Thu 210812 再び放置10日/伊予三島への長い旅/ほぼ1ヶ月前の京都のこと 4092回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 210812 再び放置10日/伊予三島への長い旅/ほぼ1ヶ月前の京都のこと 4092回

 一昨日の午後、台風9号直撃の愛媛・松山から無事に帰京した。8月9日の「伊予三島」で、2021年の夏スケジュールはようやく完了した。

 

 いやはや、さすがのワタクシも疲れ果てた。前日に台風直撃の予報を見て、欠航の予想されるヒコーキを解約、新幹線で岡山から愛媛入りするルートに変更した。しかし今度は逆にJR西日本がダウン。「強風のため瀬戸大橋をわたれません」ということで、四国行きの電車がいきなり全て運休になった。

 

 JR西日本という会社には、しょっちゅうウンザリさせられる。利用者には全く何の連絡もない。東京駅で新幹線に乗り込む直前、ちょっと心配になって運行状況を調べてみたからいいものの、さもなければ岡山駅に到着したところでやっと運休を知り、立ち往生するところだった。

  (7月17日、滋賀県草津での公開授業。出席者150名)

 

 9日の昼過ぎ、東京駅前の丸ビルで途方に暮れながら、再びヒコーキの予約をとった。しかし、伊予三島での公開授業開始は19時の予定。ヒコーキの松山到着は17時。松山から伊予三島まではJRの特急で1時間半かかるから、常識的に言ってもう絶対に間に合わない。

 

 だって諸君、松山空港から松山駅までタクシーで30分。ピッタシの特急があったとしても、伊予三島への到着は19時を軽く超えてしまう。空港から「マホーのジュータン」を使うのが最終手段だが、ジュータン代は3万円。しかも松山空港に並んでいるタクシーが、果たしてはるばる伊予三島まで行ってくれるかどうか、その辺も微妙なところだ。

 

 とりあえず、四国のスタッフに連絡して窮状を打ち明けた。いま可能な選択肢は、

① 羽田から松山へビューン → 松山空港から強引にタクシーで伊予三島まで東進(タクシー代♡おそらく3万円)

② 東京駅から新幹線で新神戸へ、新神戸から強引にタクシーで淡路島を縦断、徳島県鳴門から伊予三島まで西進(タクシー代♡おそらく10万円)

の2択。いやはやマコトに強引な2択である。

 

 しかし諸君、伊予三島では100名の受講生がサトイモの到着を待ちわびている。東京や横浜のド真ん中で100名というのではない、「伊予三島で100名」は、このコロナの真っただ中、たいへんな努力のタマモノである。意地でも強引にでも、たどり着かないわけにはいかないのだ。

  (7月17日昼、京都「神泉苑平八」を訪問する 1)

 

 というわけでワタクシは、東京駅からタクシーに乗り込み、強風が吹き荒れる羽田空港へ。台風ははるかかなたでトグロを巻いているのだが、羽田上空にも怪しい黒雲が押し寄せ、雰囲気はマコトに不穏。航空機の到着遅れは、当然のことながら出発遅れに直結し、熊本行きも鹿児島行きも高松行きも、軒並み20分あるいは30分、大幅に出発が遅れていた。

 

 我が松山行きも、出発は15分遅れ。出発したと思ったら、滑走路直前でまたアナウンスが入り「離陸までに少なくともあと10分かかります」「ご理解とご協力をお願いします」ということになった。四国で待っている100名のことが心配で&心配でならない。

 

 大揺れに揺れたヒコーキが松山に着陸したのは、予定より15分遅れの1715分。空港で待っていてくれたのは公開授業先の加盟校代表。校舎責任者もいらっしゃった。クルマで高速道路を一気に東進、伊予三島まで1時間半の道のりを踏破しようという計画なのであった。

 

 校舎責任者の女子スタッフは、ワタクシの元生徒。今から15年ほど前、新居浜での公開授業に参加していたのだとおっしゃる。その時の新居浜・中萩校での公開授業、確かにワタクシの記憶にも残っている。2008年だったか、2009年だったか、確かこのブログを始めた直後、新居浜の駅の写真も掲載したはずだ。

  (7月17日昼、京都「神泉苑平八」を訪問する 2)

