Wed 211110 京都に滞在中/新幹線はグリーン車も大混雑/那覇でお仕事 4122回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 211110 京都に滞在中/新幹線はグリーン車も大混雑/那覇でお仕事 4122回

 一昨日から、京都に滞在している。京都には12日まで滞在して、来る日も来る日も夕暮れからお仕事である。しかし「来る日も来る日も」とは言っても、別に仕事が苦しくなるほど大変というわけではなくて、午前から午後にかけてはゆっくり秋の京都の観光も満喫できる。

 

 京都洛中の紅葉はまだ始まったばかりで、11月というのにカエデはまだ「青もみじ」状態。大好きなサクラの紅葉が進んでいるから、鴨川沿いにシラサギどん&アオサギどんに挨拶しながら、赤と黄色と緑の混じり合ったサクラの葉っぱを眺めて歩く。

 

 あんまりマッカッカなカエデより、中途半端なサクラのほうが好きだ。虫食いの褐色の穴もあり、半年の風雨にさらされた傷跡も残っている。春の花の鮮やかな思ひ出を仄かに感じさせながら、まだしぶとく枝にぶら下がって、急に深まった秋の風に耐えている。

 

 こりゃまさに「もののあはれ」の世界であって、我が身世にふるながめせし間にすっかり老いた小野小町も、死してなお百夜通いの恨みを忘れられない深草少将も、秋風に揺れるサクラの紅葉の風情にはカブトを脱ぐかもしれない。

(11月8日、京都駅前「響都ホール」、300名近い大盛況。詳しくは明日か明後日の記事で)

 

 京都は今や諸君、修学旅行の中高生が戻ってきつつある。京都駅に到着してさっそく出会ったのが、おそらく300人はいたであろう中学生の大行進。これでもしも外国人観光客が帰って来れば、京都はすぐにまた3年前の大混雑に戻ってしまう。鄙びた寺院の静寂を満喫するなら、今が最後の機会になりそうだ。

 

 新幹線も、コロナ前の混雑が戻っている。というか、今こそリベンジ旅の真っ最中であるらしく、3年前にはガラガラだった昼の時間帯のグリーン車でも、今はほとんど満員だ。豪勢にグリーン車に乗ったのに、隣の席にお客さんが来てはガッカリだが、今はその覚悟も必要だ。

(東京駅の駅ナカで、名古屋名物「矢場とん」のお弁当を購入)

 

 そうは言っても、今井君だってグリーン車の中で十分にハシャいでいる。東京駅の駅ナカで、名古屋名物「矢場とん」のお弁当バージョンを発見。躊躇なく「矢場とん弁当」の一番高いヤツを購入し、グリーン車に席を占めるなり、味噌だれソースをじゃぶじゃぶカツにぶっかけてワッシワシ、新横浜に着くか着かないかのタイミングで、もうすっかり平らげちゃった。

 

 つい2ヶ月前までなら「許しがたい蛮行」とされたかもしれないこんな車内弁当ワッシワシも、もうみんな平気でやっている。車内販売でアルコール飲料もビシバシ売っている。車内のあちこちから「ビールください」「ワインはありますか?」と声がかかり、係員もニコニコ顔で販売している。

(「矢場とん弁当」には、大っきな味噌だれパックがついてくる)

 

 ま、昨日は東京の新規感染者が久しぶりに「30」を記録。新幹線やヒコーキや京都駅前がこんな状況では、第6波を心配する声が出るのも無理はない。

 

 名古屋からグリーン車に乗り込んできた家族連れ4人は、全員ノーマスク。「席を回転させて4人掛け」をやろうとしたところで、買った切符が普通車指定席をだったことに気づいて移動していったが、ノーマスク&「席を回転」の世界がもう復活しちゃっていることにワタクシは驚愕。緩みほど足の速いものはないようだ。

(巨大カツに味噌だれとたっぷりの白ゴマをかければ、完全無敵の弁当になる)

 

 さて、京都に入る2日前、ワタクシは沖縄県那覇で仕事に励んでいた。11月6日の那覇公開授業は、珍しい「学校開催」。高校野球でも有名な沖縄尚学高の中学部、中3生の有志約100名が大教室に集合して、午後1時半から3時までワタクシの授業に付き合ってくれた。

 

