Mon 210705 岐阜で大活躍/名古屋から動けない/台湾ラーメン「味仙」を訪問 4083回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 210705 岐阜で大活躍/名古屋から動けない/台湾ラーメン「味仙」を訪問 4083回

 週末豪雨の真っただ中を何とか名古屋にたどり着いた後は、「矢場とん」の特大ヒレカツ定食と名古屋の新名物「ぴよりん」で我がいとしのポンポンをパンパンに膨らませ、ワタクシは名古屋から岐阜に向かった。

 

 名古屋から岐阜まではJRの新快速で30分ほどの道のりだが、7月2日の豪雨の夕暮れ、選択したのは金沢行き特急「しらさぎ」。夕暮れの通勤列車の大混雑の中で、万が一コロナに感染でもすれば、7月の公開授業20数回が全てオジャンになる。ここは特急料金を払ってでも、ガラガラの特急を選ぶ方が賢明だ。

 

 いつもの岐阜には、名古屋から名鉄の特急を使うのである。JRより名鉄の方が特急料金は圧倒的に安い。しかし諸君、この日の東海地方は梅雨末期の豪雨に襲われ、名鉄の岐阜駅から会場まで徒歩で向かう間に、せっかくのサトイモが雨でビショビショになってしまう。

 

 会場は、JR岐阜駅のお隣。昔は日本郵政の運営で「ぱるるプラザ」と名乗っていたが、今は岐阜の地方銀行「十六銀行」の運営に変わり、その名も「じゅうろくプラザ」に変わってしまった。つい4ヶ月前に同じ会場で公開授業を実施したばかりだ。

(岐阜、120名の大盛況。キャパ1/2のルールは厳守している)

 

 だから生徒諸君も4ヶ月前と大きくかぶっている。前回も参加した生徒が7割近くいて、ということは前回と同じトークを披露するわけにはいかない。「4ヶ月前に聞きました」という同じ話を自慢げに展開されたんじゃ、どんなに面白いトークでも、さすがにあくびが出るだろう。

 

 地元のトップ校:県立岐阜高を中心に、参加者は約120名。「旧帝大」クラスの難関国立大の長文問題を教材に90分、ただしトップ校とは言っても高2と高1が対象だから、ごくごく丁寧に解説を進めなければならない。中3生とその保護者も混じっているとなれば、ますます丁寧さが要求される。

 

 キャパ1/2ルールはもちろん厳守。デルタ株軍団の蔓延以来、ルール厳守を求める会場側の声はググッと強烈になった。「ルールを厳守していただけないなら、会場をお貸しできません」。確かにその通りであって、写真ではずいぶん密に見えるが、キャパ240人の会場だから120名、身を引き締めてルールを厳守した。

 

 参加したほぼ全員が今井の「E組」「D組」「C組」を受講中、ないし受講済みだというのだから、下手にツカミとかノリとか爆笑ネタとかを意識しなくても、会場は最初からポカポカ熱く盛り上がっている。遠慮しないでどんどん「B組」「A組」の受講に進んで最難関校を目指して欲しいし、それが可能なメンバーがズラリと揃っていた。

(岐阜でドーナツをいただく。オイシューございました)

 

 2030分、まさに「90分」、延長一切ナシでウルトラ正確に授業を終了。4ヶ月前にもプレゼントをくれた「元生徒」のスタッフが、「岐阜で一番美味しいドーナツです」と、小さな紙袋をくださった。岐阜を全国にアピールする「ぎふ長良川メイツ」の一員としても活躍中であるらしい。

 

 そのドーナツをぶら下げて、今井は名古屋に帰る。2030分に終了して、2043分に岐阜を発車する特急「ワイドビューひだ」に乗ろうというのだから、時間厳守ぶりに念が入っているが、何しろ「懇親会」「祝勝会」要するに飲み会の類いが自粛になって久しいのだから、仕事が終わったら意地でもすぐに帰還するのがベストの選択だ。

 