 

 クルマの中で、高校野球の話になった。伊予三島に「川之江高校」という名門があって、かつて右のサイドハンド・鎌倉投手を擁して夏の甲子園でベスト4まで勝ち進んだ。

 

 それよりも遥か昔のこと、新居浜商が決勝まで勝ち進んだ時には、セカンドに大麻(おおあさ)という名選手がいて、相手のライト前ヒットをみんなセカンドゴロにするファインプレーを連発した。「新居浜商」「セカンド大麻」でブログ内検索してくれれば、15年前の新居浜公開授業の様子を読んでもらえると思う。

 

 それにしても今年の甲子園は、昔懐かしい公立校がズラリと出場している。倉敷商・高岡商・長崎商・宮崎商・県岐阜商・高松商、これに静岡高やら帯広農やら米子東やらが加わって、組み合わせ表を眺めると、懐かしい昭和のカホリがプンプン&モワッと漂ってくる。オリンピックロスの今井君にとって、嬉しい限りの夏が続く。

  (7月17日昼、京都「神泉苑平八」を訪問する 3)

 

 まあそういう話をしながら、四国の瀬戸内海岸を西から東へ半分ほど一気に横断、1835分には四国中央市の「伊予三島」に到着した。日本中のセミをみんな四国に集めたんじゃないかと思うほどの強烈なセミ時雨の中、会場のホテルのロビーに、四国の高校生がズラリと並んで今井君を出迎えてくれた。

 

 その30分後から始まった公開授業が、2021年夏シリーズの締めくくりになった。6月中旬の和歌山からスタートして、九州に広島に関西一円を渡り歩き、ずいぶんたくさん京都に滞在していたように感じるが、その記録を長いあいだ怠けてしまった。 

 

 7月下旬にブログを放置して10日。8月に入って再びブログ放置11日。「このままフェードアウトしちゃおうかな」と何度も考えたが、どうやらそれは余りにもオリンピックに夢中だったせいである。

 

 バスケにソフトに水泳にゴルフ、ボクシングにレスリングにスケボー、日本女子の素晴らしい活躍に心底から感激しているうちに、知らぬ間に8月中旬になっていた。

 

 ヤメロ&ヤメロのマスコミ大合唱の中、最後まで見事に運営しきった人々の努力に、熱い涙が止まらない。こんなに夢中で観戦に励んだオリンピックは、さすがの今井君の記憶にもないのである。

  (7月17日昼、京都「神泉苑平八」を訪問する 4)

 

 そろそろワタクシも、長い怠惰のトンネルを抜けて、ブログ更新に励もうと考える。7月17日、滋賀の草津で公開授業があったワタクシは、昼前に京都入りして神泉苑を散策した。

 

 神泉苑の脇に「神泉苑平八」というお店があって、「1本うどんのうどんすき」が有名。うどん1玉分を1本のうどんにギュッとまとめ、これを鍋ものにしていただくのである。

 

 35℃を軽く超える油照りの京都で、鍋のうどんをいただく。当然のように大汗をかいて、それでかえって涼しさを感じる。そういうストーリーなのであるが、残念ながら話はそんなにうまくは運ばない。餅のような1本うどんをようやく食べ終わっても、ちっとも涼しくなんかなってくれない。

 

 ワタクシは、修学院の「平八茶屋」が大好き。この1年で5回も平八茶屋の客になった。平八茶屋を5回も訪ねた人間は、京都人にもそんなに多くはないと思うが、今井君はこれからの人生で少なくとも10回は平八茶屋に通うと思う。

 

 その「平八茶屋」と「神泉苑平八」、何か関係でもあるのかと思って仲居さんに尋ねてみると、「何にも関係ございません」という冷たいお返事。さぞかし「姉妹店ですか?」という質問にウンザリなさっているんだろうと推察し、質問はサッサと引っ込めて、ほうほうのていで滞在先のブライトンホテルの退散したサトイモなのだった。

 

1E(Cd) Maria del Mar BonetCAVALL DE FOC

2E(Cd) CHAD Music from Tibesti 

3E(Cd) RichterBACHWELL-TEMPERED CLAVIER 2/4

4E(Cd) RichterBACHWELL-TEMPERED CLAVIER 3/4

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