1000人超え」の努力にもカンペキに応えられる。「そのことには疑いあるメェ」「全力を尽くすベェ」「そのために、腹のヒツジを残らず消化すべく、今夜は早めに就寝すベェ」。気づかぬうちに「メェ」は「ベェ」に変化、これこそ今井が少しは酔っ払った証拠なのである。

 

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