 ところが、その特急が運休になった。豪雨の影響だという。この半日後に神奈川での川の氾濫や、静岡県熱海での土石流が発生するのであるが、神奈川から愛知・岐阜にかけての豪雨被害は、この日の昼頃に新幹線の窓から目撃した雲の不気味な黒さや川の激しい濁りに、すでにその兆候が表れていた。

  (JR西日本は、キティちゃん攻勢をかけている)

 

 翌日、名古屋で夕方近くまでたっぷり時間が空いてしまった。なぜ時間が空いたのかについては、次回の記事で詳しく書くことにする。何しろ東海から関東にかけて梅雨末期の豪雨が続き、普段なら絶対の信頼をおいて利用する我が友:新幹線君が全く動かなくなってしまったのだ。

 

 名古屋で動きがとれなくなれば、もちろん今井君の胃袋も動きがとれなくなって、宇宙空間なみの容積を誇る胃袋の暗闇が「何か詰め込んでくんろ」「何でもいいから詰め込んでくんろ」と、果てしないワガママを言い出すのである。

 

 しかし残念なことに、ワタクシは名古屋という街にあまり土地勘がない。これが京都なら「菊水」「平八茶屋」「大市」「右源太」その他、ナンボでも有名店に連絡してワクワク繰り出すし、広島なら「かなわ」の生牡蠣48個、福岡なら「河太郎」で活イカ刺身を2ハイでも3バイでも、店の人が腰を抜かすほど胃袋に詰め込んで夏を満喫する。

 

 しかし諸君、足止めをくらった名古屋の街に、そういうお馴染み店は全くない。「昼飯でもどうだ?」と頼りにすべき知人も思いつかない。唯一頼り甲斐のあるのは「矢場とん」だが、矢場とんの「特大ヒレカツ定食」はすでに昨日貪り尽くして、それどころかまだ小腸3丁目と大腸1丁目あたりに、昨日のヒレカツの名残が残っている。

(名古屋「花の茶屋」のきつねきしめん。オイシューございました)

 

 するともう、思いつくのは「味仙」の激辛♡台湾ラーメンぐらいである。「孤独のグルメ」のシーズンいくつだったか、松重どんも「味仙」を訪問している。番組で彼は激辛♡台湾ラーメンをすすり、ついでに「酢鶏」という恐ろしいものを召し上がっていた。

 

「酢鶏」、酢が天敵の今井君は聞いただけで鳥肌が立つ。何もわざわざニワトリどんを酢に漬けるような拷問にかける必要はないと思うのだが、ま、孤独のサトイモとしては、注意深く酢の周辺を避けて通ればよさそうだ。

 

「コロナなんかもうどうでもいい」「みんなで通ればコワくない」と言わんばかりの名古屋の人々が、土曜の午後の名古屋駅に集結。見渡すかぎりそこいら中が密であって、密どころかウルトラ密、どこもかしこもウルトラ3密という有様であるが、行き着いた「味仙」もまた同様であった。

(名古屋の超有名店「味仙」の台湾ラーメン。ついでに「青菜炒め」も注文してみた)

 

 4人がけのテーブルに、30歳代サラリーマンが3人。テーブルにはビールの大瓶。たった1本のビールで3人ともお顔が真っ赤、大声での対話に夢中の様子。対話の中身は上司の悪口・同僚の愚痴・若手への嘲笑。せっかくのビールも激辛ラーメンも、彼ら3人の心の慰めにはならなかったようである。

 

 そういう人々と至近距離ですすったラーメンが旨いはずがない。今井君は、せっかく注文した紹興酒を珍しく飲み残し、運ばれてきた台湾ラーメンを大急ぎですすって店を出た。赤い唐辛子の粒が大量に入ったスープはもちろん全て飲み干したが、その結果が翌日のホテルでの「大噴火」につながった顛末についても、やっぱり次回の記事で詳説したい。

 

1E(Cd) CasalsBACH/6 SUITEN FÜR VIOLONCELLO 2/2

2E(Cd) PrestonBACHORGELWERKE 1/6

3E(Cd) Surface2nd WAVE

4E(Cd) Enrico Pieranunzi TrioTHE CHANT OF TIME

7D(DMv) CASABLANCA

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