 何しろ高校野球で沖縄初の春センバツ優勝を果たした学校だ。招かれた学院長室には、高校野球関連の優勝旗や盾、カップやトロフィーがズラリと並んでまさに壮観だ。

 

 この20年、学習面でもグイグイ頭角を現して、今や沖縄県トップ校の座を伺う勢い。学院長も90歳を超えて今もなお矍鑠、矍鑠と書いてカクシャクを発音するが、沖縄県では超有名な英語の第一人者でいらっしゃる。

 

 参加した約100名は、60名と40名に分けられ、60名は今井君が大活躍する大教室でナマ受講。残る40名は大教室の下のフロアで、同時中継のオンライン受講ということになった。

(沖縄尚学・大教室でのナマ授業。この階下の教室でもオンライン配信でほぼ同数の生徒が受講していた)

 

 オンライン組が少なからず可哀そうだが、これもコロナ感染防止対策。大教室とは言え、ここに100名をギュッと詰め込めば、間違いなく3密状態だ。夏の沖縄は第5波があまりに厳しい状況だったから、今もコロナへの警戒心が東京とは比較にならないほど強い。

 

 というわけで、沖縄尚学でのナマ授業教室は、1卓2人のテーブルと1卓1人のテーブルを交互に並べ、前から眺めても後ろから眺めても、写真の通り少なからず「寂しいな」という風景になった。もちろん贅沢は言っていられないので、「大教室であっても、最大50人ぐらいまでに抑えてください」と学校側から要請を受ければ、当然われわれもキチンとそれに従うのである。

(11月6日の那覇は、未明から激しい雷雨に襲われた。沖縄尚学高の控え室より雨の那覇市内を望む)

 

 この日は朝から那覇付近は激しい雷雨に襲われ、ホテルの部屋の中でも、重苦しい落雷の音が昼まで響き続けていた。部屋のテレビのCS放送が何度も「悪天候のため」中断。11月6日の沖縄の雷雨はマコトに激しかったのだ。

 

 沖縄尚学高のあたりも、到着した時点では豪雨&落雷の真っただ中。「これで受講生が集まってくれるのか」とずいぶん心配したが、予定通りの数の諸君が、ナマ授業教室にもオンライン教室にもギュッと集まってくれた。スタッフの皆様に大いに感謝する。

(第80回センバツ高校野球。優勝旗レプリカ。沖縄尚学高の応接室にて)

 

 終了後、前日と同じホテル前のお蕎麦屋で単独祝勝会。さすがに前日の巨大かき揚げには辟易していたから、かき揚げだけはビシッと避けて通り、徹底的にサツマ揚げと揚げ出し豆腐をいただいた。

 

 泡盛も、もちろん痛飲。「お目目の手術をした後で、お酒なんか飲んでいいんですか?」であるが、お医者さまにも「別に構いませんよ」とたいへん優しいアドバイスを受けている。

 

 ただし、昨日の泡盛は少々きつすぎたので、お店のオネーサマに尋ねてみると、何と何と「45度でございます」との返答。いやはやさすがの今井君でも、45度の泡盛をロックで痛飲したんじゃいろいろ肉体に無理があるから、別のブランドの35度のに代えていただいた。

(同じく応接室にて。盾とトロフィーと賞状が所狭しと並べられていた)

 

 こうして、6日の沖縄のお仕事は無事に完了。そのままハイアットリージェンシーホテルに連泊して、7日昼頃のヒコーキで東京に帰還することにした。

 

 空港のスイートラウンジも、やっぱり満員。家族連れ、ゴルフ帰りのオトーサマたち、これもまたゴルフ帰りなのか年齢的に明らかに不釣り合いな男女  60歳近そうな男子と20歳代前半と思われる超ミニ女子、さまざま濃厚&濃密な人間模様を眺めつつ、ヒコーキに乗り込む前の2時間をマコトに楽しく過ごしたワタクシであった。

 

1E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 3/9

2E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 4/9

3E(Cd) Bobby CaldwellCOME RAIN OR COME SHINE

4E(Cd) Bobby CaldwellBLUE CONDITION

5E(Cd) LET’S GROOVE 

6E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 5/9

7E(Cd) Barenboim, Zukerman & Du PréBEETHOVENPIANO TRIOS, VIOLIN AND CELLO SONATAS 6/9

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